海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン3　12話ネタバレ感想

第12話『婚姻妨害』“Alienation of Affection”

あらすじ

美術館で出会ったジャックから召喚状を手渡されるダイアン。ジャックはアリシアとウィル、デヴィッド・リーにも召喚状を届けていた。それはデヴィッド・リーが担当したハントリー夫妻の離婚の案件についての内容だった。事務所が妻に離婚をけしかけたと、夫が婚姻妨害で訴えたのだ。ヨリを戻した2人は、デヴィッドが妻をそそのかし離婚で手にした会社を売却させたとして損害賠償を請求し……。

ネタバレ感想

このエピソードだけで何度「デヴィッド・リー」と聞いた事でしょう。

以前離婚訴訟でデヴィッドが担当した夫婦がヨリを戻し、離婚の意思がなかったのに事務所に唆され『婚姻妨害』によって離婚成立、そして資産の売却を急かされたがために4400万ドル損する事になったとしてその分を事務所に負担しろと訴えを起こしました。

これは何という言いがかりなのか(笑)

ただ、デヴィッドの方も当時相談に来た妻側から莫大な成功報酬を得るために真っ白とは言えないやり方で手っ取り早く夫から娘の監護権を奪っていたりと深く調べられるとややこしい感じで御座います。

パートナーを集めた会議でもしも負けた場合は一人につき120万ドルの負担をしてもらうと宣言したダイアンに新参のイーライは不満顔。

もちろんデヴィッドと不仲のジュリアスは猛烈にデヴィッドを責め立てましたが、蓋を開けてみれば当時夫妻の資産である会社を不当と言える価格で売却させたのは他でも無いジュリアスだった事が分かり罵り合いに。

お互いに自分はもちろんですが事務所の利益のためにちょっとした不正を行っていたようですが、弁護士事務所なんてどこもこんな感じなのでしょうか。グレーゾーンを突き進むというか。この件も二年経って突然蒸し返されなければ発覚しなかった訳ですしね。

稼ぎ頭な反面、敵を作りやすい性格のデヴィッドですが、イーライがこれに対しデヴィッドのクビを切るよう裏から手を回そうとした強気さには違和感がありました。ここ最近見ていなかったやたらと好戦的な面が顔を覗かせたのでしょうか。デヴィッドの尻拭いで自分は一銭も負担したくない！という意志が半端じゃなかったですが、ダイアンが窘めたように事務所の売り上げの30%を稼ぐデヴィッドの力で配当が増え、その恩恵に預かっているのがパートナーという立場なはずですが。

決定的な証拠となる権利放棄書類が出てきた際、自分の署名を見て記憶が無いと不安を感じ相談したアリシアに対し、ギリギリのところの事実確認をして「証言とはあなたの記憶に基づいた事実なの」と諭したダイアンのグレーゾーンをいかに白に近付けるかというような物言いがいかにも弁護士っぽかったです。

一件落着後には、子供に説教をするかの如くデビッドとイーライの大人気ないいがみ合いにピシャリと終止符を打つ所もさすがです。

ダイアンといえば、事の発端にもなり、最後の切り札になるようなヒントをもたらしてくれた召喚状の配達人〈ジャック〉とロマンスが始まりそうな雰囲気がムンムンでしたが、彼はこの先も出て来てくれるのでしょうか。

弾道解析のおっちゃんといい、ダイアンはワイルドな親父に弱いようです。

ついでに、当時この件を共同で手伝っていたケイリーも呼び出され証言する事となりましたが、なんだかんだでアリシア達を庇うような証言をしてくれてとことん絶妙に憎めないキャラで居てくれます。

アリシアからタシオニを紹介されたウィルは半信半疑ながら彼女に自身の代理人を頼む形に。

真面目な判事を三人挙げさせ、その判事が買収に絡んでると示唆する内容をリークした上で早速ウェンディに接触し、圧力をかける怖いもの無しなタシオニさん。

結果、買収など関与してるはずのない判事達の怒りを買い検事局のウェンディは対応に追われる事となったのですが、ここで引き下がらないのがウェンディの恐ろしい所です。

「やり返すわ」と宣言し、強制的にウィルを召喚させる事となりました。どうなることやら。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン3＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]