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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 9話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 DVDセット(5枚組)

EPISODE 9 ブラックウォーターの戦い Blackwater

あらすじ

スタニスの船隊は王都へ迫りつつあった。ティリオンは怯えるジョフリー王を前線に立たせる。パイセルは太后サーセイに、もしもの時を考え自決のための毒薬を渡す。そんななか、戦闘へ向かう新王ジョフリーはサンサを呼び、新しい剣にキスをしろと強要するのだった。そして、ついに戦いの火ぶたが切られ、迎え撃つティリオンとラニスター家は必死の攻防を強いられる。何十隻もの敵の戦艦に対し、ティリオンはある作戦によりたった一隻で迎撃する。敵軍の大破に成功したものの、スタニス率いる軍の一部は王都に上陸。ティリオンは怖気づいて退散したジョフリーに代わり兵隊を鼓舞して戦う。玉座の間に避難していたサーセイが運命を受け入れようとした瞬間、扉が破られ…。

ネタバレ感想

自分達より格段に上の兵力を率いて迫り来るスタニスにさすがのティリオンも恐怖で眠れない様子。

サーセイもパイセルから“夜の陰り”と呼ばれる小瓶を受け取ります。非常に危険で効き目の強い睡眠薬のようなもので、1杯のワインに1滴で心が落ち着き、3滴なら夢も見ず熟睡し、10滴だと死に至る代物です。

スタニスが王都を制せばラニスター家、ましてや太后の地位を持つサーセイなど間違いなく処刑の対象です。酷い殺され方や敵の手に落ちるくらいなら自決の用意も必要、ということですね。

怖いもの知らずのブロンは神妙な面持ちのラニスター家とは打って変わって女をはべらせ、部下達と酒を片手にラニスター家の歌を大合唱しています。これも士気を上げる宴なんでしょう。

そこへハウンドがやって来てブロン以外の兵士は押し黙ります。折り合いの悪い二人が殺し合いに発展するかと思ったその時、敵の襲撃を報せる鐘の音が鳴り響きました。

かつてターガリエンが包囲戦に備えて作った80kmにも及ぶ地下道があるので必要になれば逃げ道もあるというヴァリスに対し、逃げる事はしないとキッパリ返すティリオン。

“紅の女祭司”メリサンドルの事にも言及し、黒魔術のような妖しい力に頼るスタニスが玉座に座るのを止めらめるのはティリオンしかいないと望みを託したヴァリスでした。

 

襲撃合図の鐘の音に対抗し、太鼓を打ち鳴らすスタニス軍。ドンドコドンドコ戦争の幕開けです。

戦いに赴くティリオンがサンサに付いて歩くシェイを発見し二人に近付きます。あくまでもサンサに話しかけた体で、こんな切羽詰まった時でさえ関係がバレないようわざと“シーラ”と名前を間違えてみせるあたりティリオンの頭の良さが出ています。

主人公気取りのジョフリーに見送りを強要させられていたそう。

ハートイーター《心臓喰い》なる新しい剣にキスをして見送れというジョフリーにドン引きしながら完全服従のサンサ。キスはしますが、芯の部分は折れておらず、もちろん城門を出て前線で戦いますよね〜と皮肉を込めて兄ロブの勇敢さもついでにアピールしておりました。

 

ついに王都から見える範囲にスタニスの船が迫って来ます。ティリオンの指示で弓矢隊は待機する中、たった一隻の小舟がスタニスの船を迎えます。

スタニスも攻撃準備をしますが、その小舟には誰一人乗っておらず…そこで小舟から緑の液体、鬼火が垂れ流されているのに気付きますが時すでに遅し。

ティリオンの合図でブロンが火の付いた弓矢を放ち、一瞬にして鬼火に引火し大惨事。

その威力は凄まじく、緑の花火のような爆発が起こり船は大破し熱さで海に飛び込んだ兵士達で溢れています。

完全に上陸させる前にまるごと叩いて迎撃大成功と見えましたが、スタニスは諦めず上陸準備を進めさせます。

岸までたどり着いたスタニス軍に弓矢で火の雨を降らせるラニスター軍。

ついには城門前まで迫ってきたスタニス軍を、ハウンド率いる兵士達が接近戦で迎え撃つ展開にもつれ込みました。

 

貴婦人の避難所でやけに饒舌な今宵のサーセイ。飲まなきゃやってられんと言わんばかりにワインをガブ飲みし、事あるごとにサンサに絡みワインを飲めと強要します。

ついには新顔のシェイにも目を付け、ここに来た経緯について話すよう迫りハラハラしてきたその時、城門前の戦いで負傷したランセルが入ってきます。

鬼火で敵艦隊は壊滅したものの敵兵が城壁に迫ってきている事をサーセイに伝えると、ジョフリーを城の中へ連れ戻すよう指示されます。王が戦線離脱して安全な場所へ身を隠すなど士気の低下に繋がると反論するランセルですが、聞く耳を持たないサーセイの命令でジョフリーを部屋へと連れ戻しに行かされました。

 

無敵の強さで敵をねじ伏せるハウンドでしたが、火のついた体で突進してくる敵兵に思わず固まってしまいます。幼い頃受けた兄マウンテンからの仕打ちで未だに火に対するトラウマがあるようです。

その場はブロンに助けられましたが、城の中へ入りクソくらえとワインを飲むハウンド。

相当戦意喪失してしまったようで、ティリオンやジョフリーから戻って戦えと命じられますが“王の楯がなんだ、町がなんだ、王なんか知るか”と捨て台詞を残し去って行ってしまいました。こ、ここに来て!(笑)

 

そしてスタニス軍はついに城壁を越え、その勢いはどんどん増していきます。

ハウンドも消えてしまい、どんどん形勢逆転していく様子にビビるジョフリーはあっさりサーセイの指示を大義名分に城の中へと下がり、ラニスター軍は“王不在で誰が指揮をとるんだ”とかなり士気が下がっている状況です。

さすがに見兼ねたティリオンが“俺が率いる”と一声。

ハーフマン《半人前》に戦の指揮などとれるはずがないと取り合わない兵士達に“戦うのは王のためでも王国のためでもない 名誉や栄光でもない 富を求めても無駄だ スタニスが奪おうとしているのはお前らの町だ 奴らが来たら全てを奪われる 俺たちの門が叩かれている ぶっ殺してやろう!”と演説し一気に下がった士気を回復させたティリオン。いやぁ、カッコいいですねぇ。

 

一方、女性陣の元へ再びランセルが戻ってきて負けは濃厚だと伝えますが、サーセイはランセルを突き飛ばし次男トメンの手を引き出て行ってしまいました。

サーセイに代わりサンサが貴婦人達を落ち着かせますが、シェイはサンサにここから逃げて部屋に立て籠もるように言います。

自分の部屋に戻って鍵をかけたサンサのベッドにはなんとハウンドが。

“燃えてない所へ行く 北かもしれない 連れて行こうか?俺となら安全だ。ウィンターフェルに帰りたいか?”と問われ一度は断ったサンサでしたが最終的にどういう決断をしたのでしょうか。

 

一方戦線では、ティリオンの作戦が功を奏しゲートにいた敵軍を壊滅させ沸いておりますが、喜びも束の間、スタニスの大軍がまた迫ってきました。繰り広げられる肉弾戦の中で、ティリオンはラニスターの鎧に身を纏った兵士に顔を斬られて倒れてしまいました!戦場の有耶無耶に任せてティリオンを亡き者にしようとする動き…サーセイの差し金なのかはたまたタイウィンの仕業なのか。思い付くのは敵であるスタニスより身内のラニスターです。

血を流して倒れこむティリオンが気を失う最中に見たのは、馬に乗る獅子の旗を掲げた援軍がやって来て敵をなぎ倒していく戦場の様子でした。

 

サーセイはトメンを膝に乗せて鉄の玉座に座り、「獅子の母と子の話」を語り始めます。話も終盤に差し掛かり、敗北を悟ったサーセイが心中を謀るためトメンに劇薬を飲ませようとした瞬間、扉が開き父タイウィンが颯爽と現れラニスターの勝利を告げました。エンドロールでラニスターの歌が流れる演出が小粋です。

 

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 ▼次回、エピソード10 

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