エピソード5『捕虜』”The Prisoner”
あらすじ
アイヴァーはビショップで敵と鉢合わせる。一方、フロキはカテガットに戻り、ビヨルンは北アフリカで豪華な歓迎を受ける。
ネタバレ感想
もぬけの殻のヨークを見て兵糧攻めが成功し退却させたものだと思い込みぬか喜びのエセルウルフですが、アイヴァー達は地下の下水路に潜み、街の中へ雪崩れ込むエセルウルフ軍を確認すると地下から這い出し奇襲をかけます。名付けて飛んで火に入る夏の虫作戦。
下から上に、という一見不利に思える作戦ですが、やはり奇襲というのは強いものですね。一気に畳み掛け、猛反撃に遭うも優勢には変わりません。
屋根の上から号令をかけ戦いを操るアイヴァーは、ヘフマンド司教の戦いぶりを見て一目置いたのかヘフマンドが馬を射られ落馬すると攻撃をやめさせ「立派な戦士は馬なしで戦うべきではない」だの何だの言い出し自分の馬を与えさせ、乗馬を確認するとまた戦闘開始させるという意味不明な情けをかけております。いや、殺せよ!
結局はヴァイキング達に馬から引き摺り下ろされアイヴァーに剣を取り上げられ生け捕りにされるのですが。
マネルの説得でアルフレッド達王子を守るためエセルウルフはヨークの街から必死に脱出をはかりました。
命からがら辿り着いたエセルウルフ軍の野営地は負傷兵達の阿鼻叫喚で大騒ぎです。
ビヨルン達はユーフェミウス長官の案内で砂漠を越え、地中海の支配者ジヤーダト総督が居るという北アフリカまではるばるやって来ました。
ジヤーダトはヴァイキングの言葉まで話せるようで、『剛勇のビヨルン』の噂も聞いていたのだとか。意外にも歓迎されておりますが、カシアが怪訝な表情をし続けていたのが気になります。
カテガットにはフロキの姿が!どこか分からないような島から何故カテガットにキチンと戻って来られるのか…。
大広間でラゲルサと再会を果たしたフロキは、神々のいる島の話を聞かせ、「神々を愛し信じる者たちと共有すべきだと思って戻ってきた」と話すと、ラゲルサの反感を買ってしまい「カテガットの統治者はこの私よ ここで仲間たちを守る責任がある 大事な戦士たちを連れて行くなんて絶対に許さない」と警告されます。
フロキはというと森の奥で内密に話を聞きたがる者を呼んで、例の無人島がいかに素晴らしい場所かと説いているようです。ラゲルサの警告何も聞いちゃいない。
ジヤーダト総督の元で滞在するビヨルンとハルフダンは煌びやかなテント内でパイプを楽しんだり女性を充てがわれたりと不自然な程のおもてなしを受けております。総督とカシアは深い仲のご様子。
エセルウルフ軍の全軍撤退を知ったアイヴァーは「更に追いかけて壊滅させる手もある」と話しますが、ヴィトゼルクはウベと決裂した今、故郷のカテガットを先に取られると厄介だと言い「ウベとラゲルサを殺しビヨルンが戻る前にお前がカテガットの王になれ」とアイヴァーを唆します。意外にも一番やべーやつは次男だったのかもしれません。
この提案に乗ったアイヴァーは同じくカテガットを狙うハーラル王と手を組むため、十分な兵を置いて一度ヨークを離れる決断をし、捕らえたヘフマンドもこれに同行させるようです。
ビヨルンとハルフダンはテントの外で言い争う声が聞こえ、何事かと様子を伺いに行くとジヤーダト総督が捕らえさせていたユーフェミウス長官が逃げ出した責任を巡って三人の見張り兵達を罵っております。三人は首をはねられ、ユーフェミウス捜索隊が新たに派遣されました。
こうして捕らえられたユーフェミウスは何と当たり前のように調理されているではないですか…!
ビヨルンとハルフダンも呼ばれた宴で出された肉を食べ、「我々が食べているのは奴の肉だ」という総督の笑えない大爆笑を聞き、なんとも言えない表情になります。シンドリックのようにむせて取り乱さないだけ凄いな。
ユーフェミウス長官は総督を裏切り皇帝の側につこうとしていたのがバレ殺されたらしいのですが、シンドリックいわく黒幕はカシアで「次は自分達の番だから早く逃げ出そう」と急かされます。
次の策を練る間も無く、カシアが糸を引いたのかジヤーダト総督の合図で兵士達に取り囲まれるビヨルン、ハルフダン、シンドリックの三人。
シンドリックが遠目に砂嵐を確認し、時間を稼げば助かるぞと話しますが…。武器はビヨルンが隠し持った木片のみでしょうか?厳しいなー。
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▼次回、エピソード6