海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン2　21話ネタバレ感想

第21話『肝臓移植』“In Sickness”

あらすじ

ピーターの当選に沸く一同。ひとり自宅に戻ったアリシアはピーターの荷物を段ボールに詰め、別に借りたマンションへ運ぶ手配を済ませる。一方、病室で行なわれた審理で肝臓移植が決まったマージョリーは、移植対象者リストから外されてしまう。移植しなければ余命は3週間。移植してもマージョリーは半年しかもたないという主治医の診断をもとに、アリシアは、生存率の高い患者に譲るべきと言う病院側の代理人と舌戦を繰り広げ…。

ネタバレ感想

当選が確定して慌ただしいピーターの祝勝会から一人自宅に戻ったアリシアはそのまま段ボールに荷物を詰めまくり業者を呼びます。

不動産屋を呼び、裁判所近くのマンションをその場で契約したアリシア。十分に立派ではあるものの、以前内覧をしていたいかにも郊外の豪邸といった屋敷からは程遠いレベルの住まいです。

ついに怒りのアリシアが出て行くのか、と思えばすぐに電話でピーターを呼び出し「あなたが住むのもう家賃は3ヶ月分払ってある」と。そっちかぁ…さすが気の強い女性です。そらそーだ、何も非がないアリシアが出て行く必要はないんですよね。

当選に浮かれていたピーターも「カリンダと寝たでしょ」との決定打に為すすべもありませんでした。

さて、怒りのアリシアはそのエネルギーを仕事に全集中させ凄まじい気迫を見せております。

今回の依頼は臓器移植に関してなのですが、相手方の代理人である子連れの女弁護士パティの動きがメインのようになっていました。

昼休憩を挟んでいる最中にパティは事務所をクビになり、ウィルの元へ「妊娠が原因で不当解雇されたので元事務所に対して860万ドルの訴訟を起こしたい」と相談に来ます(笑)

午前は敵で午後は友という状況をアッサリ信用出来るはずもなく、腹黒パティの戦略を疑うウィルとアリシアでしたが、パティが午前中の裁判に対しての元事務所の弁護方針をそれとなくヒントで出したり「私は妊婦だから何を言いだすか分からないわ」との問題発言も手伝い代理人として請け負う事に。

自分の利害と一致すれば手段を問わないパティが味方となれば美味しい展開です。

裁判長に対し「二つの訴訟には線引きをする」と誓いはしたものの、子供をあやすふりでベビーモニター越しに大きなヒントを出したりかなりグレーな線をいきながらアリシアサイドに有利になる情報を出してくれます。

ただし、元事務所だろうが裏切りを厭わないパティだからこそ信用がおけないのですよね。

いよいよ集団訴訟に持ち込もうとした段になって何食わぬ表情で「元事務所に再雇用されたから訴訟は取り下げることにするわ」と相手側の席につくパティ。まんまとやられましたね。

仕事の合間合間に、事実を知ってしまったアリシアがカリンダを視界に入れる度に避けようとしたり直接伝える事もできず気持ちの整理がついていない心情が見て取れました。

勘のいいカリンダもこれに気付きかけているんですよね。

息子のゆるゆる下半身事情も知らないジャッキーには一方的に罵られ、ジャッキーから派遣されたイーライはさすがにアリシアを説得しようなんてしませんでしたが夫婦の問題に部外者がクビを突っ込んでくるのは良い気はしないでしょう。

子供達にピーターと別れる事を話すも、まだまだ幼いグレースは思わず「もっと私たちを守ってよ」と心を抉るような本音が出てしまい堪えきれず泣いてしまう母アリシア。いやぁ、辛いですねこれは。正義を求めるアリシアが子供達に対して「自分たちを守るためには時には嘘をつかなければならないの」と説明するのはどれだけ苦しかった事か。

泣きながら「でも大丈夫よきっと」と二人を抱き締めとりあえずは落ち着いたかと思った矢先に、アリシアが自宅へ帰るとリビングをウロつくピーターの姿が。

カウンセリングを予約したし、辞めろと言うなら州検事なんてすぐに辞める覚悟はあるから何とかやり直したいと懇願しますが、アリシアが頑なに応じないと分かると「ウィルと寝てるんだろ」と決め付け逆にアリシアを罵り出すピーター。ちょっと屑男過ぎてついていけません。唖然とするレベル。

「いいさ、いつまでも責めてろ」と来ました。何だこの男は。一体何をしに来たのか。

責任をなすりつけた挙句自分がフッたかのように捨て台詞を吐いて出て行ってしまうこの器の小さい大男が州検事とは笑ってしまいます。

そしてこの屑検事と、ロックハート・ガードナーから復職の打診を受けるもアリシアより後輩扱いになる事に不満を抱くケイリー・アゴスが出逢ってしまうのです(笑)

無駄に最高潮の盛り上がりかのような曲調に変わりまんまとワクワクしてしまいます。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン2＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]