エピソード7『ゴーティマーと悪夢』”Gortimer and the Leaky Dreamcatcher”
あらすじ
ゴーティマーは、プールのジュニア監視員になるため講習を受けていたが、何者かに水中で襲われる悪夢を何度も見て悩まされる。
ネタバレ感想
母親と弟しかこれまで出てきていなかったギボン家ですが、離婚した母子家庭だったのですね。微妙な事情です。
ゴーティマーは不用品や玩具の寄付に出す箱の中から何気に取り出したドリームキャッチャーのせいで痛い目を見ております。
少し懐かしく感じるこのアイテム、確か本来は悪 悪夢を絡めとってくれる意味合いを持つお守り的な装飾品だったはずが、逆にプールで何者かの腕に掴まれ溺れさせられる夢ばかり見てしまうゴーティマー。
悪夢で凹んでしまったゴーティマーに対し、フロイトを出してくるあたりさすが秀才メル(笑)
プール監視員の講習を受けている真っ最中で、そこのプールにそっくりな場所で溺れる夢が気になって仕方ないゴーティマーでしたが、枕元に吊り下げたドリームキャッチャーは母親がガールスカウトで作ったものらしく、夢の中で水面に映る顔もゴーティマーではなく母〈クレア〉のもの。
違和感を確かめるため、母親にも溺れる夢を見た事があるのかと問いかけても「水泳なんて習ってもなかったし見てないわ」とあからさまに何かを隠している様子で否定されてしまいました。
しかし水泳チームの一員として若い頃の母親が写っている写真を見つけて改めて質問します。
観念して話し始めたクレアによると、水泳大会の前夜に練習しようとプールに忍び込んだら排水溝に不思議な光を見つけ、それを見に行こうと覗きに潜るとだんだんと怖くなり、最後には夢の中と同じように誰かの腕に掴まれプールから出てそのまま走り去って以来水にトラウマがあるのだとか。
そんな話を聞いて、まだ何か隠していると勘付いたゴーティマーはメルとレンジャーに相談。
二人は「悪夢の中で確かめればいい」と現実的なんだか非現実的なんだかなアドバイスを贈り、ゴーティマーのより良い睡眠のために世話を焼きます。
夢の中でゴーティマーが見たのは、謎の腕の持ち主だった監視員の講習をコーチする〈デューク〉の姿。
改めてプールの排水溝を見に行き「ママのためだ」と男気を見せたゴーティマーは光の正体を確かめにプールへ潜ります。
そこへデュークが現れ、排水溝に近づくゴーティマーを見て慌てて飛び込み抱き抱えてプールから上がります。
デュークに話を聞くと、排水溝に吸い込まれそうになり溺れかけてパニックになっていたクレアを助けただけだったと判明。
ただしっかりと『ノーマルじゃない』不思議な部分も盛り込まれており、ゴーティマーが見る夢の中のデュークには時々魚のような鱗があるのが見えたと伝えます。
昔ノーマル・ストリートに誰も知らない少年が現れ、同じ頃に排水溝が光り出した事から人々は少年がその向こう側から来たと考えました。
排水溝がもう一つの世界への門となっており、少年は門番として送られ何があってもこの名誉ある仕事を成し遂げようといつもプールを見守っていたと言います。
この少年こそがデュークで、クレアの落としたアクセサリーチャームを持っていたのでしょうかね。
晴れて最優秀ジュニア監視員となれたゴーティマーと、トラウマを克服し再び泳げるようになったクレア。めでたしです。
恐れるべきは恐れそのもの 怖くても正面から挑んだ方がいい、ぐっすり眠るためにも
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