第11話『新しい債権者』“Boom De Yah Da”
あらすじ
ある銀行の頭取がのらりくらりと宣誓証言をかわし、その代理人である旧敵ルイス・ケニングと、アリシアは再び対決する。イーライが連邦当局の捜査対象となっ ているため、民主党委員会はピーターの選挙活動を支えるアシスタントを雇うよう強く要請する。一方、クラーク・ヘイデンはロックハート&ガードナー事務所を解体しようとする。
ネタバレ感想
アトランティック銀行が差し押さえた物件の杜撰な管理でプールの水が腐敗しそこから沸いた蚊に刺された事でウェストナイルウィルスに感染してしまった〈ケイリー〉という少女が今回の依頼人です。
少女はこのウィルスによって下半身麻痺となり、銀行の管理責任を問い1500万ドルの賠償金をかけて示談交渉をしている訳ですが、この銀行の頭取がとにもかくにも宣誓証言の場への参加すら「急用」の連発で延期に次ぐ延期を繰り返すというアテにならないイライラが募るアリシア。
よりにもよって頭取の代理人はケニングなので余計にのらりくらりとかわされる事に飽き飽きして最終的には判事に電話連絡し、「次の約束の時間に現れなかったら法廷侮辱罪を科す」と宣告されるほどのルーズさなのです。
頭取は多忙だ多忙だと言っておりますが、宣誓証言のためにわざわざ出向いた田舎の牧場に着替えを届けてくれたカリンダが推測したところ、癌の治験を受けていたという事実に辿り着きます。
ここで、あぁ病気だったのか…と変な納得と同情をしてしまうところが素人目線ですが、ロックハート・ガードナーの最強弁護士軍団はこの事実を逆手に取り、大手銀行の頭取が重篤な病を隠している事は株主への規約違反ではないかと糾弾し、ケイリーが推察したアトランティック銀行は近いうちに他企業との合併を控えており、頭取の病気を隠し通したいという本音を指摘する事で、病の事実を記録に残さない代わりに速やかに和解に応じさせる事となりました。
途中ではケニングがマーサを使って特定の蚊の行動範囲の狭さに言及し、ケイリーが塀を越えて不法侵入したためであり銀行側に責任はないと痛いところを突かれたりしておりましたが、依頼人と同じ名前のケイリーが精神的フォローに加えて上手く立ち回ってくれていましたね。
マーサももはや氷の女的立ち位置でローラとはまた違ったやりにくさを感じます。さすがケニングが雇っただけはあるなという印象です。
意外にもヘイデンと真っ向対立する形となったロックハート・ガードナーの経営陣お二人でしたが、なんとか解体合併の危機を乗り越えました。それでもあと5週間で4000万ドル集めるのは厳しく、債権者に相談して期限を延ばしてもらうしかないと話すダイアン。
ケニングとの争いといえば、毎度毎度勝ったと思っても勝った気がしないオチが待っておりますが今回もまさにいつも通りな展開が。
債権者に相談するしかないこの状況で、ケニングが事務所の新たな債権者となったと話すのです。
どれだけロックハート・ガードナーに構ってくるのでしょうかこのおじさんは。
ダイアンの頭の痛い思いはこれに留まらず、イーライの代理人として遠回しにウェンディへ圧力をかけるもあのいやーなタイプには逆効果でイーライの席があるロックハート・ガードナーも捜査の対象となると言い張り踏み込んでくる始末です。
そこまでしてピーターの弱味を握りたいのかと選挙で負けた腹いせなのか今の地位から引き摺り下ろして後釜を狙っているのかなんなのか知りませんが執念深さが凄まじい。
そのくせ「政治の腐敗を暴く」みたいな大義名分を掲げさも自分が正義の味方みたいな顔しているのが気に食わないところです。
グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4<トク選BOX> [ ジュリアナ・マルグリーズ ]
グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4 DVD-BOX part2
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: DVD
グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン4 DVD-BOX part1
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: DVD
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード12