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海外ドラマ≫≫ROME ローマ〈前編〉 3話ネタバレ感想

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第3話『ローマ入城前夜』”
AN OWL IN A THORNBUSH”

あらすじ

カエサルがローマへの進軍を開始した。カエサル軍の猛攻撃に対して、ポンペイウス側の迎撃態勢は整わず、ポンペイウスはローマからの一時的な撤退を決断する。先発したヴォレヌスとプッロの斥候隊はローマに到着するが、ヴォレヌスはいまや反乱軍となった軍の汚名を恥じ、軍団を去って妻ニオベのもとへ戻る。一方プッロは知り合った奴隷娘エイレネを助けに行き、ポンペイウスが持ち出した国庫の金を偶然手に入れる。

ネタバレ感想

カエサル武装ルビコン川を渡った、つまり反逆者となった事態を受けて、カエサルの親族であるアティアは苛立ち自棄になりながら奴隷を鞭打っています。一種のストレス発散にも使われるなんて酷いなぁ。

一個軍団で進軍してきたカエサルを不思議に思いながらも自軍の兵を招集させ準備するポンペイウス

 

娘の子だと偽っていた赤ん坊はやはりニオベ自身の子で、浮気相手の男が息子を一目見たいと家まで押しかけてきております。言葉では彼を突っぱねるもどうやら愛情のある関係のようですね。と、なると娘の純潔を奪った腹いせにヴォレヌスに罵られた家畜商人の彼が可哀想過ぎます。

あんなモラハラじゃぁなぁーと思いましたが、ヴォレヌスの妻ニオベに対する愛情もまた本物で、プッロに『わざと嫌われようとしていたんじゃないのか?』と驚かれる程に不器用な男なだけなのでこれまた複雑です。

 

血の気が多いプッロは、ポンペイウスの斥候を見つけるとまたしてもヴォレヌスの命令に反し勝手に部下を率いて戦闘を仕掛けにいってしまいます。ポンペイウスの斥候にはまだ幼さの残る少年兵も多く時代を感じさせます。

ローマの守備は三個兵から成り、数ではカエサル達を上回りますが、その多くが新兵で古参兵の多くはカエサルの元部下だという心許ない状況です。それでも少数で身軽なカエサル軍は恐ろしいスピードで刻一刻と迫ってきているのです。

これによりポンペイウスは援軍が整うまで一度後退し、コルフィニウムで軍を再結集してローマを奪還するという戦略的撤退を提案します。しかしながら、戦う事なくローマを明け渡す戦略に反対する者も少なくはありません。

アティアの館にはポンペイウス派による嫌がらせが始まっています。

少し前にはいち早くカエサルに取り入ろうと自分の息子を派遣してまで貢ぎ物を贈っていたにも関わらず『カエサルのせいよ!ここに居たら喉をかき切ってやる!』とヒステリックでまぁ怖い。

オクタヴィウスはまたしても冷静で『私の考えではポンペイウスが劣勢かと』と現状を分析し把握している様子。有能キャラだったとは。

 

ポンペイウスは家族を亡命させると同時に、国家の蓄えを可能な限り運び出しカピトリヌスの金庫に保管するよう命じました。

しかしこの動きが仇となり、大量の財宝を移送する荷車は、ポンペイウスに移送を命じられた右腕ドゥリオを刺し殺した部下によって奪われてしまいました。

牛追いに化けた男達を見つけたヴォレヌスとプッロは、軍人用の靴を見逃さず兵士9人を相手に戦闘になります。逃げ惑う兵士達を追い次々に殺していきます。首謀者の男だけは取り逃がしましたが、ヴォレヌスは積荷の元へ戻る事なく自身の任務に忠実に抵抗に遭うまで進軍を続けてしまうのです。めちゃくちゃな財宝であり敵の供給源が〜…!

 

ポンペイウスがローマを脱出したすぐ後に「すべての貴族及び騎士もポンペイウス同様にローマを離れること 背き止まる者は反逆者と見なす」との命令が下されました。

ブルートゥスはこれを受けて、『ポンペイウス元老院がローマを見捨てるなんて』と怒りを露わにし、母でありカエサルの愛人でもあるセルウィリアも『滑稽だったわ』と話します。しかしこの命令によって更に厄介な立場となったこの親子。中立が許されず、ローマに留まればカエサルを支持する反逆者と見なされ、去ればポンペイウス側になります。

カエサルとの良好な関係にあるブルートゥスでしたが『共和国は友情に勝る』と苦渋の選択でポンペイウス側につきローマを離れる事を決意しました。

しかしカエサルを愛するセルウィリアはポンペイウスを敵に回そうともローマへ残ると動きません。『母上は欲望に支配されているだけだ!途中で奴隷を買ってあげますから…』と思わず要らぬ失言をかましてしまったブルートゥスはここで母親と別れる事に。

ポンペイウス派でローマを出る元夫と一目会うために家を抜け出したオクタヴィア。彼女の元夫はそれに気付いたアティアに差し向けられた刺客によって殺されてしまう事に。また一つ母への恨みが増えてしまいそうです。

 

ヴォレヌスは任務を果たした、と第13軍団をプッロに任せ戦線離脱します。

ヴォレヌスと別れたプッロは気に掛かっていた牛車に引かれていた奴隷の少女と積荷を確認しに戻り、少女を解放すると同時に莫大な財宝を手にするのでした。

 

プッロから女心と扱い方を素直に学ぶヴォレヌスが笑えました。妻の愛を神様にお願いしちゃうピュアさですからね…。

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ROME [ローマ] <前編>

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