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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 7話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 DVDセット(5枚組)

EPISODE 7 勝つか死ぬか You Win or You Die

あらすじ

エダードがジョン・アリン公の死の真相をめぐって王妃サーセイと対峙する一方、ロバート王が狩猟で瀕死の重傷を負ってしまい、図らずも後継者指名の準備に入ることになる。ロバート王は後継者が成人になるまでエダードを“鉄の玉座”の摂政役に任命する。エダードは王の遺志をサーセイとジョフリー(ロバートの長男)、そして小評議会の人々に伝える。エダードはラニスター家を玉座から排除するため、ベイリッシュに“王都の守人(シティ・ウォッチ)”の協力を依頼。エダードは長男ジョフリーがロバート王の子ではなく王妃サーセイとその双子の弟ジェイミーとの近親相姦で生まれた子供で、正当な後継者はスタニス・バラシオン(ロバートの弟)だと明らかにするのだった。しかしベイリッシュと“王都の守人(シティ・ウォッチ)”はエダードを裏切り、彼は捕らえられ、部下は皆殺しにされてしまう。一方、訓練を終えたジョン・スノウは“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の誓約をする。 ロバート王の命によりデナーリスが危うく毒殺されそうになったことで、ドラスク人部族のドロゴは兵士たちを集めてウェスタロス侵攻を決意し、生まれてくる子供のため七国王を制覇し“鉄の玉座”を取り戻すと誓う。

ネタバレ感想

赤を基調としたラニスター家の拠点です。ここはキャンプ地ですかね。
狩った鹿の皮を捌いているのがサーセイらの父でありラニスター家の主人タイウィンです。見た目は普通のおじさんっぽくて意外でした。
めちゃくちゃ金持ち貴族という事で豪華絢爛な城にデンと座っているかと思えば普通のおっちゃんで、それでもティリオンが捕虜になっていると聞くと3万の軍隊を貸すからキャトリンの故郷に攻め込み“ラニスターは借りを返す”と態度で示すようジェイミーに命じるあたりは非情さとか圧倒的軍事力とか、自分達の築き上げてきた高貴な家柄が舐められないよう体裁を保つためには手段を選ばないスタイルといった類の怖さを感じさせます。
“家名だけは生き続ける”とよほどラニスターの名に自負があるようでその名声を守るためなら何でもしそうです。
 
キングズ・ランディングでは前回ピコーン!となったエダードがサーセイに気付いてしまった真実を告げますが、“私たちは2人で1つなのです”とか父はジェイミーかという問いに対し“子供達全員ね”と動じる事なく開き直っていてさすがです。
ブランがこの双子の秘め事を見てしまい塔から突き落とされた事まで察したエダードですが、当の本人は飄々としており、王が狩りから帰ってきたら全てを話すから今のうちに逃げろと警告するエダードに対し“王位争奪戦では勝つか死ぬか 妥協点はない”と宣戦布告とも言える決意を表明し去っていきました。
先代“王の手”ジョン・アリン公もジョフリーら後継者が正式にロバートの子なのか疑いを持ち、例の書物や他のロバートの血を引く落とし子の元へ自ら赴き真実へと近づき過ぎてしまったために暗殺された事が裏付けされましたね。
 
リトルフィンガー《小指》の娼館では、ウィンターフェルから来たロスがもう1人の新人娼婦と共にお仕事の指導を受けています。
片手間にキャトリンの事を語るリトルフィンガーことベイリッシュ。相当ご執心ですね。拗らせまくってます。
エダードの兄を愛し結婚する予定だったキャトリンを巡り決闘を挑むも負けて、キャトリンに“まだ子供だから傷付けるな”と命を助けられたものの、結婚前に相手は死んでしまい結局弟であるエダードと結婚した、と。前にもどこかで話していた内容です。
今となってはキャトリンだけに留まらず“この世の全てが欲しい”と相当な野心を秘めております。
 
シオンはブランを襲った野人の中で唯一ロブに命は見逃してもらった女性と話しています。
シオンの故郷である鉄諸島を知らず、名家の称号やルールも通用しない彼女に“厚顔無恥だ”と偉そうにし、よからぬ近づき方をしております。ロスが居なくなって捌け口が無くなってしまったのでしょう。
その場に現れたメイスターに“客人だぞ”と言われ“囚人かと思いました”と返すと“お前と同じか”と言われ悔しそうな何とも言えない顔で逃げていきました。
女はメイスターから何故ウィンターフェルに来たのか問われると、本当は“長き夜”が来る前に南の果てまで行くつもりだったと話します。
“昼に眠り夜に狩る者たち”つまりホワイト・ウォーカーを恐れ逃れるために南へ向かっていたのです。ホワイトウォーカーは何千年も前に消えていると言われても、“消えてないよ眠ってたのさ そして目覚めた”と。
 
キャッスル・ブラックではジョンとサムが壁の上から騎手の居ない一頭の馬が帰ってくるのを見つけます。
叔父ベンジェンの馬だと分かりジョンは気が気ではありません。馬だけ帰ってくるってTHE嫌な予感ですよね。
キングズ・ランディングのエダードにも、ロバートの悪い報せを弟レンリーが伝えにやってきます。
猪狩りの途中ワインの飲み過ぎで突きを受けてしまいかなりの重症を受けており今にも死にそうです。
エダードと2人きりになり遺書を代筆するよう頼むと、ジョフリーが成人するまでの間エダードを代理として王土を治める守護者とする旨を書くよう言いましたが、ジョフリーがジェイミーの子だと知るエダードは敢えて“正統な後継者が成人するまで…”と記しました。
この状態じゃロバートに言うに言えないじゃないかと思っていましたが咄嗟にめちゃくちゃ良い判断しましたね。
 
王を守れなかったと自分を責めるバリスタンに誰がそんなにワインを飲ませたのか尋ねるヴァリス公。従者であるラニスター家のランセルだと知りまたしてとピコーン!となるエダード。いやぁ…これも策略だったとすればかなり上手いこと事が進みましたな。
 
ロバートは死の間際でデナーリス暗殺はやっぱやめる!と言いますが、もう使い鴉は送ってしまっており、ヴァリス公の“小鳥”なんでしょうか?少年がジョラーにデナーリス暗殺を指示する便りを託し、恩赦で故郷に帰れると伝達します。
スパイ活動をしていたジョラーですが、デナーリスに仕えている間にその心を開いてしまった今、暗殺計画が立っている事を知り慌ててデナーリスの元へ。
商人から“特別なワイン”を樽でプレゼントされているデナーリス。ジョラーはその場で樽を開けろと命令し、その余りの真剣さにデナーリスも商人を疑い始め、まずはお前が飲めと言いますが、次の瞬間その商人は逃げ出そうと走ったところをドスラクの兵に捕まりました。
毒を盛られる事をすんでのところで回避したデナーリスでしたが、ロバート王に命を狙われている事を知り、それに激怒したドロゴは王族や王都の民を皆殺しにし、生まれてくる息子に鉄の玉座七王国を与えるとむさくるしさの極みかという程熱く宣言します。いかにも部族って感じです。
 
ジョンはレンジャー《哨士》としての間違いない素質を持ちながら、サムと同じくスチュワード《雑士》に配属が決定しました。
4番バッターレベルが突然マネージャーに任命される的な。
予想外の展開に加えて、イビリ指導を続けていたゾーンの腹立たしいニヤニヤ顔に呆然とするジョン。
それぞれが役割を与えられる中、ジョンはモーモント総帥の個人雑士を担う事となります。使用人のように身の回りの世話をするのです。
剣士として一番の実力がありながら夢だった哨士にもなれず、俺はメイドかと余りの屈辱に公正じゃないと憤るジョンでしたが癒しのサムに“総帥の後継者に育てるつもりなんだよ”と説得されます。
ナイツ・ウォッチ《冥夜の守人》は、他の何でもなく王土、そして民を守るための組織であり逃亡は死罪という厳しい掟があります。
誓いの言葉で誓約を済ませるとその瞬間から死ぬまで守人として生き続けなければなりません。
誓約を済ませ、正式にナイツ・ウォッチとなったジョンとサム。喜びも束の間、ジョンのダイアウルフゴーストが何者かの腕を咥えて持ってきます。行方不明のベンジェンのものでしょうか…?
 
ロバートの弟レンリーはエダードを後任とする意志を察し、“静かなうちにクーデターを起こすんだ サーセイに時間を与えたらロバートが死んだ時には手遅れに”と、まだ王の意識があるうちにジョフリーを捕らえろとエダードに訴え、そのままエダードに任せるのかと思いきやエダードの弟でレンリーの兄にあたるスタニス公の継承順に触れると“あいつはダメだ俺ならやれる”と王の座をめっちゃ狙ってました。いや、お前もかい!
エダードは全てを右から左に受け流し、スタニス宛に現状を報せる手紙を送ります。
そこに入ってきたリトルフィンガー。
“ジョフリーもトメンもジェイミーの子だ”となんかめっちゃあっさり重大な事漏らしてますがいいんですかこれ。
スタニス公が王位継承者だと言うエダードに対し、ジョフリーを王にしてラニスター家と和解しサンサと結婚させ実権を握ればいいし、正嫡でないという秘密を握っておけばいざジョフリーが邪魔になった時簡単に玉座から引き摺り下ろせるぜ〜と分かりやすく反逆を唆します。
まぁ、エダードらしくそんな裏工作には乗らないのですが、ただやはりサーセイとやり合うには兵力が足りなさ過ぎるのは事実で、リトルフィンガーにシティ・ウォッチの買収を頼みました。
そうこうしているうちに臨終シーンすら無くエダードだけでなく誰もが知らない間にロバート亡くなったようで、「ジョフリー王と摂政太后」から玉座の間に呼び出されます。いやぁ…まんまとです。
というか、結構なキーパーソンであるはずの「王」という立ち位置の人間がこうもあっさり死ぬんですね。いや、まあ玉座争いなので死ななきゃ始まらんと言えばそうなのですが。戦でも暗殺でもなく遊びが原因で死ぬというまさかの幕の閉じ方でした。
 
玉座の間では鉄の玉座にちんまりと座り偉そうに戴冠式の手配を命ずるジョフリーと横に控えるサーセイが。
エダードはロバートの遺言をバリスタンに読み上げさせるも、その内容に“まじかよ”みたいなリアクションをしたのはジョフリーだけでサーセイは遺言書をビリビリ破り捨て“新王がおられます”とゴリ押し理論。遺言って一体…という空気が流れます。
ジョフリーに正式な継承権は無いと明かし、サーセイとジョフリーを捕らえろ、と買収してあったシティ・ウォッチに命令しエダード優勢と思ったその時、“今だ!”という号令で買収していたはずのシティ・ウォッチがエダードの部下達をブスブスと殺し、あわあわするエダードはリトルフィンガーに刃を突き付けられ大ピンチ。裏切りに次ぐ裏切りで結局出し抜かれてしまいました。
 
 
ナイツ・ウォッチ
ゴースト
ジョンのダイアウルフ。白毛に赤目。
 
バラシオン家 ドラゴンストーン城
スタニス公
ロバート王の弟。レンリーの兄。本来であればロバートの死後、正式な王位継承者。グレイジョイの艦隊を破った。
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