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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編 10話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編- DVDセット(5枚組)

EPISODE 10 次なる戦いへ Mhysa

あらすじ

双子(ツインズ)城で、あまりにもおぞましい光景を目にした“ハウンド”はアリアを連れ、野営地を離れる。一方、ブランたちは“壁”の向こうの極北の地へと歩みを進めていた。そして、サムは“黒の城(カースル・ブラック)”に無事たどり着く。一方、ジョンはイグリットと切ない別れをする。キングズ・ランディングでは横暴なジョフリーに業を煮やしたタイウィン公が彼をたしなめるが、ジョフリーの心には届かない。そんななか、ついにジェイミーがキングズ・ランディングに帰還する。ユンカイでは奴隷たちを解放したデナーリスが“母”と崇められていた。

ネタバレ感想

虐殺が行われる双子城で巻き込まれないようフレイ家に扮しながら馬に乗るハウンドとアリアは、首を斬り落とされたロブのものであろう体とロブのダイアウルフの首を繋げて“北の王!”と囃し立てる軍勢を目にします。

 

王都では、ティリオンとサンサを見て馬鹿にしたようにコソコソとせせら笑う若者達の姿が。

彼らの名を「脅しのリスト」に入れるティリオンにサンサは怒ったアリアによくやられたというマットレスの中に羊のフンを入れてやる仕返しをレクチャーします。

その場に慌ててやってきた従士ポドリックからタイウィンが小評議会に呼んでいると聞かされ出向くティリオン。

そこには興奮した様子のジョフリーまでおり、ウォルダー・フレイからの使い鴉でロブとキャトリンの死を知らされます。

屑のジョフリーは自分の婚礼の祝宴でロブの首をサンサに出すため送らせようとしますがティリオンに止められました。

タイウィンにまで暴言を吐き、どんどん株を暴落させていくジョフリー。

ティリオンとサンサの子が成人するまでの間はルース・ボルトンに北部をまとめさせるから早く子どもを作れと強要します。

サンサに嫌な事実を伝えなければならないティリオンでしたが、既にサンサはどこかから聞いてしまったようで泣き顔を見て何も言えず去ることしか出来ませんでした。

 

北側へと向かうブラン達はナイトフォート《夜の砦》で野宿をすることに。

そこでブランがこの場所にまつわる“鼠のコック”という怖い話を始めます。

ナイツ・ウォッチのコックで王を恨む人間が居たそう。王がナイトフォートを訪ねると、コックは王の息子を殺しその肉でパイを作って振る舞いました。

神々はコックを呪い鼠に変えたが、以来コックは自分の子たちを食べながらナイトフォートを彷徨っている、しかしいくら食べても満腹にはならないというお話です。

ただ人殺しをしたからではなく、客人を殺したという所業が神々の怒りに触れたそう。

「客人を殺した」男が居ますね。ウォルダー・フレイです。

リヴァーラン城主となり勝ち誇ったように亡きタリーに語っています。“息子は新婚初夜に地下牢に入れられた”というのはエドミュアの事でしょう。

ブラックフィッシュ《漆黒の魚》ブリンデンが逃亡した事を危惧するボルトンに“ラニスターがついている”と気に留めないフレイ。

北部総督となりウィンターフェルを手に入れたボルトンは、グレイジョイの息子が城を占拠したと聞いたがその後どうなったか聞かれ“落とし子のラムジーを行かせた”と。

そうです、シオンを拷問中のアイツです。X字の磔と旗印でボルトンの人間かと思っていましたがなんとボルトン公の落とし子だという。

ロブがシオンさえ渡せば鉄の民は許すと言ったことを鉄側に伝えた結果シオンは売られてしまったそう。

あまりの苦痛に殺してくれと叫ぶシオンですが、このサイコパスが応じる筈もなく、シオンという貴族の名前は勿体無いから《くさや》という意味を持つ“リーク”という名を名乗るよう強要されます。

 

ナイトフォートで眠るブラン達は呻き声のような声と人影に気付きます。ミーラがその影を襲うとなんとそれはサムでした!

ナイツ・ウォッチだと言うサムに“僕の兄も!”と言いかけてジョジェンに止められるブランでしたが、側にいるサマーを見て合点がいったサムは“窓から落ちたジョンの弟?ダイアウルフはゴーストで知ってる ホーダーのことも ジョンに助けられた 彼の弟なら僕の弟だ何でもするよ”と頼りないなりに頼もしい味方をゲットしました。思わぬ出会いですね。

“壁”の北に行きたいブランと、“壁”の北から逃げてきたサム。

安全な黒の城に連れて行くと言うサムですが、自分の使命は“壁”の北側にいる三つ目の鴉を捜す事だと悟っているブランはサムに助けを求めます。

 

グレイジョイ家ベイロン宛にボルトン家からの便りで、北部から鉄の民を撤退させないとウィンターフェルに居た鉄の民にしたように生きたまま皮を剥ぐといった警告のメッセージと“シオンの好きだった玩具”として切り取った陰部を小箱に詰めて送りこまれてきました。さすがにモノは映りませんね。

差出人はルース・ボルトンの息子“ラムジー・スノウ”よりとあります。

ん、スノウ…?と思いましたが、「スノウ」というのは落とし子につけられる苗字であってスノウ家が存在する訳ではないようです。ご安心を。

自分の言う事も聞かずにもう跡継ぎを遺す事すら出来なくなったとシオンにご立腹の無慈悲な親父とは違い、姉ヤーラは弟シオン奪還に向けて最強の戦士50人を引き連れ船を出しました。かっこいい!

 

サム達はドラゴングラスが何千年もの間誰も殺せなかったホワイト・ウォーカーを殺すためのものだとブラン達に教え、餞別に分け与えました。

 

シェイとティリオンの関係を知るヴァリスは、今の歯痒い現状に居るシェイに王都を出て行き他の場所で良い暮らしが出来る程のダイヤを与えます。

どういう魂胆なのかシェイが聞くと“ティリオン公はこの国をよくできる奇特な人です 彼を愛しているあなたが居ると複雑になる”とし、シェイの存在がティリオンを危険に追いやると警告しますが、シェイはダイヤを投げ捨て“追い出したいなら彼に直接言わせて”と去って行きました。

ティリオンに対し早くサンサを身籠もらせるよう話すサーセイは、子供を持つ事の幸せについて説きます。

“子供は生きる理由”であり、“子供を持つ喜びはジョフリーさえ私から奪えない”と。ジョフリーを引き合いに出すあたり説得力があり過ぎる告白です。

 

森の中を進むハウンドとアリアはフレイ家の旗を掲げる4人の兵士達が軽口を言い合っているところに出くわしました。

一人の男が“狼の頭を体に載せるのには苦労した”とロブの遺体を辱めた一人だと自慢しているのを聞き、アリアはその男に近付きハウンドから奪ったナイフで首を滅多刺しにします。

残りの3人はハウンドが片付けてくれましたがなかなか無茶しやがりますね。

 

野人達から逃げ、馬を降りて休憩していたジョンの背後で弓を構えるイグリットの姿が。

“殺せないだろ”というジョンに対しいつものセリフ“何も知らないんだね、ジョン・スノウ”と返ってきますが“一つだけ知っている 愛してる”と。ヒュ〜。

お互い本気で愛し合っている二人。ジョンの裏切りに傷付きながらも手を下す事を留まるイグリットでしたが、自分の場所に帰るというジョンに矢を放ちました。

3本の矢を受けながら馬で走り去るジョン。きっとイグリットの腕前があったなら急所を狙えたはずです。うーん、切ない…。

 

無事にカースル・ブラックまで辿り着いたサムとジリはこの場に受け入れてもらえるようメイスターにお伺いを立てています。このメイスターは以前ジョンがロブを助けに行くと息巻いていた時に諭したターガリエン出身のエイモンですね。

一緒に連れ帰って来た赤ん坊を見てサムとジリの子だと勘違いしたエイモンは“誓いを忘れたのか?”と問いますが、彼がクラスターの息子である事と、ナイツ・ウォッチの誓いにあるように人の領土を守る楯となるべく闇の迫っている北からジリの事も助けてやって欲しいと頼みます。

エイモンは、ジリと“サム”と名付けられた赤ん坊の二人を客人として迎え、残っている44羽の使い鴉全てにホワイト・ウォーカーの危機を記した報せを託して飛ばすよう指示しました。

“王の手”に復職したダヴォスは、シリーンに文字を教わりながらナイツ・ウォッチからホワイト・ウォーカーに関する報せを受け取ります。

その時城に鐘が鳴り響き敵の攻撃かと思いましたが、スタニスの元へ駆け付けるとロブの死を告げられます。

ジェンドリーの血を使った呪いの成果なのでしょうか?

真偽はどうであろうと黒魔術にのめり込みジェンドリーの命を奪うなんて間違っていると抗議するダヴォスに対し、その昔エイゴン・ターガリエンはドラゴンという“魔法”を使ってウェスタロスを征服し、自分の王国を傷付けた恨みがあるのでどんな手段を用いても罰さねばならないと言い、“王国に比べ若者1人の命に何の価値がある?”と冷酷な表情を見せます。

それを聞きダヴォスは地下牢のジェンドリーを解放し、王都を目指すよう食糧と小舟を用意し逃がしてやりました。

 

カースル・ブラックにはボロボロのジョンが馬に運ばれ帰り着きます。

サムもちょうど着いていたタイミングで良かったです。

 

やっとの事でキングズランディングに帰り着いたジェイミー。

サーセイと感動的な再会かと思いましたが…これどうなんでしょうね?ちょっと分からない感じです。

 

ジェンドリーを逃した事を自白し死刑を言い渡されたダヴォスですが、この先必ず自分が必要になるとナイツ・ウォッチからの報せを見せました。

 

ユンカイを征服し奴隷達を解放したカリーシはミサ《母》として認められ、またしても膨大な人員を手に入れたようです。

 

 

はい、シーズン3完結しました!

ロブとキャトリンの死でスターク家の主力がどんどん減っていっている感じですが、シーズン4以降は“壁”の北側へ向かったブランの活躍が多くなってくるのでしょうかね。あとジョンも。ジョンはやはりエダードの落とし子では無さそうに思えます。なんかすごいキーパーソンになりそうで、それを考えると王子様の血筋とかなんとかで更なる板挟みの葛藤的な展開が似合います。

屑のシオンもあれだけの事をしでかして、しかしそれが帳消しになる勢いで酷い目に遭っているところを見ると今後スターク家への借りを返すというか何かしら戻ってきていいとこを見せるための伏線かなぁと思っています。

ティリオンとサンサの婚姻はどうなっていくのでしょうか。優しいティリオンですがあくまでも「ラニスター家」である事がいつも根底にあったキャラなのでやはり北を制そうとするのかどうかとか気になります。ほんとはシェイとゴールインして欲しいんですけどね。

ジョフリーはこのまま何もしなくとも馬鹿を露呈して恨みを買いに買いまくり何かの拍子でお命頂戴されそうなのでいいとして、手強いのはリトルフィンガーでしょうか?ルース・ボルトンあたりも怖いなぁ。

個人的にはスタニスやダヴォスのいるドラゴンストーン城パートがあまりワクワクしないのですがメリサンドルがロード・オブ・ライト関連の微妙に重要そうなワードをよく落とすのでまだまだ続きそうです。

 

 

ボルトン

ラムジー・スノウ

ボルトンの落とし子。シオンを拷問中のサイコパス

 

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  ▼次回、S4 エピソード1 

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