海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン1　5話ネタバレ感想

エピソード5『奇襲』”Raid”

あらすじ

ハラルドソンの手下はラグナルが留守の間に家を襲撃し、家族を脅す。村へ戻ったラグナルはハラルドソンの軍との戦いに応じる。

ネタバレ感想

なんとなんと刺客を放つなどという回りくどいやり方ではなく首長自らも出てきてラグナルの村を奇襲しにやって来たではありませんか。

もはや大義名分なんて要らない、というような開き直り方に見えますがやったもん勝ちみたいな世界なら日常茶飯事だったりもするのでしょうか？

森で狩をしていたラグナルは出遅れたものの瞬時に異変を察知し駆けつけます。ヴァイキングならではの特徴的な斧での戦いはこういう風に動くのかーと見入ってしまいました。

ハゲ頭の側近に矢で射抜かれながらも家族とアセルスタンを抜け道から逃がすラグナルにハラルドソン一行が迫ります。

大勢に囲まれ瀕死の状態から意表を突き馬をかっさらってまんまと逃げ出したラグナルに笑いました。バイタリティの塊かよ。

巻き添え食って殺された村人達がめちゃくちゃ不憫ですが、こんな罪のない人々の殺戮を族の長が堂々と率いてしまっても良いものなのでしょうか。それもこれも全て罪人のせい、とかいう主張で民も納得しているのか気になります。

射られた胸からはかなりの出血量が見受けられますが馬を走らせ川を渡り挙げ句の果てに追っ手に迫られたラグナルは崖から海へフラリと身を投げるも、先にボートで海に出ていたラゲルサ達がすぐそばにおり海に沈んだ身体をアセルスタンに引き揚げてもらい何とか助かりました。こりゃ神に愛されているとしか言いようがありません。

一方ラグナルが確実に死んだという証拠が欲しくて躍起になっているハラルドソンでしたが、その家に一人の客人が招かれています。

スベア人の首長だというこの男、何故海を越えてここへ呼ばれたかといいますと、なんとハラルドソンの独断で娘シアリとの結婚が決まったのだとか何とか。金持ちそうですが赤ら顔の冴えない親父と。完全にハラルドソン自身の権力を強固なものにする為の一つのステップとして娘を差し出すとは…。これならまだ見てくれ的にもロロの方がマシだったではありませんか。上品で可愛い娘さんなのに。

シギーも知らなかったようで領地と同盟を手に入れようが娘をあんなジジイのところにやるなんて、と大激怒しております。恐ろしさを備えていますが子供達への愛は深いサーセイ様タイプですね。

ラゲルサ達は傷を負ったラグナルを連れてフロキに助けを求めます。消毒のために炎で熱した刃を傷口に押し当てるとかもう考えただけで震え上がります。ニンニクとかセージだとかを塗り込むらしいのですが相当昔の時代からこうして傷の処置法が確立されているのが改めて不思議です。

治療の甲斐あって一命を取り留めたラグナルは徐々にフロキの家で家族とともに身を隠しながら回復していっている様子。そこへ仲間のトルステンが訪ねてきて首長がラグナルを捜していてロロや仲間達を見張っているのだと教えてくれました。

これまで忠誠心だけのイカレ野郎としか見えなかったフロキでしたがここへ来てめちゃくちゃ良い奴だしめちゃくちゃまともな事言ってます。

床に伏せているラグナルはワイルドさが抜けている分甘いマスクが際立っていたように見えました。

シアリの婚礼の宴に堂々と入り込みラグナルは死んだから部下に自分をつけさせるのはやめろと訴えるロロ。シギーと何やら見つめ合っていましたが…。

後日人目を忍んでロロが入った納屋の中にはシギーの姿が。キスをする二人。また首長への忠誠を試す為の美人局か？と思いましたがシギーは「夫は貴方を憎んでいるここから逃げるのよ」と必死の警告。おやおや？

しかし警告虚しくロロは大勢の男達に囲まれ気が付くと手足を拘束された状態で目覚めます。

一度裁判で裏切られロロに疑心を抱くハラルドソンはラグナルの居場所を問い酷い拷問でロロを責め始めました。口を開くのを手伝ってやるとかなんとか言いながら刃物でグッサグサやる音とシギーの複雑な表情が映し出されましたが、いきなりそこまでハードな事するのかとその惨さをヒシヒシと感じます。痛い…。

なかなか傷が癒え切らないラグナルの元にトルステンがシギーから聞いたという報せを持ってやって来ます。

ハラルドソンがロロを捉えラグナルの居場所を吐かせようと殺す気で拷問している、と。

それを聞いたラグナルはフロキにハラルドソンへの決闘を申し込む言付けを頼みました！