第3話 「欲望の代償」
あらすじ
ネタバレ感想
メイドのグエンは恋人が居た訳ではなく、内緒でタイプと速記の通信教育を受けていたらしいです。こんな向上心すら両親や周りには気軽に話せないご時世。
見つけたのがアンナで良かったと思っていましたが、目敏いオブライエンに見つかってしまい勝手に持ち出された挙句、矢面に立たされてしまいます。プライベートゼロ以前に、何でタイプライターを持っているだけでここまで責められなければいけないのか。秘書になりたいと発言しただけでクビになるかどうかみたいな話にまで発展していてついていけません。こんな健気な娘さんの心を折っていくとは世知辛い。
嫌味を言う時の言葉のチョイスがいちいちおもしろいパットモアさんで和みましょう。
メアリーの文通相手で子爵のネイピアが狩りをしにダウントンに来ると知ったコーラはこのチャンス逃すまいと彼を邸宅に泊まるよう手配します。
しかしメアリーは、ネイピアが連れてきたオスマン帝国の外交員ケマル・パムークの甘いマスクに一目惚れしたよう。
関係ないですが狩りってあんなに犬連れて行くんですね。
メアリーはネイピアそっちのけでパムークしか見えていない状態。マシューもなんだかんだメアリー狙いで次女イーディスのアピールも爽やかにスルーです。影は薄いものの三姉妹の中で一番優しそうな三女シビルにしておけばいいのに。
トーマスは生粋のゲイでしたね!距離がやたら近いと思った矢先、地位の高い客人に早々と手を出します。当時のイギリスだと同性愛は刑罰の対象ですよね。そんな簡単に冒険していいのかトーマス。やたらと美形で絵になるのが悔しいところです。
女好きであろうパムークは激怒しトーマスクビ確定かと思いきや、なかなか悪い男で、弱みを握って夜這いの案内をさせ、メアリーも応える結果に。
そしてここからですよ!なんとパムークが死にました!メアリーの部屋で!腹上死かましてくれました。なんという強キャラでしょうか…。面白すぎてメアリーとコーラのシリアスなやり取りが全然入ってきません。とんだハンサムです。
遺体を滞在部屋に運び証拠隠滅を謀るメアリー、コーラ、アンナを目撃するデイジー。
翌日、世話に来たトーマスが第一発見者となってそこでふと気付いたのですが、これ弱みを握られたトーマスが毒盛ったとかありえるパターンですかね。トーマスならやりかねん。
“英国人なら他人の家で死んだりしない 我が身くらい意のままにしないと”とのたまう老害の最期はどうなるのか注目です。
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