第15話 余地なき選択(Something They Need )
あらすじ
ネタバレ感想
ニーガンのカリスマ性がすごくヤバイです。あまりにも魅力が強い悪役って余計に見入ってしまいますよね。いつかリック一派に殺されてしまうのかと思うと少し残念ですらあります。
初登場でルシールを使った残虐な処刑を見せつけ、強烈なインパクトと恐怖や嫌悪感を与え、初頭効果も抜群。かと思えばパスタ作ってみたり女子供に優しい一面を見せたりといった面も伺え、こちらは親近化効果で意外とリーダーとして有能なのか…?と思わせられる。
初頭効果とは文字通り、初対面で相手のイメージが固まるとか第一印象が大事ですよって話で、親近化効果とは、物事に良い面と悪い面がある場合、良い方を後出しする事で相手の記憶に残り良い印象を与えられるよって話です。
サシャに対してナイフを差し出しどう行動すべきか選択肢を与えているようにも見えますが、実際には選択肢なんてあるようでない。ここら辺もマインドコントロールの巧さが統率者らしいなぁと感心させられます。
ハナから迷う余地のない選択肢でも、さも選んだ道だと思わせる。ほぼ同義であろうが、人間ってあからさまに脅して強要されるのと自分で選択したと思うのとでは感じ方にだいぶ差が出ますよね。今までにもこうして圧倒的な暴力と心理テクニックを駆使してきたのでしょうか。
恐怖のみで支配する事も容易いはずなのに、100%恐怖で支配するわけでもない。尊敬され屈服させる手腕に優れています。
飴と鞭が上手く、ユージーンがコロッと寝返るのも責められない気がします。あと、スタイルも抜群ですしね。脚が長い。
一方グレゴリーはというと“妊婦に守られる気はない”とか言っておいていざとなったら“マギー!助けてくれぇ”とめちゃくちゃ情け無いです。
それにしてもリック達酷過ぎませんか?オーシャンサイド襲撃の様子が、傷付けるつもりは無かったとしてももうちょっと穏便に話し合いできただろう、と。タラもよくこんな恩を仇で返すような作戦に賛同したなとびっくりしました。
やられた側からすれば救世主と変わりないと思いますけど。過激な勢力が2つあるようなもんじゃないですか。
やりたい放題やっといてタラを人質に取られたら“話せば分かる”ってそりゃないだろ。
爆撃のせいで集まったウォーカーを協力して倒して何故か握手を交わす場面とか意味が分かりません。ウォーカーの混乱に乗じて誰かがリックを襲う方がよっぽど共感できます。
ナターニャに少し同情しました。
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