海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン1　10話ネタバレ感想

第10話『判事の器』“Lifeguard”

あらすじ

少年裁判を任されたアリシアは、人種差別と偏見が疑われる判事と対決。上司のダイアンが判事に立候補しないかと誘われる。

ネタバレ感想

判事の機嫌次第で判決にバラつきが出るという恐ろしいお話。

「判事も人間だ」と思えばそりゃ当然なのですが、『リベラル派』だの『企業寄り』だのそれぞれに個性とも言える偏りがあり、それを上手く突いていくケースもあればそれが不利な要因になるケースも存在する、という不安定で独断的に見える裁かれ方にはどうしても慣れません。

司法取引を受け入れてくれていた検事からの紹介でリーガルエイドの〈ブライトマン〉に会う事となったアリシア。

司法取引で話をつけていた少年を問答無用で施設送りにしたバクスター判事がこれまた横柄で憎たらしいのです。

カリンダとケイリーの調査で、裁定が人種で偏り出した直前のタイミングにバクスター判事の妻がアフリカ系の男にレイプされたという事実が発覚します。

バクスターが妻を襲った容疑者への訴えを取り下げていた事実に対し調査を続けた結果、少年達が送り込まれた収容所は公の施設に入り切らない子供達を受け入れていた場所で子供一人受け入れるごとに給付金が支給されるのだとか。バクスターと親友のウィルは、彼がギャンブルで大きな借金を抱えていた事を知っており、不正な賄賂を受け取っているという事実に結び付きました。

ダイアンは民主党推薦で裁判長にならないかと打診され大出世に事務所に残す部下が気掛かりながらも意欲的です。

しかしアリシアが判事を人種差別で訴えた事に対し「本気で立候補を考えてるならもっと立場を自覚して部下を説得しなさいたかが一人の子供のことで今までの努力を無駄にしないで」と首席判事〈アドラー〉から圧をかけられ、本来何よりも公正であるべき裁判長らに揉み消しや圧力の姿勢、さらには被害者への軽視がある事に疑問を抱く事に。

判事への訴えにより少年は釈放されましたが、ダイアンの推薦は取り消しになりました。結果的にはこれで良かったとしか思えません。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン1＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]