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海外ドラマ≫≫ダウントン・アビー シーズン1 1話ネタバレ感想

ダウントン・アビー シーズン1 バリューパック [DVD]

第1話 「嵐の予感」

あらすじ

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1912年、イギリス。郊外にたたずむ大邸宅“ダウントン・アビー”に住む貴族クローリー一家のもとに、豪華客船タイタニック号沈没の悲報が飛び込む。将来家督を相続するはずだった長女メアリーの婚約者が、船もろとも帰らぬ人となったのだ。そして新たな相続人として意外な人物が迎えられることになるが―。一方、使用人たちの間では、新たに赴任してきた伯爵付従者ベイツへの陰険な嫌がらせが始まっていた…。

ネタバレ感想

ジャケットのサムネがタイタニックのトーマス・アンドリュースっぽかったので同じような時代背景かと思いエピソード1を見てみたらまんまタイタニック号沈没のニュースから始まったので思わずニヤリ。これは見るしかない。

イングランド郊外のヨークシャー州に佇む上流貴族の大邸宅《ダウントン・アビー》を舞台にしたドロドロ時代劇といった感じなのでしょうか。

邸宅というかもはや城なんですが、煌びやかな内装や広過ぎる敷地とか見ているだけで楽しく豪華です。制作費凄そうです。

この場所はヨークシャー州ではなく、ハンプシャー州に実在する古城《ハイクレア城》を使用しているらしいです。衣装なんかも当時の物を着ていたりとかなり時代設定に忠実に再現されており、これだけで見る価値があります。

ストーリーの方は、登場人物を覚えがてら相関図を参照してザックリ説明すると、ダウントン・アビーに住む貴族クローリー家の伯爵、旦那様と呼ばれるロバートとその家族・使用人達がメインキャストです。

ロバートはなんとなく良い人っぽいおじさんですね。その妻コーラ夫人は初見に名前で笑う以外は金に汚いババァって感じですかね。ロバートの母であり、コーラの姑のバイオレットはご存知マクゴナガル先生です。コーラとバイオレットは嫁姑関係ということもありかなりギスギスしていますが、長女メアリーの婚約者であり、グランサムの跡継ぎとして家やら財産やらを相続する予定だったロバートの従兄ジェームズとその息子パトリックが親子共々タイタニック沈没によって亡くなってしまった事で、遺産確保大作戦のため結託します。

話の中でやたらと出てくる「限嗣相続制」というのは平たく言えば財産の分散を避けるために制定された制度で、女性は相続権がないという感じ。

ロバートとコーラの間には他にも二人子供が居るものの、三姉妹で娘しかいないクローリー家には相続権がなく、遠縁の人物が邸宅を継ぐことになるようです。結婚持参金返してよなコーラ夫人や、見ず知らずのやからにこの家渡してたまるかなバイオレットは利害一致でオトモダチになる他ない訳ですね。女のコワさが凄いことなってます。

 

邸宅にはかなりの人数の使用人が住み込みで働いているようで、台所手伝いのデイジーは見ていて不安になりますがコミカルで可愛いし彼女の今後に期待です。

台所長のパットモアさんもなんとなくいいキャラですね。

使用人のドン的立ち位置の執事カーソンが居て、旦那様(ロバート)の従者には前任が辞めて第一下僕のトーマスが取りあえず、みたいな形で仕えていたようですが、新たに従者としてベイツさんという足の不自由なおじさんが赴任してきます。

障害持った奴が従者なんて務まらないんじゃないの~?と不審気な使用人達と、いきなり旦那様に仕えるなんて気後れするだろうけどせいぜい頑張れよと上から目線で皮肉を言うカーソンでしたが、当のロバートがわざわざ使用人室まで足を運びベイツを激励しにきます。ロバートとベイツは元々戦場での知り合いだったようで、他の使用人と比べるとなかなか大物だったという感じです。

注目すべきは、ベイツに伯爵付き従者の肩書きを奪われて嫉妬する野心に燃える男、第1下僕トーマスの隠し切れない屑っぽさですかね。こいつは面白い事をしてくれそうな気配がムンムン漂っています。同じく底意地の悪そうな魔女感漂う強かな女性、奥様(コーラ)付き侍女のオブライエンに唆される形でベイツ追い出し作戦に勤しむ模様。

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引用元:ダウントン・アビーオフィシャルサイト

新聞にアイロンかけて皺でも取ってるのかと思いましたが、旦那様の手にインクがつかないように乾かしているらしいです。過保護か。

メイドは制服があり直接の奉仕も行うようですが台所手伝いは貴族の前に出る事もだめなんですね。台所に電気なんて何のためにあるの⁉︎意味わかんないわな感じが時代を感じさせます。 

豪華絢爛な大広間や食堂に比べて、使用人部屋のまあ質素なこと。豪華にする必要がないのは分かりますが、その格差を見ると新築の頃から敢えてボロく作ったんじゃないかとすら思えてきます。実際に使われていた異人館に行ったことがあるのですが、豪華な部屋の屋根裏や奥深く入っていくのも狭い階段が必要とかそんな部屋が使用人部屋として展示されていたのを見た事があります。装飾満載の表部屋も見入ってしまいますが、個人的には使用人部屋とか地下にある台所とかを見るのが好きです。

 

オブライエンめっちゃ姑息で笑えます。“こんな事言いたくないんですけどね〜”はどの時代にもあるフリですね。客人の前で足引っ掛けてこかすとかも冷静に考えてマジキチです。でもこういう熾烈な蹴落としは実際にあったんでしょうね。

 

ロバートは今やまともそうですがコーラとの結婚の動機は財産目当てだったらしいですよ。お前もか。

婚約者を亡くしたメアリーの元へ今度は逆に財産目当ての公爵が求婚しにくるようです。

“〈下僕〉という種族の研究だ”とかなんとか言ってよその家の使用人部屋を荒らすとんでもないゲス男です。

そしてなんとこのゲス公爵、トーマスとデキているのです!この唐突な流れを笑わず見る事は出来ません。トーマスはそもそも多少なりともそっちの気があっての事なのか、野心のために取り入ろうとして恋仲になったのかどっちなんでしょう。公爵がトーマスの箪笥をごそごそやっていたのはラブレターの証拠で脅されないよう回収していたみたいです。

 

ベイツはまさかの1話にして屋敷を追われる事となりましたが、出発のギリギリでロバートが追いかけ引き止めます。こっちの方がよっぽど怪しい仲に見えました。

 

ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館 シーズン1・2公式ガイド]
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