エピソード8『憧れの門へ』”To the Gates!”
あらすじ
ヴァイキングの軍団が船を出すと、パリは封鎖され、兵士たちがオド伯の指揮下で防衛体勢に入る。ヴァイキングの戦士たちは何としても門を突破し、都市を攻め落とす覚悟だった。彼らは凄まじい気迫で戦いに臨む。
ネタバレ感想
いよいよパリに攻め込むヴァイキング達。
当たり前ですがあの巨大な道具をも水上で運搬するのかと感心します。
陸地から城門を攻める部隊の指揮を執るラゲルサがTHE女戦士という出で立ちでめちゃくちゃカッコいい。
弓兵が待ち構える門前で予め用意してあった覆いと槌を出させお決まりの『盾の壁』を作りフロキの合図を待ちます。
角笛が聞こえると一気に門前まで前進し、覆いの中で固く閉ざされた門扉に向かって槌を打ち付けます。
川からの侵攻部隊もフロキ特製櫓を使い、迎え撃つ弓兵に苦戦しながらも城壁突破を目指します。
聖職者が命懸けで守る神聖な旗を持ち出してきたギスラ皇女は、パリを守る為にと大司教に頼みこれを聖別してもらいます。
『聖別』とは、神聖な用にあてるため物または人を一般的・世俗的使用から引き離して、区別することだそう。
パリ市民に守らせる物を作ったのですね。
攻城櫓からは既にどんどんヴァイキング が侵入し、戦意を失いかけていた城壁上も、ギスラが掲げた聖旗と演説で一気に士気を取り戻します。
油と火矢で足場が狙われる様子はまるで函谷関の戦いのようです。
弓と岩石落としでかなりの痛手を追いながらカルフ主導の下、打ち込んだ楔を馬に引かせて門扉をぶち壊したラゲルサ陸部隊ですが、何故か開いた門の内側は無人で不自然なほどに無防備な状態となっていました。
不審に思いながらも中へ進むと、跳ね橋が降り、そこから現れたのは盾を兼ねた槍兵器と次々に顔を出す弓兵達。カルフの咄嗟の判断でラゲルサは命を救われることに。
後退を余儀なくされたヴァイキングは背を打たれまくり、川から攻めた部隊も続々と仲間が倒れ、足場は燃え盛り地獄のような光景にフロキはまーだアセルスタンのせいにしています(笑)
これまで指揮を執っていたロロ、ラグナル、ビヨルン達もついに城壁に登り猛攻を見せます。ロロの鬼気迫る戦いぶりを見つめ衝撃の表情を見せたギスラ。これが預言者の言っていたフラグなのでしょう。
しかし三人も城壁から投げ出されてしまい、パリ襲撃は失敗に終わります。
この結果に、あの信仰心の塊のようだったフロキが絶望しついに神々に怒りを覚えたようです。
パリではこの勝利に何もしていない皇帝が讃えられ厳かな祝勝の祈りが捧げられました。
矢を受けたビヨルンはラグナルが気付いた頃には息絶えていたものだとばかり思っていましたが、凄まじい生命力で何とか一命を取り溜めた様子です。
その頃、傷心の自分に酔いまくるポルンは娘シギーを置き去りにカテガットを去って行きました。せめて連れてけ。
同じく傷心の自分に酔って一人塞ぎ込むフロキを見て「自分のことばかりね あなたは独り善がりよ」とついに大天使ヘルガがお怒りになられました。ありがとう、ヘルガ!
複雑なフラグ関係にあったカルフとラゲルサは今回の一件があり「首長の座を奪ったあなたをいつか必ず殺す」というトンデモ条件付きでついに親密な関係へ。
一人森の中でアセルスタンに語りかけるラグナル。
「俺が意図もなく奴に指揮を執らせる訳ないだろ?やり過ぎだったか?俺なら神々の顔色を伺うより忍耐強い男の怒りを恐れる 知っての通り俺は忍耐強い」と。
アセルスタンの命を奪ったフロキにめちゃくちゃ遠回しかつ精神的に来る仕返しをするため自分も仲間の命すらも犠牲にしてまでの内輪弔い合戦…さすがにラグナルのアセルスタンへの愛は偏り過ぎです(笑)
【ヴァイキング 海の覇者たち:シーズン3】 Vikings: Season 3
Vikings : Complete Seasons 1 - 3 Collection (9-Disc, DVD, 2015)
- 出版社/メーカー: 20th Century Fox
- メディア: DVD
- メディア: Blu-ray
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード9