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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 9話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 DVDセット(5枚組)

EPISODE 9 ベイラー大聖堂 Baelor

あらすじ

スターク家とラニスター家による初めての戦いの準備が進む中、“小鬼(インプ)”ティリオンは山の民の仲間を率いて戦いに臨む。一方、エダードの長男ロブと妻キャトリンは老獪なウォルダー・フレイ公とある取引をする。 ドスラク人部族の女王デナーリスは怪我の悪化から瀕死の状態に陥ったドロゴの命を魔女の血の魔術を使ってどうにか救おうとする。 “壁”ではメイスター・エイモンが自らドラゴンの血を引くターガリエン家の血縁者であることを、ウェスタロスの不穏な空気に気を揉むジョンに打ち明ける。 小評議会の宦官ヴァリスが地下牢に幽閉されたエダードのもとを訪れ、エダードに虚偽の自白をし、新王ジョフリーにかしずくよう忠告する。娘たちの命を救うためエダードは陰謀を認める虚偽の告白を行うことを決め、ジョフリーを“鉄の玉座”の正当な後継者と認めて忠誠を誓う。しかしジョフリーは無慈悲にエダードの処刑を命じてサンサを凍りつかせる。

ネタバレ感想

未だ囚われているエダードにまたしてもヴァリスが密かに水と情報を与えます。
ロブが大軍を率いて攻め込もうとしている事や、サンサがジョフリーに父親の命を助けるため嘆願した事を伝え、本意はどうであれ生き延びるためにジョフリーを王だと認めるよう促しますが頑固一徹エダードは“命など惜しくない”と自分の中の正義を貫くようです。
ヴァリス公の言う通り、エダードを擁護したサンサの身が危険に晒される事にも繋がりますがこのまま徹底した意志を貫くのでしょうか。そしてアリアは無事なのでしょうか。
 
ロブ率いるスターク軍はラニスターの情報伝達を断つために弓矢の名手であるシオンが使い鴉を撃ち落とし警戒を続けます。
ラニスターよりも先に攻撃を仕掛けたい一行は、トライデント《三叉鉾河》という河を渡らねばならず、 ツインズ城《双子城》のクロッシング関門橋》を通過する必要があります。
双子城の城主フレイ家の代表は、ロブのお祖父様、つまりキャトリンの父タリー公の旗主であるウォルダー公なので一見味方のように思えますが、フレイ家を知るキャトリンによると決してタダでは通してくれない、と。
ロブが1人で交渉に行けば捕らえられてラニスターに売り渡される危険のあるような人物です。
とは言え、時間もないのでウォルダー公と唯一面識のあるキャトリンが代表して単身交渉へ乗り込みます。
このウォルダーという男がまた癖の強いクソジジイで、何度も再婚を繰り返した上、今では15歳の妻の尻を捏ねくり回し息子達のまともな意見にも聞く耳を持たないTHE老害といった感じ。
キャトリンが川を渡れるよう橋への門を開けてほしいと頼みますが、その義理はないし今やエダードもロブも反逆者に他ならないし、そもそも知ったこっちゃないという埒があかない話し合いになりました。
 
例のゾンビを倒した際に手を負傷したジョンですが、モーモント総帥からロングクロウ《長い鉤爪》という名の剣を贈られます。
元は熊だった柄をわざわざスタークの紋章である狼に変えてプレゼントしてくれるとは粋ですね。死人から命を助けられたお礼だそうです。
ヴァリリア鋼という何やら高価そうな金属で出来ている逸品らしく、モーモント家が5世紀に渡り代々受け継がれてきた剣で、デナーリスの側近である総帥の息子ジョラーも継いだのですが、家名を汚し逃亡する前に置いていった、と。
ジョンの事をかなり認めているご様子の総帥で、ソーン教官と折り合いが悪い事に対し、剣に見合う大人の行いをしろと言いますが、今回の死人についての報告をキングズ・ランディングのジョフリー王に伝えに行く役目を敢えてソーンに与える事で遠くに引き離してくれます。やはり粋です。
 
ジョンのお手柄に沸くナイツ・ウォッチの仲間達ですが、サムは何やら暗い顔。それに気づいたジョンが何事かと聞き出すと、ロブが戦のため南へ進軍した事をメイスター《学匠》エイモン宛の使い鴉の手紙で読んだと言います。
それを聞き、自分はロブと共に戦わないとと表情が硬くなるジョン。ですがナイツ・ウォッチの誓いは破れないはず…。いくら総帥に気に入られてもこればっかりは難しいのではないでしょうか。
ジョンの迷いをサムから聞いたエイモンはナイツ・ウォッチの義務について話します。
エイモンはメイカー一世の息子であり、父メイカーの死後は、王位を拒否した自分に代わり弟エイゴンが国を治めた、つまり王家の血筋だったと話し始めました!弟エイゴンの後を継いだのが“狂王”エイリス。つまりこの盲目のじいさんはターガリエン家の出だということです。えぇ…。
元はターガリエン家の人間でナイツ・ウォッチになってから甥である“狂王”が殺され、家族が滅亡したと知らされたがどうする事も出来なかった過去を明かし、似た境遇に立たされているジョンに対し“留まれとも行けとも言うつもりはない お前が自分で選び一生背負って生きろ 私のように”と重い言葉を残しました。
 
戻ってきたキャトリンは橋を渡る許可と剣士を手に入れてきましたが、その見返りにウォルダーの息子オリヴァーをロブの従士に、そしてアリアが成人になったら別の息子ウォルドロンと結婚させること、合戦が終わったらロブも大勢いるウォルダーの娘からひとり選び結婚することを条件としてきました。
条件を飲む以外方法はないので選択肢はありません。ここに居ないアリアが一番の被害者です。
お気の毒な展開にうっすら笑うシオンですが、そんなに大勢いるならこいつも1人娘を引き受ければ良かったと思います。
 
ティリオンはテントに居た初対面の娼婦シェイに対していつもの上手い口車全開でプロポーズめいた口説き方をしています。
夜になりブロンとシェイと3人で過去を推測し当てられた方と外した方が酒を飲んでいくというゲームを始めます。
“一度だけ女を愛したが痛い目に遭い人を愛さない主義に”とやたらと具体的な問いかけをブロンに投げたティリオンですが“それは俺だ”と自分で酒を飲みます。
その後、2人からその相手の事を聞かれ渋々過去を話し出すティリオン。この3人謎に仲良しで平和ですね。
16歳の時ジェイミーと乗馬中に悲鳴を聞き、2人の男に追われる半裸の女が現れた。ジェイミーが男たちを追う間、近くの宿で食事をさせ2人でワインを飲み一夜を共にする事に。
翌朝には恋に落ち、ティシャに求婚し嘘と金と酔った司祭を使い式を挙げたが2週間後に司祭が父タイウィンに告白。しかし実は娼婦だったティシャ。ティリオンに女を教えようという目的で暴漢まで雇い全てジェイミーが仕組んだ流れだったと。
全てを聞いたタイウィンはティシャを高額な報酬で衛兵達に与え、ティリオンに見ておくよう命じたという悲しいお話でした。これは一生モンのトラウマになりますわ。
そのままシェイと寝てしまっていたティリオン、スタークが密かに攻めてきていて戦が始まっていると伝えにきたブロンに起こされ前線で戦うため士気を上げますが、その勢いで仲間の武器にあたり気を失い、起きた頃には悲惨な戦いが終わった後でした。
奇襲の結果、2000人という多くの犠牲を出しながらもジェイミーを捕虜にして無事帰還したロブ。
ジェイミーを捕らえられたのはかなり大きなポイントですね。
 
仲間との決闘で傷を負ったドロゴが移動中馬から落ち倒れてしまい、馬にも乗れない王なんて…と常に強者のみが覇権を握るドスラクの世界では冷たい目で見られます。
デナーリスが強行して野営の準備をさせ休息をとりますが、思ったより傷が深過ぎたのか高熱にうなされ望みはなく今夜までしかもたない、とジョラー。
ドスラクでは家系でなく強さだけが尊重される、つまりドロゴが亡くなればデナーリスもカリーシ《女王》ではなくなり、後継者である生まれてくる息子もろとも殺される運命にある、と逃げるよう促しますが、夫の側にいると聞かないデナーリス。
藁をも掴む思いでドロゴの馬を生贄とした血の魔術を敢行する事に。
儀式中何人たりともテントに入れるなと言われたデナーリスは、禁忌とされる儀式を止めようとするドスラクの騎士を制止しますが振り払われ尻餅をついた衝撃で腹痛を訴えます。お腹の子は無事なのでしょうか。
 
アリアは物乞いのような出で立ちで街中を彷徨っています。
バタバタとどこかに向かって走る少年たちに何事か尋ねると、ベイラーセプト《聖堂》に“王の手”が連行されたと聞かされ思わず後を追います。
大聖堂の広間に連れてこられたエダードは、追われる身でありながらかなり目立つポジションをゲットしてしまっているアリアを見つけ、密かにナイツ・ウォッチの腹心にアリアを保護させるよう居場所を伝えました。
広間に立たされたエダードは反逆を認めジョフリーが真の後継者であると認めます。娘の命を守るため不本意ながら敵の意向通りに宣言するエダード。
とりあえずはこれで命は助かったかと思われましたが、ナイツ・ウォッチに永久追放しろというサーセイの案も、父のために命乞いをしたサンサの頼みも、そんなものは女の情だ、首を落とせ!と命令します。いや、なんてやつだ。
自分の権力を民衆に知らしめたい小僧が独断でとんでもない行動に出てしまいました。
サーセイすらも話が違うとジョフリーを止めようとしており、泣き叫ぶサンサ、ニードルを持って父を助けに行こうとするも腹心に止められ最期を見ないようにと抱きかかえられるアリア。
そして静かに首を落とされたエダード。
まさかエダード死んでしまうとは…これは本当にかなりの衝撃でした。
 
 
フレイ家 ツインズ城
ウォルダー
フレイ家城主。タリー家の旗主。
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