映画感想≫≫THE GOONies グーニーズ

グーニーズ

あらすじ

開発せまる港町を舞台に、海賊の財宝を捜して落ちこぼれ少年団『グーニーズ』。彼らが夢にも見たことない、とびっきりの大冒険がいよいよ始まる！地下に広がる大洞窟でのアクションがみどころ。スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮。

ネタバレ感想

父親から毎晩聞かされていた海賊ウィリーの伝説が大好きで、海賊や冒険を夢見る喘息持ちの主人公マイキー。

スペイン語が堪能で大人もかるーく食ってしまうお調子者。いつも口が災いの元となっていることからmouth(口)がそのままあだ名になったマウス。

食いしん坊でおっちょこちょい、更には虚言癖も持ち合わせ、「肉の塊」を意味するあだ名を持つチャンク。

様々な発明品を持つ、中国系の少年で、大人顔負けの知識を持つことからデータと呼ばれる少年。

個性溢れる4人の少年達で構成されるグーニーズが海賊の財宝を捜し冒険する物語。

個人的には、マウスが好きですかね。マイキーの母親が雇ったスペイン系の家政婦ロザリータに通訳するシーン笑えます。マイキーママが言った事と全然違う事を教え、クレイジーな雇い主だとビビらせます。棚の一段目はマリファナ、二段目はコカイン、一番下はヘロインだからドラッグを整理しろ、とか屋根裏には主人のsexual torture devicesつまりSMグッズですかね、があるから上がってはいけない、とかもし雑な仕事をしたらゴキブリと一緒に物置にぶち込んで二週間水も食事も与えないと脅したりと、口達者な少年がでたらめな通訳をする様が秀逸です。

あとは、グーニーズのメンバーでは無いですがマイキーの兄であるブランドも良いですね。洋画にありがちな微妙に歳の離れた兄弟の乱暴者で弟を虐げるせこいDQN感がなく、弟思いで筋トレバカというコミカルな立ち位置。

開発が進む港町で、自宅を立退く事になったマイキー一家だが、屋根裏にあるガラクタを博物館に寄贈してしまう前に漁りに行くグーニーズとブランド。

そこでスペイン語で書かれた地図を見つける。片目のウィリーが隠した宝のありかを示した地図だと考えたグーニーズは地図を頼りに岬にある営業していないレストランへと辿り着く。

郡刑務所から脱獄したばかりのジェイクと、その弟フランシス、そしてフラッテリーママらギャング一家のアジトになっていたレストランへ、彼らが去った隙に忍び込む。マイキーを心配して駆け付けた兄ブランドと、偶然ブランドと出くわし後をつけてきたアンディ、ステファニーと共に地下通路を見つけ、先に進む一行。

フラッテリー一家の存在を警察に通報するよう命じられたチャンクだったが、運悪く彼らに捕まってしまい、片目のウィリーが遺した財宝の伝説を話してしまう。ついでに余計な事まで何でもかんでも話してしまうおっちょこちょいチャンク。

素直な少年チャンクは、監禁場所に繋がれていたフラッテリー家の三男スロースと心を通わせ、マイキー達を追った一味の更に後を追う。

ウィリーのトラップをかいくぐりながらフラッテリー一味の追跡にどんどん洞窟の奥に進むマイキー達。ついにウィリーが遺した財宝が山のように詰まれた海賊船を発見するのだった。

ホームアローンの超劣化版の様なデータの発明品がヒットするシーンは思わずつっこんでしまいますが、洞窟内のウォータースライダーや巨大な海賊船なんかは大人が見てもワクワクさせられます。

自宅を立ち退きから守るため、そこにあった財宝をポケットに詰め込むグーニーズ達。しかし、後を追ってきたフラッテリー一味に追いつかれ、宝を横取りされてしまう。

浜辺に脱出したグーニーズ一行は、沿岸警備隊とそれぞれの家族に出迎えられる。借金の期限日で、立ち退き書類にサインを迫られるも、すんでのところでマイキーのビー玉袋に詰め替えておいた宝石を発見し、大団円で終わる。

 同じように少年達の仲良しグループが冒険する映画といえば、It それが見えたら、終わり。 や スタンドバイミー がありますが、こちらはそれら二作に比べてももっとど定番のワクワクするような冒険で、小難しくないセオリー通りのストーリーが安心して見ていられます。

評価(平均点高めの設定です。)

   4.0 /5 点！

 おバカ満載のドタバタアドベンチャー。懐かしくて楽しい気持ちにさせてくれる色褪せないストーリー。幼少期に見て、大人になってもまた振り返りたい。そんな作品でした。

概要

監督：リチャード・ドナー

時間：1時間54分

提供：Warner Bros. Entertainment Inc. 

公開年：1985年 

グーニーズ 特別版 [DVD]