海外ドラマ≫≫Getting On ゲッティング・オンシーズン3　2話ネタバレ感想

第2話『感染にご注意』“Don't Let It Get in You or On You”

スタッフは感染症の危機に直面。ディディの家族内の揉め事が、義理姉イヴェットによって仕事にまで影響する。ジェイムズ医師は製薬会社と連絡を取り、複雑な過去を持つ患者の影響を受けたことを知る。疲れ果てたドーンは、パッツィの予想外の押しに元気を取り戻す。

今回のエピソードは全体的に暗めなムードでした。

運ばれてきたクラクフ出身だと言う患者の腕に刻まれたナンバーを見てナチスの迫害を受けた解放者だと知ったジェナは大きく動揺を見せておりました。

クラクフってどこだったかな、と調べてみましたが、ポーランドのクラクフ・プワシュフ強制収容所ですね。余談ですが、映画『シンドラーのリスト』の舞台でもあります。

このコメディ調のドラマにかなりデリケートな話題ですが、こういう部分でのバランスが非常に良いのもゲッティング・オンの特徴です。

最終的に患者は静かに亡くなっているのが発見されるのですが、医者であるジェナがその事実にひどくショックを受けている姿と自身の病気について家族に打ち明ける事もできず日々恐怖が募ったり生きる喜びを感じたりといった不安定なドーンの姿が生々しく映ります。

死と隣合わせという暗く重苦しいテーマでありながら極端に辛気臭くなり過ぎず、かといって軽く扱う訳でもない絶妙な悲哀を感じました。

透析を進めるドーンは不安定な日々を送りながらも夫デニスではなくパッツィの明るさで多少は元気を取り戻しているようです。

ついにディディに透析を受けている事がバレる瞬間もまた切ないものを感じます。

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▼次回、エピソード3

何かとサバイバル。