エピソード8『命を懸けた戦い』”The Joke”
あらすじ
カテガットをかけた戦いが始まる。２人の戦士が戦いに参加するので、大異教徒軍は全面戦争とするか、もしくは友好な関係で終わらすか最後の決断を下さなければならない。フロキは入植者たちの仲たがいに直面する。
ネタバレ感想
いよいよ決戦の日が近付き、アイヴァー軍はカテガットへ出航する準備に取り掛かっています。アストリッドは身重の身体ながら自分も行くと固く決めておりハーラルも彼女の好きにさせるよう。捨て身で襲撃の警告を伝えたという事はやはりラゲルサ側につくのでしょうか。それならとりあえずカテガットには着いて行くべきですね。
野心家のマルグレーテはウベとトービの間に何かを感じて浮かない表情。このままウベやラゲルサが勝ってもトービに乗り換えられては王妃の夢は潰える…となるとまさかアイヴァーに寝返ったり？なきにしもあらずです。
軍と軍の対峙で一触即発の中、ラゲルサは「ラグナルの息子同士が争うべきではないわ」と和解を目指してビヨルンとハルフダンを使者に送り込みます。
アイヴァー軍もこれに応えヴィトゼルクとハーラルが交渉の場に出てきました。どちらもが兄弟というのが面白い。
「他に道はないか誠実に話し合おう」と言うビヨルンに、話し合うなら人質が欲しいと話すハーラル。お互いにヴィトゼルクとハルフダンを人質に交換して持ち場に戻りました。
こんなにも懐柔の余地がある人質交換があるのでしょうか(笑)
誰もが敵の中に殺したくないと思う大切な人が居るという複雑な状況もあり、和解を提案するラゲルササイド。兄のウベからも歩み寄りの姿勢を受けたアイヴァーは意外にも「シグルズを殺したことを今も悔やんでる 戦えばもっと悔やむ」と今回の戦いの全てを諦め和解を受け入れると話します。えぇ…ほんとに？？こうもアッサリ引かれると嘘くさく感じます。
ただ一人、ハーラルだけはカテガットを奪う気満々でこの和解交渉を拒否し、それに感化されたアイヴァーは突然ウベに酒をかけ「骨は弱いかもしれないが俺の意志は強い 母さんを殺したラゲルサを許さない あの女を絶対に殺す！」と喚き散らしました。意志は強いて…さっき和解交渉飲んだとこー！！どの口が(笑)
ウベに対して「お前はもう兄じゃない 足代わりだったがもう必要ない」と暴言にも程がある。
こうして決定的に仲違いする事となり争いは避けられない展開です。
リンディスファーンから帰った来たアルフレッドは、ジュディスに修道院長の古い体制に固執する様を報告し、船を作り海軍を組織する事でヴァイキングを上陸前に叩き襲撃を防ぐべきだと話します。エセルウルフもまた古いやり方しか頭にないようで長男の剣の稽古をつけるのに忙しそうであてになりません。
いよいよ戦いが始まりそうという段階で、ビヨルンに何か企みがあると考えたアイヴァーは、自軍の3分の1を船団の守備に回し、ヴィトゼルクには森の中へ入り横撃展開で敵軍を分断させろと指示を出します。
分隊とアストリッドを連れて動き始めたアイヴァー。
睨み合う両軍の戦いの火蓋も切って落とされました。
肉弾戦でかち当たるハーラル軍とビヨルン軍。モブキャラがバッサバッサと死んでいきます。
森の中でヴィトゼルク達は弓矢での奇襲を受け必死に盾の壁を作るも、今度はノーマークのポジションから毒矢が飛んできたりと翻弄されるばかり。姿を見せる事なくどんどん敵の数を減らしていくのは例のサーミ軍です。すっかり忘れてた。そういえば森の方はサーミ軍がなんとかする、的な事言われてましたね。森の中での戦いを得意とする精鋭集団の前で一方的に攻撃を受けた後ヴィトゼルクは撤退を指示します。圧倒的でしたね。
ハーラルとハルフダンが対峙するまでもつれ込んだ肉弾戦でしたが、ハーラル軍の後方からラゲルサが分隊を率いて姿を現し挟撃の形に。
満を辞してビヨルンも援軍を投入し、圧倒的不利を悟ったハーラルはアイヴァー達を呼び戻す角笛を吹かせます。
角笛を聞いたアストリッドはピンチに気付き戻ろうとするもアイヴァーは「もう遅い」と手遅れを確信して動こうとしません。
戦いの中で果敢に戦うラゲルサの姿に見惚れているうちに背後から殴られ倒れるヘフマンド。
ハーラルも撤退命令を出しアイヴァー達と合流し、この戦いはラゲルサ軍の圧勝で終わりました。
悲惨な戦場跡を歩き回るラゲルサはヘフマンド司教の剣を見つけ、横に倒れていたヘフマンドにまだ息があると分かると彼を助けるよう手当てを受けさせる事に。
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▼次回、エピソード9
