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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 8話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 DVDセット(1~10話・5枚組)

EPISODE 8 誰でもない者 No One

あらすじ

負傷したアリアは自分が殺すはずだった舞台女優の楽屋に逃げ込み、手当てしてもらう。ハウンドは村人を惨殺した“兄弟団”を追い、敵討ちする。ミーリーンでは、ティリオンとヴァリスの策が奏功して町に活気が戻ったかに見えたが・・・。キングズ・ランディングではトメンが重大なお触れを出す。リヴァーランに着いたブライエニーは包囲戦を張っていたジェイミーと再会し、ある作戦を提案する。まだ傷の癒えないアリアの元に再び追っ手が現れ・・・。  

ネタバレ感想

ブレーヴォスの舞台でサーセイを演じるレディ・クレインは、以前初対面のアリアに受けたアドバイス通りジョフリー暗殺のシーンでは悲しみと共に怒りを露わに表現した演技で観客を魅了します。

一仕事終えて舞台裏で一服しようとしたレディ・クレインが何者かの気配を感じそっとカーテンを開くと腹から血を流し今にも死にそうなアリアが。

アリアを連れて帰り手慣れた様子で傷の手当てをしてくれたレディ・クレイン。

以前にアリアが警告したサンサ役の女優ビアンカは、役者として再起不能になるくらい酷い顔にされ追い出されたようです。

一つ空いた穴もあるし役を演じるのが得意そうだと見込まれ、次の興行で行くペントスに一緒に来ないかと誘われますが、アリアは館の女に追われる身である自分といては危険だし、まだ誰も行ったことのないウェスタロスの西を見てみたいからと断りました。

 

森の中で下品な軽口を叩き合いながら笑うブラザーフッド達の元へ斧を片手にズンズンとやって来たハウンド。あっという間にその場に居た4人全員を殺しますが、ハウンドのお目当であるカラシ色のマントを付けていた男はいません。

命の恩人へ報いる弔い合戦のため一人で本拠地に乗り込むのでしょうか…?

 

 

ミーリーンの街中でロード・オブ・ライトを信仰する女性が民衆に向かってデナーリスと相談役を信じれば良いとスピーチしている姿が見られます。

熱心に彼女の演説を聞く民衆達を見て、作戦は成功だったと満足気なティリオンと、まだまだ“狂信者との協定”だと信じ切れない様子のヴァリス

ヴァリスは単身ウェスタロスに遠征し、自分達の賛同者と船を得て帰ってくるという極秘任務に赴きました。

 

 

クァイバーンがサーセイの元に“数名の聖兵が入城を許可され面会を求めています”と伝えに来ます。

スパローズの聖兵がレッド・キープ《赤の王城》へ入れるよう許可をしたのはきっとトメンですね。

サーセイが中庭に向かうと既に聖兵達が待機しており、その中の一人ランセルがベイラー大聖堂で話があるというハイ・セプトン《総司祭》からの伝言を伝えます。

話があるなら自分が出向いてこいと断るサーセイに対し“これは要望ではなく命令です”と告げ“断るなら力に訴えます”と脅したランセルにサーセイが“訴えれば?”と返すと同時に聖兵の一人がサーセイの盾となっていたマウンテンに向かって思い切り斧のような武器を振り下ろします。

しかし全く効かないどころか投げ飛ばし素手で首を引き千切るというオーバーキルを見せつけたマウンテン。

結構なグロ描写の中、胸がすいたような表情のサーセイなのでした(笑)

 

サンサの命を受けてブラックフィッシュに応援要請に来たブライエニーとポドリックは、リヴァーラン城がラニスター家とフレイ家から包囲戦を仕掛けられている事を悟ります。

遠くからジェイミーの姿を見つけ複雑過ぎる表情を噛み殺すブライエニー。

そうこうしているうちにラニスターの兵士達に取り囲まれてしまいました。

“サー・ジェイミーに話がある 彼の剣を持って来た”と話し、陣営内に連れて行かれます。

ポドリックが心配そうな表情を浮かべてラニスターの兵士達を眺めていると後ろから首を絞められました、ブロンに(笑)

軽口を叩いて隙だらけのポッドをからかいながらも立ち回りのトレーニングをつけてやるあたり久々の再会が嬉しそうな感じです。

そんな二人とはまた違った雰囲気の再会を果たしたジェイミーとブライエニー。

ブライエニーは無事に見つけ出したサンサがボルトン家から城の奪還とウィンターフェル公の座を求め、その協力者としてタリー軍を率いるブラックフィッシュ《漆黒の魚》を説得するよう命を受けてここに来たと話します。

ジェイミーはというとそのタリー軍からリヴァーランを取り戻すために包囲戦を仕掛けている側なのでえらく複雑な関係になっています。

元々ブラックフィッシュの故郷であるリヴァーラン城を“奪還”しようとしているジェイミーに疑問を投げかけますが“王令でフレイ家の物になったからな”と返されます。

王令、とはジョフリーがあの血塗られた葬儀でロブやキャトリンを裏切り惨殺した褒美に与えたものです。

ジェイミーの騎士道精神をよく知っているブライエニーは納得いかない気持ちを押し出しますが“俺はラニスターだ 家を裏切れない”と言われ“裏切れとは言わないが無血開城させるんだ”と自分がブラックフィッシュを説得する代わりに彼らの安全を確保するよう口頭での約束を取り付けました。

そして“これを与えられた目的は既に果たした”と腰に据えていた剣を差し出します。

シーズン4の4話でジェイミーが王都からブライエニーを送り出す際、サンサを守るために使えと託したヴァリリア鋼の剣オウスキーパー《誓約を果たす者》です。

サンサを見つけキャトリンとの誓約を果たした今、もう自分が持っている理由はないというわけですが、ジェイミーは“お前のものだ 今後もずっと”と受け取りません。

元はと言えばスターク家のエダードの剣を溶かして作った剣なのでラニスターの自分に持つ資格はないという事でしょうかね。

テントを出る間際“万が一説得に失敗し戦になれば私はサンサの親類側につくこととなる そうなれば敵になる”とブライエニー。その言葉を重く受け止めながら“そうならないよう祈る”と送り出したジェイミー。

ブライエニーの武士道精神は本当にいつも格好良い。

しかしブラックフィッシュもかなりの頑固爺で、三度拒否されてもなお食い下がるブライエニーにようやくサンサからの手紙を読んでくれますが、サンサが故郷を取り戻したいのと同じように自分も故郷であるこのリヴァーラン城を捨てる事などできないと協力を断られてしまいました。

ブライエニーとジェイミーの戦いなんて見たくないですが…どうなることやら。

 

玉座の間に集まる人々とサーセイ。

自分は聞かされていない王のお触れがあると知り、息子トメンの隣に行こうとするもケヴァンに止められ他の宮廷女官と同じ立ち位置にしか入れてもらえません。

トメン王からの発表はというと、総司祭と話し合った結果、サーセイとロラスの審判を慈母の祝祭の初日にベイラー大聖堂で行うことが決定したという報告に加え、過去を鑑みて粗野な伝統であり真の裁きを免れようとする腐敗した王の計略だとし、決闘裁判を今後禁ずるという内容。

マウンテンがいれば決闘裁判なんてこっちのものだと企んでいたサーセイですが、かつてのようにセプトン《七司祭》の前で審判を受ける事になってしまいました。

もはや有罪が確定したような物ですが…去っていくトメンの後ろ姿を遠巻きに眺めるサーセイにクァイバーンが声をかけ、「昔の噂の件」を小鳥達に調べさせた結果、ただの噂以上のものだったと話しています。

ハイ・スパローの弱みでも握れたのでしょうか?ここからどう巻き返すのか楽しみです。

 

自分の計画通り、民衆が再びデナーリスを統治者と認め平穏が訪れつつある現状に気を良くしたティリオンは半ば無理矢理、グレイ・ワームとミッサンデイと3人で祝盃をあげます。

それぞれのジョークで場も和み、アルコールも入ってか屈託無く笑うミッサンデイを愛おしそうに見つめるグレイ・ワーム。

まったりした時間も束の間、非常事態を知らせる鐘が鳴り響きグレイ・ワームは走って出て行ってしまいます。

ティリオンとミッサンデイが外の様子を伺いに出ると、奴隷を取り返しに来た親方達の船がすぐそこにまで迫って来ていました。

 

捕らわれているエドミュアの元を訪れ、フレイ家に代わって酷い扱いをしてきた事を詫び、今後はまともな衣服と食事を約束したジェイミー。

叔父のブラックフィッシュはどんな手を使おうと城を手放さないぞと話すエドミュア。

ロブ達が殺される結末を迎えた血塗られた婚儀の主役だったエドミュア。婚儀を済ませた新婚初夜の営みで早速子種を仕込みそのまま捕虜となってしまったらしく、彼には息子が居るのだとか。

ジェイミーは結婚初夜から会っていないという妻と息子とキャスタリーのロック城で共に過ごさせてやるぞと持ちかけます。

これには応えず“お前は自分がまともな人間だと思うか?俺の家族を虐殺して俺を何年も監禁した上、土地を盗んだくせに”と責めるエドミュアに対し、王に逆らった者達の末路だから仕方ないと返すジェイミー。

“端正な顔立ちで黄金の鎧を纏うお前はどうやって自分自身に納得してるんだ?これほどの事をしておいてどうやって自分はまともだと言い聞かせてるんだ?”と皮肉たっぷりに問われたジェイミーは、自分はエドミュアの姉であるキャトリンの捕虜だったが彼女の子供達への愛に敬服し尊敬していたと話し“お前の姉と俺の姉は似ている 子供を守るためなら何でもする激しさがあった 愛のためだ そして俺はサーセイを愛している 彼女の元へ帰るため俺はリヴァーランを奪還する”と語ります。

更に必要になるならエドミュアの息子を連れてきて城に投げ入れる事も厭わないし、サーセイの元へ帰るためなら城にいる奴らも一人残らず殺してやる、と脅しをかけました。

一人解放され、城門前に立つエドミュア。

ブラックフィッシュは“これは罠だ絶対に入れるな”と指示を出しますが、リヴァーランの城主はエドミュアなので、部下達は“ここの城主に忠誠を誓いました 城主の命令です”と跳ね橋を下ろさせます。

その様子を遠巻きに見守るジェイミー達。

入城したエドミュアは“全員に武器を下ろさせ門を開けろ”と命令を出し、ブラックフィッシュを捜し出してフレイ家へ差し出すように言います。ジェイミーからの条件を飲んだのですね。

ブラックフィッシュは地下水路にブライエニーとポドリックを案内し小舟に乗せます。

一緒に逃げるよう説得するブライエニーに“婚儀からは逃げたがもう逃げん”と自分の家を見捨てぬ覚悟を決めたブラックフィッシュは剣を手に取り足止めに向かいました。

あっという間にリヴァーラン城はフレイ家とラニスター家に占拠され、ジェイミーの元にブラックフィッシュが討ち死んだと報せが入ります。

何気に好きだったおじさんなので残念です…。

城から川を進む一隻の小舟を見つけたジェイミー。周囲を見渡して部下達が居ないことを確認し、ブライエニーにそっと手を挙げ二人を見逃がしてくれました。

それに応え手を挙げ返すブライエニー。とりあえずはこの二人が戦闘にならずに済んでホッとしました。

 

ミーリーンに攻め込んできた親方達は海から街全体に砲撃を浴びせかけます。

ピラミッドに立て篭もり、待ち伏せする事を決めたグレイ・ワーム達ですが、ピラミッドに衝撃が加わり警戒しながら外へと通じる扉を開くと…女王のご帰還です!

ドラゴンと共にようやく帰ってきました。

 

 

カラシ色のマントの男を探して森をずんずん進むハウンドはお目当ての男達を見つけます。

が、すでにこの男達首に縄をかけて木に吊るされる寸前です。

周りにはブラザーフッド達がおり、以前ハウンドと決闘裁判をして負けたにも関わらず復活を遂げた男ベリックの姿も。

どうやら村人を殺すというのは彼らの掟でも御法度らしく、そのルールを破った罰として処刑されるところだったようです。

そしてあのコミュニティはセプト《聖堂》を作っていたそうです。骨組みだけのまま終わってしまいましたが。

ハウンドが殺された彼らの事を“友達”と呼んだのがポイントですね。

一触即発かと思いきやギャグのようなテンポで事は進んでいき、3人のうち2人の処刑をさせてもらったハウンド、遺体からブーツを奪い、その様子を唖然とした表情で振り返るブラザーフッドに食糧までたかるようです(笑)

ベリック達はハウンドをブラザーフッドに勧誘し、ハウンドも満更ではなさそうな感じですね。

 

 

ブレーヴォスでは、レディ・クレインに匿ってもらっているアリア。

眠っていたアリアは大きな物音で飛び起きます。

恐る恐る様子を見に行ったアリアはレディ・クレインの変わり果てた姿を見ることに…!

横には館の女が居て“お前のせいで苦しみながら死んだ”と告げられます。

咄嗟に窓からダイブし逃げるアリア。深手負ってるはずじゃ…!

ターミネーターよろしく猛烈な勢いで追ってくる女の怖い事怖い事。

壮絶な追いかけっこを続けて傷口が開いたアリアは裏路地にある真っ暗な部屋へと入ります。

ここは…!そうです、アリアがニードルを隠し備えていたあの場所です。

追ってきた女がジワジワと迫って来たところで蝋燭を落とし暗闇の中一騎打ちに。

場面は変わって黒と白の館で血溜まりを見つけ、ポツポツと続く血痕を辿っていくジャクェン。

辿り着いたマスクの部屋に数多ある顔の中、女の顔が切り取られ並べられていました!

ジャクェンの背後にはニードルを構えたアリアが。

“私を殺せと命じた?”と問われ“ああ、だがお前は生き彼女はこうなった 誰でもない者になったな”と悲願が叶った事を告げたジャクェンを真っ直ぐに見返し“ウィンターフェルのアリア・スタークだ 故郷に帰る”とキッパリ告げます。

頷くジャクェンを見届け館を去るアリア。

おぉ〜、これは胸が熱くなるラストでしたね!

ついにアリアも自分自身を認める形で帰ってくるのですね。

アリアが戻ってきた場合、ウィンターフェル奪還と殺しのリスト達成ではどちらに重きを置くのでしょうか。気になる展開です。

 

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▼次回、エピソード9 

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