海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン4　1話ネタバレ感想

エピソード1『善意と打算』”A Good Treason”

あらすじ

ヴァルハラの門をくぐらずに済んだものの、ラグナルはカテガットで病床にふせったままだった。そんな彼の預かり知らぬところで、様々な出来事が展開していく。ビヨルンの命により、アセルスタンを殺した罪でフロキが拘束され、パリではロロが、宮殿における自らの立場を強固にすべく、残ったヴァイキングの仲間たちを裏切る。一方ヘゼビューでは、カルフがラゲルサと共に領地を治めていくと宣言。果たしてそれはカルフの本心なのか、そしてラゲルサは、かつて手にした権力を分かち合うことに納得するのだろうか。

ネタバレ感想

ラグナルめっちゃ元気やん、不死身かよ。と思いましたが同時に預言者の元を訪ねたアスラウグが王の死後について聞いているところを見るにラグナルが彷徨っているのは死後の世界との狭間のようです。

突如現れた巨大どこでもドアに笑いました。

目の前で閉ざされたアレがヴァルハラの門で、もしあのままくぐっていればご臨終だったのでしょう。

少し見ぬ間にすっかり大きくなったラグナルの息子達。特にアイヴァーの成長著しい。

ポルンが出て行った事を聞き落ち込みながらも、危篤状態のラグナルに代わり演説しすっかり頼もしくなったビヨルンは、その場でアセルスタンを殺したフロキを拘束させました。

鎖で繋がられ晒されるフロキに石を投げつける子供達。それを止めようとする健気なヘルガ。

ヘゼビューに戻ったカルフとラゲルサは、パリでの戦いでお互いの命を守ったと伝え聞かせ、これからの方針として領地を共有し対等な立場で治めていくと発表しました。

もちろんアイナルやエルレンドゥールはこれにいい顔をしませんでしたが。

ラグナルがついに目覚め、ヘルガからこれを聞かされたフロキは「彼に殺される」とヘルガに自分を逃がしてくれるよう懇願するのでした。ラグナルの無事を願ってルーン文字を彫った御守りを置いたりする一面があれば、結局自分の事しか考えずヘルガを巻き込もうと必死になったり。フロキが一番人間臭く描かれているのかもしれませんね。

ラグナルはというと、ビヨルンがフロキを捕らえさせた事を聞いて「俺がそうしたければとっくにしていたし、お前が勝手に動いたせいで選択肢が消え、道を外れた友を処罰するしかなくなった」と苦い表情を見せました。

さらに「ロロをパリに置いてきた愚か者は誰だ？」と責め、自分の伯父に託して何が悪いと食ってかかるビヨルンに「ロロは俺の兄貴だ俺の方が詳しい」と鋭い目で睨み付けます。なるほど、ロロは良い条件さえ合えばすぐにでもまた裏切ると確信していたんですね。

案の定ラグナルからパリを守るという同盟に間抜けな笑顔を見せていましたが(笑)微塵も信用されていない兄貴がちょっと不憫でもあります。

パリでは早速ギスラ皇女とロロの婚礼の儀が執り行われ、無作法なヴァイキングの男にドン引き泣きながらも犠牲となり無理矢理に夫婦となった二人。ロロはギスラがあからさまに嫌がっている事を分かっていながら気にする様子もないのかと思いきや…無理矢理抱くような事はせず短剣を隠し持っていたギスラを軽く笑い飛ばしそのまま無防備に眠ってしまうのでした。

この辺りからギスラ皇女が鬼のツンデレに見えてきます。

アイナルに詰め寄られたカルフ首長は民を集め、ラゲルサとの共同統治を気に入らない者が多数派を占めるのであれば彼女を追放するので意思を示せと話します。

ここへ来てまた裏切られたと驚くラゲルサでしたが、我先にとラゲルサ追放に票を入れたアイナルとその一族はカルフ首長の号令で隠れていた射手に次々と倒されます。射手の中にはエルレンドゥールの姿も。

次々と一族がやられていくのを目にし、何故かドヤ顔を浮かべたラゲルサに若干ウワァ…と引いてしまいました。さらに瀕死のアイナルのいちもつをバッサリ切り取るトドメの差し方にウワァ…！！！となります。痛い痛い痛い。

これまで通訳をさせられていたシンドリックが出て行き、言葉の分からない場所に取り残されたロロは項垂れます。

と、そこへ仲間のエイリクが野営地で集会が開かれると伝えに来ました。野営地の半数がラグナル王と敵対し、キリスト教徒となり今や貴様となったロロの下では働けない、と不満を抱き直接ロロと話し合う事を望んでいるそう。

エイリクはロロ派で、警告のためにそれを伝えに来たのだと話します。

これを受けロロは野営地へと足を運び、ゲートを開けさせると連れて来た城の衛兵達に奇襲をかけさせエイリク諸共仲間だった者達を殲滅するという暴挙に出ました。卑怯ですねぇ(笑)屑兄貴の本質は変わっていなかったようです。

カテガットではビヨルンが「生きる力を証明するためここを出て行き、全てを捨てて奥地にある狩人の小屋で暮らす」とラグナルに報告します。この決断を悪手だと言いながらも、ラグナルは出て行くビヨルンを暖かく送り出しました。

マイナーチェンジされたオープニングクレジットが神秘的で美しいものからさらに格好良さが加わっておりました。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン4 Vol.1】 Vikings Season 4