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海外ドラマ≫≫ROME ローマ〈前編〉 7話ネタバレ感想

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第7話『ポンペイウスの最期』”PHARSALUS”

あらすじ

救援のためギリシャへ向かった第十三軍団の船は嵐で難破し、ヴォレヌスとプッロは水も食糧もない無人島に漂着する。その頃ギリシャではアントニウスカエサルに合流していたが、依然カエサル軍はポンペイウス軍の猛攻に苦しんでいた。餓死すらも危惧され、後がないカエサル軍は最後の力を発揮し、ついにフォルサロスの戦いにて圧勝する。ポンペイウス軍は崩壊し、ポンペイウスは他国へ逃亡するが……。

ネタバレ感想

援軍としてローマを発しギリシャとへ向かう航路で嵐に見舞われた第13軍団の船は無残に難破してしまいました。

 

窮地のカエサル陣営は負傷兵も後をたたず環境も劣悪です。無事にギリシャへと辿り着いたアントニウスは、カエサルと共に戦略を練るもやはり行き詰まっています。

今にも餓死しそうなカエサル陣営と比例するようにポンペイウス陣は有り余る豪華な食事を優雅に摂っております。

 

孤島に打ち上げられ仲間の死体が無数に横たわる中、ヴォレヌスとプッロはそのしぶとさを見せています。

リュデとニオベは和解しますが、その頃孤島ヴォレヌスは飢えと渇きで死を悟り、ニオベへと石に何かを刻んで諦めモード。

 

母アティアに尻を叩かれ本来頼める義理のないセルウィリアの館を訪ねて護衛を貸して欲しいと相談させられるオクタヴィア。

この子がまた健気で賢くて本当に良い娘さんなのです。ここの姉弟は完全に母親を反面教師にして育っていますね。

しかしセルウィリアとオクタヴィアに流れる微妙な雰囲気は何なのでしょうか(笑)そういう展開…?にしか感じませんが、いやいや、オクタヴィアには愛する夫が居たし、セルウィリアにも愛しさ余って憎さ100倍で呪いをかけてしまうほど愛したカエサルも居るし…。

 

ポンペイウスは、敵陣の餓死など待たずに徹底的にトドメを刺せとする有力者達の意見を汲みついに陣営を離れ進軍してきます。

しかし圧倒的不利な状況でありながら、その不利が「勝つか死ぬか」という究極の二択となったカエサル軍にまさかの巻き返しを見せられます。手を切ったとかで痛がり動かないポンペイウスのやる気の削がれっぷりったらないです。

縋るように王家との親交が深いエジプトを目指そうとするも有力者連中は離れていき自陣で孤立し始めたポンペイウス。これに怒るでもなく悟りを開いたような顔で見送るおじさんが哀愁抜群でここに来てちょっと可哀想に思えます。

 

死後の世界について語る遭難組でしたが、ヴォレヌスが膨張して海水に浮かぶ死体に目をやり、閃きます。二人はなんと死体を掻き集めてそれを浮力にしたトンデモイカダを組み立て孤島からの脱出をはかるのでした。すげぇ。

漂流し意識がないまま打ち上げられていた二人を助けたのは皮肉にも多くの従者に見捨てられながらも家族と共に移動していたポンペイウスです。

 

機織りに誘われ再度セルウィリアの館に誘われたオクタヴィア。談笑していたところにカエサル勝利の報せが届き、つまりポンペイウス軍についた息子ブルートゥスの訃報でもあると咽び泣くセルウィリア。彼女を慰めるように何故かキスをするオクタヴィア。あのおかしな雰囲気は気のせいではなかったようです。なんでそこ!しかもブルートゥスは早々にポンペイウスの元を去り無事ですし。

一度は裏切り降伏しに来たブルートゥスとキケロを罵ることもせず友として無事を喜んだカエサル半端ねぇっす。

 

プッロがポンペイウスの正体に気付き、その夜ヴォレヌスはポンペイウスを捕虜にとろうとします。

と、ここでようやく何がどうやってカエサル軍が勝利したのかという展望がポンペイウスの口から語られるのです。

川沿いの開けた戦場で両軍は対峙し互いに一歩も引かず、ポンペイウスは敵の右側に騎兵隊を放ちます。しかしこの騎兵隊が僅か1個の予備歩兵隊に撃退され、逃げ帰った二百騎ら自軍の左側を直撃し戦列を一気になぎ倒し崩壊した、と。

まさかの自滅的な展開がきっかけとなり勝負がついたようです。

妻子のためにエジプトへ連れて行かせてくれと懇願するポンペイウスを見逃し翌朝プッロを連れてその場を後にしたヴォレヌス。

そのままカエサル陣営に戻り、兵も連れずにエジプトを目指すポンペイウスを見かけたが弱り切った敵は捕らえる必要もないと思い見逃したと報告します。

これにあの寛容なカエサルは激怒し、磔に相当すると処罰を与えました。それでも話を聞いていたアントニウスは生かしておくなんて甘過ぎると異を唱えましたが、カエサルは嵐を生き延びポンペイウスの元に辿り着いた神に生かされている二人を殺す気はないとアントニウスを黙らせます。

やっとの思いでエジプトに辿り着いたポンペイウスは、迎えの兵に裏切られその場で首を斬られて殺されてしまいました。

とんでもないネタバレタイトルで分かってはいましたがなんだか切ない最期で後を引くラストシーンでした。

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