海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン4　11話ネタバレ感想

エピソード11『孤立』”The Outsider”

あらすじ

カテガットに帰ってきたラグナルは過去の過ちを正すため、再びウェセックスへと渡るべく策を考え出す。

ネタバレ感想

失踪から数年ぶりの帰還で色々と喚いていたラグナルですが一歩前へ進み出た長男と一触即発からの再会の抱擁を交わしておりイマイチついていけません。そこへ現れたビヨルンも父の勝手な行動にすこーしお怒りの様子。

何故今更帰って来たのか、という所なのですがラグナルの答えは「成長した息子たちの姿を見るためだ」というのは二の次で「俺と一緒にイングランドへ行かないか？」が本命の理由でしょう。

しかしビヨルンは在りし日のラグナルのようにまだ見ぬ地中海を目指してそれどころでは無さそうですし、これに同行しない兄弟も今や交易の要所となったカテガットを他の王たちを守らなければならないとラグナルには賛同しません。

自業自得な面もあるとは言え、何もかも変わってしまった環境にまたラグナルが全力で病んでしまいそうで…。

四男アイヴァーは甘やかされ過保護に育てられスクスクと下衆男に成長したようですが、何故他の兄弟達も末弟のアイヴァーにそこまで強く言えないのか、何か理由があるのか気になります。

父の帰還を素直に喜べないビヨルンは預言者の元へ今後の相談をしに行くと「彼が戻ることで数え切れぬほどの災いと混乱が起こり悲劇と死が訪れる」という嫌な予感を的中させるような答えが返って来ました。

これまでの集大成とも言える自信作の船をビヨルンの地中海行きのために使うと知り複雑な気持ちを抑えられないラグナルは、フロキをイングランド遠征に誘いますがまたしても「もう遅い」と断られます。

すっかりおじいちゃんのような風貌のラグナルは翌日、「家族を頼む」と言い残しフロキに別れを告げました。

アイヴァーは動かない下肢を引きずりながらも移動し、お気に入りの奴隷マルグレーテと兄達が交わる様子を覗き見しております。

座りながらにして五体満足の兄達と同等の弓術や剣術を持ち互角に渡り合うアイヴァーは凄いですね。ただ、戦場での移動に不向き過ぎて実戦ではどうするんだとも心配になりますが。

自分以外の兄弟が全員マルグレーテと関係を持ったのを見届けると「俺も抱きたい」と兄らに話すアイヴァー。意外と素直なんですね。

「奴隷を抱くのは簡単だ」と言われるもやはり足が動かない事にコンプレックスを抱えているのかおよび腰なアイヴァーに対しウベは「彼女がどう思うか聞いてみる」と約束しました。不思議な兄弟愛です。

兄弟総出で湖畔の小屋へ運んでやったりと童貞卒業をお膳立てしてもらいながら思うように事を運べず、劣等感が爆発し口封じのためマルグレーテを絞め殺そうとしたアイヴァーでしたが、「あなたは他の男と違ってラグナル・ロズブロークの息子として唯一無二の事を成し遂げるわ」と説得されその慰めに涙を流しました。

ラゲルサをウェセックスへ誘いに来たラグナルでしたが、王としての責務を投げ出した事や定住地での大虐殺を隠していた事を冷静に責められます。ラゲルサが一番定住地に精力を注いでいましたもんね。

隠し事だけでなく、別れた事も含め全てに謝罪をしたラグナル。なんだか完全に悟りを開き切った感じで心配になります。

ラゲルサはアストリッドという黒髪の女性を恋人に持ちよろしくやっているみたいですね。

ヘゼビューを後にしたラグナルは、かつての仲間達に誘いを断られ誰にも歓迎されない自分を嘆いたのか道端にあった木で首を吊りますが、縄が切れそれすらも失敗に終わりました。鴉が縄を突いていたところを見るにオーディンに生かされたという事か。

何事もなかったかのように戻ったカテガットの館で深夜、玉座に座りながらアイヴァーとラグナルは二人きりで話をします。

父親を妄信していたアイヴァーでしたが、ここで初めて捨てられた怒りを伝えると同時に「イングランド行きについて兄さん達みたいに聞いて」と伝え、食い気味でイングランド行きを了承しました。何気に誰よりも純粋で素直な人物なのかもしれませんね。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン4 Vol.1】 Vikings Season 4