第17話『偽りの和解』”HEROES OF THE REPUBLIC”
あらすじ
ヴォレヌスは、救出した子供たちをローマに連れ帰った。しかしヴォレヌスを憎む子供たちは逃亡を試みる。オクタヴィアヌスは執政官に就任し、元老院にブルートゥスとカッシウスを“共和国の敵”と決議させる。しかし反発したキケロはブルートゥスらにローマへの進軍を促す。アントニウスは元老院の派遣した軍を乗っ取り、勢力を取り戻していた。ブルートゥスらの兵力が大きいことを知ったオクタヴィアヌスはアントニウスと和解する。
ネタバレ感想
凱旋式を断られたオクタヴィアヌスは、ならば執政官になりたいとキケロに頼みます。
19の若造に何が出来るとたかをくくりこの申し出を受け入れたキケロでしたが、オクタヴィアヌスは執政官となったそばから『ブルートゥスとカッシウスを殺人者及び国家の敵と宣言したい』と元老院議員での過激発言が飛び出しました。話が違うと詰め寄るキケロを一蹴し、この動議を可決させます。
キケロはブルートゥスとカッシウス宛に密かに事を知らせ軍を率いて帰国を要請する手紙を出させました。
オクタヴィアヌスが訪ねて来るべきだと強情だったアティアは、何を思ったか涙ながらにアントニウスに殴らせた事を詫び許しを請い家に連れ帰る事に成功します。
奴隷として働かされていた子供達を連れて帰るも母親を殺されたようなもので自分達に呪いの言葉までかけた父親への憎悪は根深く、『過去は忘れよう』と話す以外どうにも出来ないヴォレヌス。
長女主導の元逃亡資金を貯め、密かに逃げ出すチャンスを伺っていた子供達はある日計画を実行に移しリュデの元へ逃げて来ます。しかし、リュデはこれを窘め『辛くても憎しみを外に出さず父親と一緒に居て生きていなさい』と説得します。
悪友〈イオカステ〉とオルギアの集まりなる乱交パーティーで大麻に溺れているところをアグリッパに助けられ館へと送り返されたオクタヴィア。
弟が貞淑を説いている時にこんな事が見つかれば大ごとだと怒鳴るアティアは、オクタヴィアヌスの側近アグリッパがこの事態を知ってしまっている事に言及しますが、アグリッパは自分の主人であるオクタヴィアヌスにこれを言わないと宣言します。理由を問われると『愛しているからです』と唐突な告白が。さらに勇敢にもアティアに対して『またお嬢さんをけなしたら僕は怒ります』と不恰好な啖呵を切って出ていくのでした(笑)
圧倒的軍勢を引き連れブルートゥス達がローマにやって来ているが、軍を手放すなら彼らを止めてやるとキケロに命じられたオクタヴィアヌス。兵の数が大差なだけあって対抗できないと悟ったオクタヴィアヌスが悩んでいるところに入ってきたのはアティアです。
その夜アティアは野営地にいる髭面のアントニウスを訪ねます。その背後にはオクタヴィアヌス率いる軍団達の姿も。
こうして昨日の敵は今日の友となった二軍は手を組むことに。
タイトル通り様々な場で「偽りの和解」が生まれた回でした。
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▼次回、後編エピソード6