エピソード8『恐怖の赤い月』”The Mystery of the Blood Moon Eclipse”
あらすじ
皆既月食の夜、メルは友達を集めてパーティーを開き、怪談大会を行う。しかし、本物の幽霊が現れたかのような現象が起き、自分たちが怪談の犠牲者にならないよう、謎を解こうとする。
ネタバレ感想
皆既月食の夜にパーティーをするというのはアメリカではスタンダードな催しなのでしょうか。
メルは怖い話が好きなのかやけに張り切っております。日本で言うところの百物語的感覚で、月食が始まるまでの時間をホラー話で繋いでいくようです。
4年前、前回の皆既月食の夜ではノーマル・ストリートの誰もが外出を控えていたそうな。ただ、〈マヘシュ・パテル〉だけは影に潜む危険を知らず、気付けば闇に追い詰められ哀れにも姿を消し闇の存在の仲間にされてしまった、という逸話を『本当にあった怖い話』調に語るメル。
マヘシュは皆既月食の夜に仲間達と獲物を探しに戻ってくるとの事ですが、レンジャーはいつもの遅刻癖《レンジャー・タイム》を発動させておりまだパーティーに辿りついていないよう。
そのうち部屋では本物の怪奇現象が起き始め、疑心暗鬼になっていくメル達。
ドアが開かなくなり部屋に閉じ込められたことで、幽霊に何が望みなのか直接聞くしかない、と冒頭の交霊術を始めることに。
その流れでゴーティマーが見つけたのは居ないはずのレンジャーのバックパック。バックパックの中から出てきたのはレンジャーが遅刻癖を直すため怪しげなガレッジセールで買った懐中時計が入っており、時計は物凄い勢いで針を回しています。
この針を緩めようとゴーティマーが触った瞬間、メル、キャサリン、スタンリーは時が止まったように停止した代わりに突如現れたレンジャー。
レンジャーによるとこの懐中時計のせいで自分だけが目に見えない速さで動き、周りが物凄くロースピードになってしまったのだとか。
これまでの怪奇現象も全てレンジャーの居た形跡だったと分かったところまでは良いのですが、どうやってあとの三人を元に戻すのか。頼りのメルも止まっていますし。
どうにかメルにこれを伝えるすべを考えた二人は、ドアにデカデカと『時計を止めろ』と書き記し、懐中時計を机の上に出しておきました。
ようやくメル達の時間軸でもこれが出現した時に賢すぎるが故に触れずに時計を止める案を出すメルとキャサリンをよそにハンマーでボコボコ時計を殴り壊したスタンリー(笑)
スタンリーのお手柄でゴーティマーとレンジャーは戻り、既に月食が始まっている事に気づき写真に撮れなかったと嘆くメルでしたが、暇を持て余したレンジャーが夜通しシャッターをきっていたおかげでメルもご満悦。
待つ側の退屈な気持ちを知ったレンジャーは遅刻癖も直ったしで結果オーライとなりました。
ゴーティマーの怖がらせトラップにイラっとしたスタンリーが作り話をしていた時の再現ドラマに出てくるスタンリーは結構なホラーだし、ゴーティマーは普段良い人さが滲み出てるだけにかなりサイコを感じてある意味怖い話でした(笑)
闇は謎に満ちてる でもそばに友達がいれば恐ることはない
幽霊や呪い、単なるイタズラでさえ必ず説明がつく
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