海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン1　6話ネタバレ感想

第6話『冤罪』“Conjugal”

警官の殺害事件。人種に基づくプロファイリングと過剰報道が無実の人間を死刑に追いやった可能性がある。アリシアは配偶者の特別面会を利用し、刑務所にいる夫から内部情報を聞き出し、依頼人の潔白を証明しようとする。

今回事務所は、強盗に入った店舗で警官を殺害したとして死刑判決の出ている控訴審を手伝う事に。

アリシアはケイリーとタッグを組み、テレビ番組内で組まれた特集の過剰報道とも言える再現VTRに言及し中々良いコンビのよう。

結局は審議が進む中でウィルはアリシアばかりを推すのですが。

被告人の妻から事件当時夫と一緒に居たので無実だという訴えを聞いたアリシアとケイリーは渡された娘との写真に思わず同情し話を聞く事に。

カリンダとケイリーは聞き込みにより真犯人を特定するも既に別件の司法取引で4年の懲役を受けており所内で死亡していたという詰みの状況。

最終的にはその真犯人の顔と被告人の顔を入れ替えた写真を作成し、目撃証言を話した女性に見せたところ確信を持って犯人を間違えた事でとんでもない事をしてしまったと悟った女性は法廷で証言が誤りだったと話し冤罪が確定し被告人は無事に釈放されました。

何故女性が確信を持って目撃証言を話したか、という点には人間の「思い込み」が大きく影響しており、“ブルズのパーカーを着ていた”という他の証言に引っ張られ、面通し前に見せられた写真で被告人が着ていたパーカーが同じ物だったからです。

これに加えて白人は黒人の顔立ちを判別しにくい、逆もまた然りという前提も重なった結果、この女性は「間違いなく彼だった」と証言してしまうこととなりました。

たった一人の目撃証言だけで有罪判決が出て死刑まで確定してしまうというのはどこか法として欠陥があるのでは…と感じてしまいます。

今回、職業倫理に反してまで夫婦のみに許される監視なしの特別面会を通じ元検事の夫からヒントを貰ったアリシアの行動が意外でした。

この特別面会に使われる部屋も、アパートの一室をセットで再現したような小綺麗さと配慮が非常に意外で、プリズンブレイクでスクレが使っていた薄暗く狭苦しい独房のようなイメージを覆す雰囲気に驚きました。それでもあの場は閉塞感が凄まじいんだろうなぁ…。

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▼次回、エピソード7

何かとサバイバル。