海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン1　8話ネタバレ感想

エピソード8『生贄の儀式』”Sacrifice”

あらすじ

ラゲルサが流産し落ち込んでいたラグナルはウプサラの神殿へ行き、神に感謝し、現在と未来について考える。

ネタバレ感想

息子の流産でやさぐれるラグナルに対し、身も心も一番ダメージが大きいはずのラゲルサは首長の妻としての役割をしっかり果たしている様子を見るにいつの世も母強しは変わらないようです。

9年に一度のウプサラ神殿参拝への参加を決めたラグナル。ヴァイキングの仲間達と山を越え北欧の神々が祀られるというウプサラの神殿に辿り着きます。

子宝の神フレイヤに息子を授かれるよう祈るラゲルサ。ビヨルンは将来力強く賢く成長出来るようにと、ラグナルは予言の通り息子に恵まれるのか、息子を授けてくれるのは誰なのかと、それぞれ全知全能の神オーディンの像に語りかけました。

息子を授けてくれるのは『誰』なのか。これは気にかかるフラグですねぇ。

儀式の最後に捧げる生贄としてブタやヤギといった家畜類が9匹ずつ分けて檻に入れられています。1つ空っぽの檻を見てこれは何の柵だと問い「選ばれし人間用の柵だ」と返されたアセルスタンは信じられないといった顔付きでその柵に目をやりました。

目つきの怪しいラグナル達に勧められて乾燥したキノコを口に含むアセルスタン。

どうやら幻覚作用を持つ怪しいキノコだったようで、だんだんとアセルスタンにも異変が起こり始めます。そして誘われるがままにシアリと関係を持つことに。腐敗した福音書のようにアセルスタンの信仰心も少しずつ形を変えていっているようで…ついに堅物修道士も陥落でしょうか。

翌朝ウプサラの修道士を蹴り起こす馬鹿っぽい男が出てきますが、これが参拝にやってきたホリック王なのだとか。

ラグナルと面会するあたりではそれなりに威厳のある感じですが最初のあの感じは何だったのでしょう。

旧首長ハラルドソンに打ち勝った事やイングランド遠征を聞き知っていたホリック王はラグナルに好意的です。そしてラグナルもまた「父親を殺した親戚を順に6人殺し玉座に就いた」というホリック王へ敬意の示し忠誠を誓いました。ラグナルの貢献の見返りとして西に強力な奇襲部隊を送り大陸を見つけるという野望へ加担する事を約束したホリック王。また西への侵略が始まるのですね。

シギーを口説いていながら他の女性とも関係を持つ事を責められたロロは心底ウザそうに「俺は誰のためにも変わらない嫌なら出て行け」と久しぶりにその屑っぷりを見せつけてくれます。更には「俺は将来必ず偉大な男になるからその時別れた事を後悔する」と謎の強気で押し込みシギーは迷っちゃうのかな〜なんて思いましたがいやはや、「今頃弟はホリック王に会って西への航海術を披露して功績を自慢しているだろうし、あなたが本当に偉大になりたいのならホリック王に会うべきだったわ教えてあげる本当に偉大になりたいのなら貴方にも私が必要よ」と切り返したシギー姉さん。

そういえばこういう女性でしたね、忘れていました。

ウプサラの修道士に呼ばれ、未だにイエス・キリストへの信仰心があるのかと問われたアセルスタンは意外にも迷いなく「いいえ」と答えます。さらには「お前は神々への生贄なのだ」と伝えられあからさまに動揺し隠し持っていた十字架に触れるアセルスタンを見逃さない修道士。めちゃくちゃこえぇ。

信仰心も捨てられていない心の弱い存在、として神々に供える生贄には相応しくないと決定されたアセルスタンはラグナルの茶化した通りキリストのおかげで命拾いしましたね。ただし、生贄の席が一つ空き、アセルスタンの代わりが必要になってきます。静まり返ったヴァイキング達の中で家族の為、友の為、ミズガルズの民の為にと力強く名乗りを挙げたのはレイフです。

翌日、いよいよ生贄の儀式が行われる日。

厳かな雰囲気の中、動物から順に殺され吊るされていきます。最後にレイフも仲間達に見守られながらその血を捧げました。

これを見守るヴァイキング達の切なくも誇らしげといいますか、迷いのない表情からいかに自分達の神々を崇めているのかが伝わってきます。

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