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海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング 〜海の覇者たち〜 シーズン2 1話ネタバレ感想

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エピソード1『兄弟血戦』”Brother’s War”

あらすじ

ホリック王側についたラグナルとボルグ首長との戦いが勃発。ボルグがロロと手を組んだため、ヴァイキング同士の衝突は兄弟対決となる。たった1人の勝者はどちらになるのか。その頃、アスラウグ王女がカテガットへと向かう。彼女が予期せぬものと共に現れ、ラグナルは苦しい立場に置かれる。

ネタバレ感想

区切りを感じなかったので流れるように見ていますがシーズン2に突入しました。

796年のスカンディナヴィア、8世紀目前です。

前回ホリック王とボルグとの交渉が決裂し戦争に突入し、ロロだけが行方をくらませていたというところです。兄を絶対に信じている、と人情を見せるラグナルの前に現れたのはボルグ軍と共に立つロロの姿

『戦争』と聞いて我々が想像するような大規模な万単位の軍勢ではなく100程の隊列のぶつかり合いというのがこの時代をよりリアルに感じさせます。

盾の壁は相変わらず無敵感と戦闘の開始が相まってカッコ良い。

裏切り者ロロは容赦無く昨日まで仲間だったヴァイキングを抉り殺しますが、それを見て駆け付けたラグナルを前にして一突きも繰り出すことなく槍を捨て「お前とは戦えない」と返り血だらけの顔でしゃがみ込むのでした。

こんな危険因子はどさくさに紛れて今のうちにやってしまえば良いと思ってしまいます。

一通りの戦いが終わると王軍の元にやって来たボルグ首長。いつの時代も戦争というのは不思議ですね。なりふり構わず殺し合いをしていたかと思えば和平交渉の場を設けたり。本当に不思議な感覚です。

これ以上若者を殺さずに済むようにとホリック王は土地の3分の1を譲渡すると提案しますが全てが自分のものにならないなら戦いを続ける気のボルグはこれを受け入れる事はしません。

またここから戦闘に発展するのかと誰もが思ったところでラグナルが吼えました。

何故自分達のものしか見ないのか、仲間同士で殺し合いなんてやめて西の地に新たな土地を得てそれを分け与えるべきだ、と。

これにはホリック王だけでなくボルグも納得し無事に和平を結べて一件落着です。

そして今回大裏切りをかましたロロもカテガットに一緒に帰るような流れになっております。「興味ないかもしれんがお前の姪であるギーダが死んだ」と嫌味こそ言うもののここで切り捨てていかないあたりが甘いですね。それとも自分のとこの者が失態を晒せば責任を持ってカタをつけるというのがヴァイキング界の常だったりするのでしょうか。

 

ロロに無残に串刺しにされた彼はアルネという名だったんですね。なかなか良いキャラそうだったのに残念です。フロキもかなり重症のようで心配だなぁ。

カテガットへ戻ったラグナルは家族やシギーの前でロロがアルネを殺したと話しますが、ラゲルサだけは「アスラウグって誰なの?」と息子から聞いた夫の浮気話に怒り心頭の様子。それに逆ギレして物に当たり散らかすラグナルもなんという身勝手さでしょうか。今それ言う?というラゲルサとそんな逆上する?というラグナルのどっちもどっち夫婦ですが、結局は激怒して物を投げ付けるラゲルサも「もう二度と会わない」と約束させるだけでおっぱじめてしまいとりあえずは解決するので現代的価値観では計れない関係性と倫理観なのでしょう。

 

さて、肝心のロロの事ですが「実の兄は裁けない」らしく『法の岩』で立法者に裁いてもらう事になるそうです。

仲間を裏切り多くの同胞を殺したロロに民衆は手厳しく、野次が飛び交いますが、なんと立法者は神々の声に従い無罪にすると釈放を命じます。

まさかの結論にラグナルもロロ自身も「えぇ…」という反応です。

確かにこれには困惑しましたが、なんて事はない買収の結果で、立法者の手の中にはラグナルが異国の地で略奪したコインが握られていました。

 

砂浜で愛娘ギーダへの別れの言葉を紡ぎ感傷に浸っていたラグナルですが、そんな事をしている場合ではなくなってしまいます。

なんとアスラウグが従者を引き連れ海を渡ってやって来たではありませんか。

木の杭に隠れるようにして覗き込むラグナルが何とも頼りなく見えます(笑)あまりの状況に自分が呼んだ訳ではないとラゲルサに必死の弁明をするあたりもそりゃそうなるよなーと少し笑えました。

アスラウグは膨らんだ腹を隠す事もせず正面から客人としてカテガットに、そしてラゲルサの前に登場します。この時のラゲルサの顔がまた良い表情するんですよねー。色々と恐ろし過ぎる。

宴の席で蛇のような美女アスラウグとバチバチのラゲルサですが、それ以上にビヨルンが露骨に嫌悪感を露わにした態度をとります。この修羅場的状況の狭間でソワソワするラグナルは戦士だとか首長だとか以前に1人の男です。

招かれざる客だと分かっていながらカテガットに居座る気満々のアスラウグに、自分の子を身籠っているからとラグナルもそれを容認しています。

ある日の宴に沢山の料理をラゲルサのために用意したと持ってきたアスラウグ。突然の事に驚きを隠せないラゲルサですがその好意に対し何とか会話の糸口を掴もうとしている様子が見て取れます。しかしアスラウグの方はなんだかんだでラゲルサを小バカにしたような態度。

この不穏な空気に気付かず「性格は違うがどちらも強い女性の2人は気が合わないはずがない」とお門違いな言い分で、首長が複数の女をめとる取り決めは珍しい事ではないしどちらの子供にも利益がある、とアスラウグをカテガットに置く事を提案するデリカシーマイナス500の男ラグナル

この発言にひどく傷付き、それでもラグナルや子供のためにと悩むラゲルサでしたが、どうしても耐え切れず自分が出て行く荷造りを始めたラゲルサ。

ビヨルンには父母の間でどちらに着いて行くか苦渋の決断でしたが、トルステンの助言もあり泣く泣く母と別れカテガットに残る選択をしました。

ラゲルサが村を出て行って程なくして出先から戻ってきた何も知らないラグナルは、ラゲルサが出て行ったと聞き急いで後を追います。

すぐに追いついたラグナルは行かないでくれと縋りましたが、これも運命だとラゲルサの気持ちは変わらない様子。そこに村から走ってきたビヨルンが到着し、「僕も母さんと行く」と。おぉ。

取り返しのつかない事態をやっと悟ったのかラグナルはビヨルンと別れの抱擁を交わし「母さんを頼む」と自分の元から去って行く2人を見送る事しか出来ませんでした。

いや、どのツラ下げて「頼む」やねーんと思わなくもないですが。

これでアスラウグの思うツボですねぇ、恐ろしや。

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▼次回、エピソード2

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