《うどんはシコシコもちもちに限る》さぬきうどんが好きです。この度うどん県にゆったり食べ歩きをしに行ってきたのでレポを残しておきます。
※掲載情報は全て2019年9月現在のものです。
今回のさぬきうどんツアーは『朝からガッツリ』ではなく、『昼からゆったり』の行き当たりばったり行程で進みます。
ど迫力の瀬戸大橋を越えればもうすぐそこです。
高松までは行かずに坂出北ICで高速を降ります。
中村うどん
まず一軒目に向かったのはご存知『中村うどん』。
讃岐うどんランキングで常々上位に名を連ねる誰もが知る名店です。こちらの訪問は二度目。
お昼13時頃に着きましたが店前に行列は出来ているものの、覚悟していたほど長蛇の列ではありません。
ちょうど列が隣の店にかかるかかからないかくらいのあたりまで伸びていました。
並んでいる間に店の前に貼ってあるおしながきを読みまずはうどんと大きさを決めておきます。
大が2玉、小が1玉。一軒では終わらないのでここは迷わず小でいきましょう。
食べたいものは決まっているのでメニューは眺める程度です。
やはり回転も早くあっという間に暖簾をくぐり店内へ。
店内
入ってすぐのガラス越しに麺を延ばしているところから華麗な手捌きでカットされていくところを見られます。
店内はこじんまりとしていかにも回転率の良さそうな小さなカウンター形式です。
おでんを横目に見ながら順番を待ちましょう。
メニュー
うどんメニューと各価格は下記の通り。
熱〈かけ〉 小230円・大330円
熱〈釜たま〉 小280円・大380円
熱〈釜かけ〉 小230円・大330円
熱〈湯だめ〉 小230円・大330円
冷〈しょうゆ〉小230円・大330円
冷〈ひやひや〉小230円・大330円
冷〈ざる風〉 小230円・大330円
温〈ひやあつ〉小230円・大330円
その他トッピング・天ぷら各種
オーダー
お目当てのひやかけ、もとい〈ひやひや〉を頼みすぐに席に案内され荷物を置いてカウンターの丼を取りに行きます。
冷たいうどんはこちらの冷だしをセルフで注ぎます。黄金の出汁が美しい。
熱いうどんを頼んだ場合はカウンター裏の作業台で自分で麺を温め湯切りし、熱いつゆを注ぎましょう。
ネギやしょうがの薬味もこの作業台からのセルフサービスです。
これを食べに来たと言っても過言ではない、シンプルながら高級感さえ漂うこの風貌(笑)
ここの冷かけはとにかく麺もお出汁も透き通るような美しさで食欲をそそります。
持ち上げた艶のある麺は若干細めでしっかりとしたモチモチ感が分かります。
一口食べるとコシのある舌触りの良い麺と超旨いいりこ出汁の効いたツユが絶妙なバランスであっという間に啜り終えてしまいました。
麺ももちろん美味しいのですが、それ以上に出汁が旨い、旨過ぎる…!しっかり出汁が出ているのに濃すぎず、かといって薄くもない上品な味わいでついつい飲み干してしまうこと間違いなしです。
店舗詳細
熊岡菓子店
日曜営業のうどん店を探しついでに善通寺近くの『熊岡菓子店』に立ち寄りました。
風情あるこの建物が「かたパン」で有名な老舗菓子屋さんです。
定休日の貼り紙すらも趣深い。日曜営業万歳。
店の道沿いすぐに駐車場も数台用意されております。
中を覗くと、店構えの更に上をいくレトロ感。
メニュー
石パン 100g 180円
小丸パン 1枚 20円
えびせん 100g 200円
ミレービスケット 100g 150円
芋けんぴ 100g 160円
オーダー
石パンを200gと小丸パンを10枚頼んでみました。
小丸パンは初めて注文しますが、同じ味かと聞いたところ生地が少し違うそう。もちろん石パンの方が硬いとのこと。
これまた良い感じに昔懐かしさを感じる袋に詰めてくれるのが良いですね。
石パンと小丸パンではサイズ感も全然違っていて形状からしても小丸パンの方が食べやすそうではあります。
こちらが石パン。その名の通り道端に落ちていたら石ころにしか見えません。いつもの如く堅い。あまりにも堅い!ただクセになる。
気合いで噛み砕くも良し、飴のように舐めて溶かすも良し。いくらでも食べられそうな素朴な味わいです。
小丸パンは確かに石パンに比べると食べやすいもののそれでも充分に硬さはあります。
生姜が効いていてこちらも美味しい。
歯と顎に自信があるなら絶対お勧めの一品です。
店舗詳細
香川共和国のオキテ100ヵ条 ~ハラが「おきる」までうどんを食べるべし! ~
- 作者: mimika
- 出版社/メーカー: メイツ出版
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: 単行本
▼後編はコチラから。