海外ドラマ≫≫ROME ローマ〈後編〉 8話ネタバレ感想

第20話『貞淑と裏切り』”A NECESSARY FICTION”

あらすじ

ヘロデからの賄賂である金が港に到着し、ローマまで輸送されることになった。しかし途中で何者かに奪われ、ヴォレヌスは真相解明を命じられる。オクタヴィアとの結婚後もなお、アントニウスはアティアとの関係を続けていた。しかし、その事実をオクタヴィアヌスに知られ、ローマにいられなくなる。金の輸送計画を漏らした裏切り者は、父を恨むヴォレヌスの娘だった。それを知ったヴォレヌスは……

ネタバレ感想

アントニウスとオクタヴィアの結婚後も、アントニウスはアティアと、オクタヴィアはアグリッパと、それぞれ関係を続けています。

オクタヴィアヌスは、政治的に有利と判断したのか自分の結婚に相応しい女性を見繕い、人妻で息子も居る〈リウィア〉にターゲットを定めると初対面の挨拶で『私と結婚しないか』と直球ストレートを投げつけそのまま夫との離婚を勧める傲慢っぷり。

エイレネはガイアに盛られた毒で胎児を失うだけでなく出血が止まらずプッロに見守られながら息を引き取りました。ヴォレヌスと共に遺言通り火葬ではなく土葬でエイレネを見送ってやるプッロ。本当に殺してしまうなんて…とんでもないやつです。

アントニウスらの指令で他国からの賄賂を輸送していた組合の動向がどこからか漏れており、待ち伏せを謀られかなりの手傷を負わされ積荷も奪われてしまったヴォレヌスの部下達。これに対処すべく忙しくなったヴォレヌスは傷心のプッロをガイアに任せてしまいました。

メッミオは盗んだ金を使って敵対派閥を味方に付け、ヴォレヌスを潰しアヴェンティヌスを牛耳ろうと画策します。

ヴォレヌスはメッミオの部下が持っていた人形と同じ物をヴォレナが持っているのを見て娘の裏切りを確信する事に。ヴォレナは今でも利用されているとは思わず愛されていると信じてやまない様子で父への憎悪を爆発させます。

意外にも何も知らなかったオクタヴィアヌスは、マエケナスから母とアントニウスの関係、さらには自分の右腕でもあるアグリッパとオクタヴィアの関係を聞かされこれに激怒しました。こうして何とも気まずい夕食会の始まりです。彼らの不貞を責め立てるオクタヴィアヌスは、道徳心どうこうより政治的な自分の立場を心配しているようで主人の自分を裏切らなだとかアントニウスを追放するにあたって各人を馬鹿にする発言で罵ったりと暴君っぽさが拭えません。

これにはさすがに家族全員がオクタヴィアヌスから離れてしまう結果に。

アントニウスは左遷でローマを出る前日にアティアを訪ね時機が来たら必ず迎えを寄越すと約束しました。あれだけ結婚を迫られても交わしていたのにここに来て突然純愛風に見せられても(笑)

更にアティアの計らいで密かに館の台所に忍び込ませたアグリッパとの再会に喜び駆け落ちを提案するオクタヴィアでしたが、アグリッパは二度もオクタヴィアヌスを裏切れないと別れを伝えに来たのでした。臆病だと罵りながらも理解を示したオクタヴィアは涙を堪えてアグリッパに背を向けます。最後に赤ちゃんが出来たと告げて。

娘の裏切りが発覚しローマには居られないと組合と子供達をプッロに任せアントニウスのエジプト行きへ同行したいと申し出たヴォレヌスはこれを歓迎されます。

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