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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 7話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 DVDセット(5枚組)

EPISODE 7 義なき男 A Man Without Honor

あらすじ

留守の間に何者かに侍女らを殺されドラゴンも連れ去られてしまったデナーリスは、ドラゴンが“不死者の館”にいることを知る。シオンはウィンターフェル城にブランやリコンらの姿がない事に気づき、追っ手を放ち、近隣の村人を尋問する。捕虜の身から解放されたいジェイミーは、王都からの遣いで来た遠縁の従兄を利用することを思いつく。一方、壁の北側では、捕らえた若い野人の女イグリットを連行していたジョン・スノウが野人の縄張りに入ってしまう。

ネタバレ感想

しっかり朝まで眠りこけていたグレイジョイのプリンスは、ようやくブラン達が逃げ出した事に気がつき猟犬を使い後を追います。

ブランは心優しく見た目よりも大人ですね。以前人手が足りないと嘆く農家に孤児を二人預けた事がありましたが、その家を見つけてリコンが“食料を分けてもらおう”と食いついても“シオンにバレたら迷惑がかかる”と。自分が窮地に立たされていても民を守ろうとする点で人の上に立つ者としての器はこの少年にボロ負けのシオンです。

 

さて、またしても何やってんだなジョン(笑)

あれだけ密着して寄り添っていながら一晩を文字通り寝て過ごした事でイグリットにからかわれる始末です。同じ寝覚めでもシオンと正反対のこのお間抜けさは愛せます。

エダードはの事を“最初の人々”の子孫と言っていましたが野人の子孫という意味でしょうか。

余談ですが、イグリット役の女優さん、ダウントン・アビーでメイドグエンを演じていた方ですね。秘書になりたくて隠れて通信教育受けており成り上がって帰ってきたあのグエンです。

 

タイウィンは前回ガードを目の前で殺された事を受けて、貴重なトリカブトを使ってのこの犯行は自分を狙ったものだと考え犯人探しに躍起になっています。

本当に羊肉を好まないのか毒味のつもりなのかアリアに食事を食べさせるタイウィン。なんだかんだアリアの事をやけに気に入ってますし無防備に接しております。

自分達が今居るハレン暗黒王の遺産である過去最大の砦、ハレンホール《ハレンの巨城》について語り始めました。

大広間には35もの暖炉があり、100万の兵が来ようとびくともしない砦が何故今のように廃墟と化してしまったのか。300年以上前、エイゴン・ターガリエンが空からドラゴンを差し向け王も息子たちも生きたまま焼かれたそう。

“エイゴンだけでなくレイニスとヴィセーニアもドラゴンに乗った”“ドラゴンの名はメラクセスとヴァーガー”“ヴィセーニアは戦士で剣の名はダーク・シスター”と余計な歴史の知識を披露してしまうアリア。

身分の低い子供であればあまり知り得ないだろう教養故の知識なのではないかとハラハラします。

更に“閣下”(マイロード)と呼ぶアリアに対し、庶民は“殿様”(ミロード)と呼ぶとアクセントの違いを指摘されます。ここも上手く誤魔化しましたがそろそろヤバそうです。

 

サンサはハウンドに助けてもらったお礼を言いますが、“殺しは楽しい”という言葉が返って来て“憎しみしかないの?”と非難したところ“王妃になれば俺の存在に感謝する あんたと愛する王の間には俺だけだ”と思わず黙ってしまう返答が。確かに万が一の時、暴君ジョフリーを抑えるには暴力で制すカードは必要になってくるかもしれません。

 

歩き続けるイグリットとジョンですが、イグリットはなかなかお喋りですね。自分達が選んだリーダーであるマンス・レイダーも元ナイツ・ウォッチだったが自由な道を選んだ、あんたにも出来る 男前だから女達があんたを取り合うよ、と自由民になる事をお勧めしてきます。“やり方を教える?”と言われ思わず“知ってる”と答えたジョンに“何も知らないジョン・スノウ”と子供扱いして終わりますが。

 

ロブは伝言を伝えるため送り込んでいたアルトン・ラニスターから、サーセイが書状を破り捨てていた、つまり交渉は決裂したと報告を受けました。

遣いから帰ったアルトンを檻に戻そうにも、増え過ぎた捕虜で場所が埋まっており新しい檻を作るまでの間ジェイミーと同じ檻に収容される事に。これは何かありそうです。

タリサから救護に必要な物資が足りないと聞かされ、クラッグ城《岩山城》のメイスターなら持っているからとお遣いを頼まれますが“直接見た方が早いから一緒に行こう”と誘います。“全ての負傷兵のため”との大義名分を掲げて。

 

荒ぶるシオンは猟犬の追っていた匂いが途絶えるも、民家の庭の片隅にクルミの殻を見つけ出しブラン達が近くに居ると確信した様子。そして彼らに危害を加える事に必ず反対してくるであろう邪魔者ルーウィンを強制的に城へと帰しました。

 

サンサにはついに初潮が来てしまいます。子供が産める体になったとサーセイに知られればすぐにでもジョフリーに差し出されてしまうでしょう。

必死にシーツを切り裂くサンサの部屋に侍女シェイが入ってきて二人掛かりでマットを裏返そうとしますがそこに別のメイドが出くわし目を見開いてすぐにサーセイに報告しに行こうとします。シェイが脅して止めにいき、帰ってくると啜り泣くサンサと傍らに立つハウンドの姿が。

ハウンドにバレ、サーセイの元に連れてこられたサンサ。出産についての話を聞かせてもらううちに“王は愛せなくても子供は愛せる”と予想外な一言が。

サーセイも我が子ながらもうジョフリーのどうしようもなく冷酷で暴力的な手に負えなさを悟っているのですね。

女の知恵として“子供だけ愛しなさい”と訓え、ジョフリーを愛すべきではないのかと問うサンサに“出来るものならやってみなさい”と伝えました。

 

アルトンとジェイミーは親族と言えどもかなり遠縁にあたる主人と従者レベルの関係性なんですね。

巧みな会話で親しげな雰囲気を醸し出し、近付いてきたアルトンを襲います。倒れたアルトンの様子を見に来た見張りを絞め殺して鍵を奪うという華麗な合わせ技でとっとと脱走してしまいました。

 

デナーリスにドラゴンを取り返すと約束したジョラーは、何か情報を得ようと仮面の女を訪ねます。

デナーリスを愛している事だけではなく、以前ヴァリスのスパイとしてターガリエンを裏切っていた事まで言い当てられたジョラー。

そして“あなたが捜す盗っ人は今彼女と一緒よ”と言われすぐにデナーリスの元に戻ります。

十三人組を集めてドラゴンを返してと訴えるデナーリスに唇紫の黒魔導師が“不死者の館”に居る、とあっさりドラゴンを連れ去った事を白状します。そして“クァースの王”ザロ・ゾアン・ダクサスとの取り決めだった、つまりグルになってドラゴンを奪い、クァース内でのクーデターの駒にしようと企んでたようです。

なんか大ごとになってきましたね。

そして例の多重影分身を使い他の十三人組を皆殺しにしてしまいます。

駆け付けたジョラーに守られ逃げ出しますが、ドラゴンも捕らわれているし黒魔術は不気味すぎるしでかなり詰みの状況に見えます。

 

ジェイミーは逃げ切れなかったようで、再び捕らえられ、見張り番だった息子を締め殺されたカースターク公が我が手で殺すと憤りますが、ジェイミーは重要な交渉材料なのでキャトリンが必死に制止しました。

キングズ・ランディングでは珍しくティリオンとサーセイが夜更けに話しています。

“ジョフリーを制御しようと試みたが無駄だった ジェイミーに似て欲しかった”と嘆くサーセイ。

ジョフリーの余りの残虐さに途方に暮れて“これは私たちの犯した罪への罰なの?”と近親間で体の関係を持った自分を責めている様子を見て“トメンとミアセラはいい子だ”とフォローするティリオン。うーんやはり珍しい光景ですね。いずれサーセイが可愛さ余って憎さ百倍の我が子ジョフリーを刺し殺す日が来てもおかしくない弱り方です。

 

ウィンターフェルに戻ったシオンは自分の権力を示すため、中庭で演説し自分達に逆らう者は誰であれこうなるという見せしめとして二人の子供の遺体を吊るし上げました。

ブランとリコンはこうなった、とするシオンと、腕を引き裂かれ原形がないほどに黒焦げに焼かれた遺体を見上げショックで倒れそうになるルーウィン。

いや…さすがにブランとリコンじゃないにしても身代わりはこうなった訳で…それもきっと示しがつかないからとかそういう自分本位な理由でやったんですよね、こいつ。うーむ、屑屑しい…。

 

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 ▼次回、エピソード8 

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