エピソード4『ゴーティマーの消したい記憶』”Gortimer and the Mystical Mind Eraser”
あらすじ
レンジャーがメルの日記を読み、知りたくなかったことを知ってしまったゴーティマ―。彼が助けを借りようとしたのは、とてつもなく能天気で、そして物忘れが激しいノーマル・ストリートの住民、フレッドだった。
ネタバレ感想
レンジャーはパン屋の息子だったのか。意外なようでお手伝いをしている様子を見れば納得もできるような。
人の良さが滲み出るゴーティマーは、レンジャーがうっかりメルの日記を見つけて内容が目に入ってしまい、メルがゴーティマーの事を好きだと聞かされ動揺が止まりません。
大親友との関係が崩れる事に焦り意識しまくりなゴーティマーは、日記の内容を知ってしまった自分の記憶を消すために尽力します。
レンジャーの店に誕生日ケーキの注文をするも受取をたびたび忘れるという忘れっぽさNo. 1の男〈フレッド〉の家まで配達に付き添うと、その病的なまでの物忘れの激しさにドン引きするゴーティマーでしたが、彼の家にあった“忘れたい事を書いて消せ”と注意書きのされた鉛筆と目の前でその効果を見ると食いつきます。
フレッドに頼み込んで鉛筆を貸してもらったゴーティマーは、早速その鉛筆を使って『メルの日記に関する全ての事』つまり“Anything about Mel's Diary”と書くわけですが、消している途中ママに話しかけられ手を止めるとDiaryの文字だけが残り、“Anything about Mel's”『メルに関する全ての事』をすっかり忘れてしまうという状態に。
レンジャーが必死にメルとゴーティマーの思い出を話して聞かせるも効果はなく、挙げ句の果てにメルが関わっている時のレンジャーを含めた三人の記憶も無くしてしまったようで大慌てのレンジャー。
「お前もメルを忘れたら解決だよ」とのたまうゴーティマーの演技力が凄くて笑えません。いや、笑ってますが。
親友だったのに友情まで忘れたゴーティマーと、幸せそうに見えても空っぽなフレッドに説教をかましたレンジャーが今エピソードのMVPに間違いないでしょう。
二人を説得して鉛筆を折ると記憶は瞬く間に戻り、二人でメルに日記を見た事を白状しにいくのですが、メルに答え合わせをすると案の定食い違いがあり…。
『ゴーティマーを見てしまう、熱い彼が気になる』というレンジャーが読んでしまった部分には続きがあり、『昨日は授業で発表する時彼の顔が汗だくに 少し心配だ 緊張からかそれとも分泌腺の問題か…優しく伝える方法を考えねば』と単純にゴーティマーの多汗症を気にしてただけだったというオチです。
記憶を取り戻したフレッドは以前よりも充実して幸せそうで、忘れていた過去を取り戻すかのように7回分の誕生日を新たな仲間と共に祝うのでした。
忘れたいつらい時も友達はそばにいる 忘れたくない幸せな時も
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▼次回、エピソード5