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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 2話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 DVDセット(5枚組)

EPISODE 2 粛清 The Night Lands

あらすじ

母サーセイと叔父ジェイミーの不貞の噂を聞いたジョフリーは、母への腹いせに父ロバートの落とし子を片っ端から始末させる指令を出し、追っ手は“壁”を目指す“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の新兵一行とアリアの元にも迫る。王都で起こった血の粛清を受け、ティリオンはある臣下を追放することで太后サーセイを牽制する。一方、偵察として行かせた騎士の戻りを待つデナーリスに衝撃的な出来事が待ちうけていた。そんな中、シオンは戦いに船を必要としているロブを助けるため、9年ぶりに鉄(くろがね)諸島の父を訪ねる。 王都襲撃の作戦を練るスタニスは、信仰する“光の王”の女祭司メリサンドルに息子を与えると言われ…。

ネタバレ感想

北へ向かうヨーレン率いるナイツ・ウォッチ候補達。森で休憩中、アリアに水を持ってきてくれと頼む檻の中に入れられたジャクェン・フ=ガーと名乗る男が。

檻に入れられているという事は何か犯罪を犯して捕らえられた罪人からナイツ・ウォッチに入れられる者なのでしょうが、その割にジャクェンだけは紳士的な振る舞いを見せます。何をしでかして捕まっていたんでしょうね。

そうこうしてるうちにロバートの落とし子を捜すシティ・ウォッチが追いついてきて、それを見たアリアは自分の追手だと勘違いします。多分ヨーレンもアリアの捜索で派遣された兵士だと思ったでしょうね。

ヨーレンに威嚇されたシティ・ウォッチは雄牛の兜を持っているジェンドリーを捜しており見つけた者には太后から褒美が出るぞ、次は大軍を率いて来るから覚悟しとけよと言い残し去って行きました。

元々荒くれ者ばかりを集めてきた連中の中でこれはジェンドリー大ピンチですね。というか何も悪いことしてないのに身内からも狙われるとかめちゃくちゃ可哀想じゃないですか?

 

シェイは娼婦という事を隠してタイウィンの料理人としてティリオンに出会ったとヴァリス公に嘘をついていますがみんながみんな嘘だらけでそれを分かりながらなお上辺の会話をしているという。

タイウィンにバレたくない事も分かりながら揺さぶりをかけるヴァリス公に対し、ティリオンは脅しはやめろとストレートに突き返しましたが。

サーセイは小評議会でロブが送った和睦の条件が書かれた手紙を従兄弟から受け取りますが読みながら破り捨ててしまいます。

これだけでなくナイツ・ウォッチからの使い鴉で、到来しつつある冬に備えてもっと人員を送ってほしいと要請されても、死人が蘇るなんて迷信だと疑わず、実際に“壁”に行ってきたティリオンがモーモント総帥も死人に襲われたという実例から懸念を示しても鼻で笑い取り合う気もなさそうです。

 

クラスター家に滞在中のナイツ・ウォッチではイモを取りに行ったサムが、女性の悲鳴に振り返ります。

ジョンのダイアウルフ、ゴーストがクラスターの娘の持つ肉を欲しそうに近付いており咄嗟にサムが怯えた彼女を助けました。

父親から常々男と交流を持つなと言われているのでしょう、警戒心は強いものの助けてくれたサムと恐る恐る話し急速に距離が縮まったみたいですね。

そして剣を研いでいるジョンのところに彼女を連れて行き“彼女はジリ”と紹介するサムに笑いました。ジョンもいやいや何だよと言いたげな目で“よろしく”と一言。不器用な二人です。

まあでもサムがジョンの元にジリを連れてきたのは一応意味があったらしく、妊娠しているジリを自分達がここから出る時一緒に連れて行ってくれと頼まれます。えらく厄介な案件を持ってきてくれちゃいました。

あの父親ですからバレたら大変な事になるのは間違いないのですが、そんな危険を冒してまで何故クラスターから離れたいのか、ですよね。

理由を尋ねられましたが“もし子供が男の子なら…”と言い淀んでその場を去ってしまうジリ。

サムに酷いと言われますが、現実的に彼女は連れて行けないし助けるのは無理だと断りました。サムはこのまま諦めそうにはないですが。

 

渇きに苦しむデナーリス一行の元へ偵察に出した馬が一頭帰ってきます。

期待して駆け寄りますが、馬には騎士がおらず掛けられた袋の中を見ると送り出したラカーロの首が。女性をリーダーにして仕えるなんて受け入れ難い他のドスラクの仕業でしょう。

火葬する事で黄泉の国の祖先達の元へ行けるという習わしのあるドスラクですが、わざわざ頭だけ返す事でその伝統からも排除し侮辱する徹底的な行為にデナーリスもはらわた煮えくり返っているよう。ただ、今の自分達が生き抜く事すら危うい状況でどう復讐するのでしょう。

 

故郷である鉄諸島に向かうシオンは船の中で女を抱いています。連れてきた娼婦かと思いきやこの船の船長の娘のようです。見境なしか。この男の性欲は鉄諸島の血みたいなものだったんですね、なんだか納得しました。厭らしい顔してますもんね。

厭らしいといえば娼館を経営するリトルフィンガーですが、ロバートの落とし子だった同僚の赤ん坊がシティ・ウォッチに殺される場面を目の前で見てしまいショックを受け泣いているロスを慰めています。

ただ、よくよく聞いていると“君を見ると思い出す ライスの娼館で手に入れた女の子だ きれいだった君みたいに 頭も良かった君みたいに でも悲しそうでよく涙を流していた 理由を尋ねたが君と私ほど親密じゃなかった 私も悲しかったよライスの娼館で働いてた女はとても高価なんだ でもその女は少しも稼がなかった 不良投資は大嫌いだ実に腹が立つ悩みの種だ その女は暗いままで私は損失に頭を抱えた だが裕福な客が大金で彼女を買ってくれた この美しく暗い女を変えようとした 誰も思いつかない方法で彼女を使ったんだ 君でも思いつかないだろう 彼女は明るくならなかったが私は損失を確実にうめられた 今夜は喪に服して休め また明日会おう明るくな”と自分の娼館で働く女性はただの金儲けの道具としてしか見ておらず、稼げない女は不要でいつでも見切りをつけるぞと脅していただけでした。

飄々としていてつかみ所のないロスがこんなにナイーブで傷つきやすい一面も持っていたのかと意外でしたし、リトルフィンガーも多少は情に流されるようなところもあると思っていましたが全くの真逆でした。

 

ティリオンは夕食の席にシティ・ウォッチ《王家の守人》の指揮官ジャノス公を呼び、ロバートの落とし子を殺して回っている事について尋ね、サーセイ太后の命令だろうとカマをかけますが明言はしないジャノス。

ジェイミーとサーセイの噂についても切り出しますが、そこも上手くかわしています。

エダードが捕らえられた際、スタークの兵を殺すよう命令したのは君かと聞かれあっさり“しました あの男は謀反人で私を買収しようとしましたから”と答えそれにティリオンが“愚かだな既に買収されていたのに”と答えると突然“インプ《小鬼》が高潔さを問うな”とキレ出しました。え、このおっさんいくらサーセイと折り合いが悪いとは言え、太后の弟で現王の叔父にこんな喧嘩腰で無礼な発言許されるんですか?そこまでキレるほどの嫌味でもなかったですし。

さらに“いい気になるなよドワーフ”と暴言の重ね塗りでお前が酔ってるんじゃないのかと聞きたくなります。

“王の手”代理の立場であるティリオン、前任の“手”だったエダードを裏切ったジャノスを放っておくのは危険だ、と彼を解任しそのまま“壁”送りにする事に。元々そのつもりだったのか壁まで送り届けるためにシティ・ウォッチを待機させていたようです。用意がいいですね。

左遷されたジャノスに代わり、ティリオンの友人でもある傭兵のブロンがシティ・ウォッチの新しい指揮官に就任するようです。ブロン好きなんで嬉しいです。

どこかでブロンはスタークの傭兵、と書きましたが、スタークに仕えていた訳ではなく、キャトリンとティリオンが対峙した酒場にたまたま居合わせた傭兵で移送の手伝いをしていただけなんですね。金を払えば警護を引き受けてくれる流れ者みたいな感じでしょうか。

 

ジェンドリーにどうして追われているのか尋ねるアリアですが、本人は自分がロバートの落とし子だという事にまだ気づいておらず理由は分かっていないようです。

ただ、アリアが女の子だという事には気付いていたようで、観念して“私はアリーじゃないスターク家のアリアだウィンターフェルに帰る”と打ち明けました。

この2人は信頼できる友人になれそうです。

 

鉄諸島に着いたシオンは“バイロン公の唯一の存命の息子である後継者が帰ってきたぞ”とこれでもかといわんばかりのドヤ顔を晒しますが、どうやら彼が思っていたような歓迎は受けられず。

城のあるパイクに行くのに馬を探していると一人の女性が同じ方向だからと送ってくれる事に。

シオンは送ってもらっている馬の上でも女に手を出して“孫に自慢できるぞ”とまたドヤ顔を晒しています。末永く捕虜でいろ。

9年ぶりに会った父バイロンは、未だにスターク家との確執を根に持っており、エダードに我が子の如く育てられたシオンの事すら認めたくない様子です。服も装飾品もスタークから与えられた全てが気に入らないバイロン

これは目的である船を借りる事も難航しそうです。

自分こそが後継者だと話すシオンですが、先ほど馬で送ってくれた女性が入ってきます。なんとこの女性、シオンの姉ヤーラだったのです。そうとも知らず手を出したシオン。ドンマイ。

バイロンはヤーラを後継者として認めているようで、シオンの事など眼中にないようです。本格的に居場所がなくなってきましたね。こりゃまいった。

 

指揮官を勝手に島流しした事に抗議するサーセイですが、赤ん坊を殺す命令について言及されると押し黙ります。違和感に気付いたティリオンはサーセイの命令ではなくジョフリーが独断で下した指令だったようで息子の暴走に相当焦っている様子が見られます。

なんだか飛び火して、ティリオンの出生が原因で母親が亡くなった事が生涯で一番の最初のジョークでそれに勝るものはないとごっつい嫌味を撒き散らして出て行きました。

 

10万の軍勢を率いる弟レンリーに焦るスタニスは、例の魔女が“真の光の王になるためには貴方の全てを捧げる事が必要”とストリップを始め、誓いを交わした妻がいると断りますが“私は息子を与えます”と耳元で囁かれこの妖しげな魔女とまぐわってしまいました。ちょっと今回まぐわりシーン多くないですか。

 

クラスター家で寝ずの番をしていたジョンは、真夜中に赤ん坊を抱いて森の中へと進むクラスターを目撃し、恐る恐る後をつけます。

赤ん坊を森に置いてきたと思ったら何か呻き声のような鳴き声が聞こえ急いでその場に駆け寄るジョンが見たのは、赤ん坊を連れ去る青い目のホワイト・ウォーカーの姿!

完全に見てはいけないものを見てしまったジョン。クラスターに殴られ鈍い音と共に暗転しエピソード2終了です。

生け贄で生まれてきた男の子を差し出していたから他の村が壊滅状態の中この女性だらけの家だけが無事だったと言う事でしょう。

なんだかとんでもないことになってきました。暗闇に光る青い目…オソロシイ。

 

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 ▼次回、エピソード3 

axxi.hatenablog.com

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