エピソード2『再始動』”Invasion”
あらすじ
ラグナルが首長の座に就いてから4年の平和な時が過ぎた。そしてついに、思いも寄らぬ同盟にとって結束を強める時がやって来る。彼らは共通の目的である、イングランドでの略奪を目指す。嵐に見舞われ、ヴァイキングの船団はある場所へと流される。そこは新たな土地、ウェセックスの海岸だった。ラグナルと戦士たちは運命の宿敵とあいまみえることになる。
ネタバレ感想
いきなりの4年後です。この回から新シーズンの方が区切りが良かったのではないでしょうか。
アスラウグはやはり男の子を産んだようで、ウベという少年、さらに弟までいるのだとか。
アセルスタンがすっかりヴァイキングに馴染んでいる衝撃を除けば、フロキも全快しているし馴染みのメンツが揃いえらく平和そうです。
あれから西への遠征は行っていないものの、この夏は再びイングランドへ向かいホリック王やボルグ首長らも交えこれまでより長く滞在する事になると発表するラグナル。
一人浮かない表情のシギーに「全員のために心を一つにしよう」と遠回しにこの場に居ないロロへこの決定を伝えさせようとしております。
三人目の子供を身籠っているアスラウグは更に気の強さに拍車がかかっておりラグナルが話しかけた下働きの少女ヒルドを威嚇しおっそろしい。
それでも苛立ちが収まらないアスラウグは「奴隷女を口説いていた」と直接ラグナルを責め立てます。特別なものが見える才能があるから自分には全て分かるのだ、として「私のお腹の中にはあなたの息子がいる 生まれてくる息子の目にはヘビの形が浮かぶはずよ」と予言しました。
それを聞いての事なのか、翌日ラグナルは預言者の元を訪れ息子達の未来について問いかけます。「1人は王の娘と結婚し、もう1人は航海に出て潮の流れのない海を見つけるだろう」と永遠に語り継がれる存在になる事を聞かされます。預言ってここまで具体的に言ってしまえるのですね。
ビヨルンの安否を気にかけるラグナルが彼について尋ねると、預言者は「私が述べたのは彼のことだ」と一言。ビヨルン大出世の予感です。
呑んだくれてやさぐれが止まらないロロにシギーは西への略奪の話を聞かせ一緒に行くよう説得します。
ラグナルに会いにいくか熱したナイフを胸に刺して地獄に落ちるか選べというとんでもない二択を迫るシギー(笑)さらに熱され赤くなったナイフを素手で握るロロもおかしいだろ。どうせラグナルに会いに行くくせに…。
案の定ラグナルの元に現れたロロ。驚いた顔で人払いさせたラグナルを見るにあの裁判以来くらいご無沙汰だったのでしょうね。
しかしここへ来て「兄弟とは憎みながらも思い合ってるものだ」とどの口が言うとんねん、なロロの発言には困惑させられました。いやいや、お前が言うな。ラグナルの「許しを請うべきだ」はまさにその通りだし、それに対して謝る事なく「信頼を回復する機会をくれ お前と共に戦いたい」って。とりあえず今謝らんかい。
西への遠征を聞いて喜び勇んでやって来たホリック王は先の戦で土地を巡り争ったボルグ首長とまだわだかまりが残っているようで嫌味の応酬を交わしましたが、そこに現れたロロの姿に驚いた顔をします。首長である身内を裏切っておいて同胞殺しをしたとなれば普通は処刑されていて当然なのでしょう。
ここで「戻るのは構わないし兄としても認めるが略奪には加わるな」とロロに対するラグナルの決定が皆の前で下されました。
ホリック王は宴の席でラグナルに「お前が兄を略奪に参加させないように私もボルグを信用していないから共に戦えない」と主張します。
略奪協定を結んだ後のことでどうしたもんか、という表情のラグナルでしたが、翌日ボルグ首長に自分の意思ではないが今回は手を借りない、と伝え捨て台詞を吐かれる事に。ホリック王の我儘にも見えますが、やはり一首長よりも王の方が味方につけておきたいものでしょうかね。
追い出されお怒りのボルグ首長はまたしてもロロを引き入れようと「弟とは縁を切れ」と揺さぶりをかけますが今回は呆気なく殴り飛ばされ終わりました。
一方シギーはラグナルの強みも弱みも全て知っているとホリック王に取り入り信頼を勝ち取るため身体を差し出すのでした。
ついに遠征へと出発する日がやって来ました。
1人置いてきぼりをくらったロロは出航した仲間達を悔しさ露わに見送ります。情緒不安定過ぎる。
アスラウグはシギーを呼び出し、また首長の妻の座に戻りたがるのも無理はないけど今は味方でいましょう、と女性協定を結びよからぬ企みを抱いている様子。
ラグナル達の船は一向に岸へつかず嵐に飲み込まれます。仲間の船を見失いながらもなんとか陸を見つけた一行。
ヴァイキングの上陸を森の中から密かに覗き見た一人の兵士が馬を走らせて報告にいきました。
そんな事はつゆ知らず、森で和やかに休息をとるヴァイキング達に突如として矢の雨の奇襲が降りかかります。多勢に囲まれながらもホリック王の鼓舞で士気を上げ乱戦へ突入です。
ラグナルのピンチをためらわずアセルスタンが助け、本当に身も心もヴァイキングと化した事が証明されました。アセルスタンは初めての略奪や殺しに何も出来ず足手纏いになるだろうという予想を見事に裏切ってくれました。
大勢の兵を返り討ちにし、そのうち捕虜にした男達から情報を得ようとアセルスタンを通訳に話させます。
この地はエグバート王の統治するウェセックスだと聞き出したアセルスタンの表情が変わりました。エグバート王の噂を知っていたアセルスタンは、ラグナルに似た男だと話します。
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