エピソード12『ゴーティマーの宝探し』”Gortimer and the Lost Treasure of Normal Street”
あらすじ
ゴーティマーの13歳の誕生日を祝うため、レンジャーは彼を宝探しに連れ出す。そして、ノーマル・ストリートの失われた宝物を見つけようとする。
ネタバレ感想
ゴーティマーとスタンリーは共に13歳の誕生日を迎えるわけですが、ユダヤ教のスタンリーにとっての『13歳』は特別な節目で成人、つまり大人の男の領域に踏み入れた証なのです。
大人の男の条件が果たして何なのか、複雑な家庭環境も手伝って考え込んでしまったゴーティマーでしたが、13歳になった自分宛に書いていた7歳の頃の手紙にあった「ノーマル船長の宝を見つける」という文言に食い付いたのはやはり我らがお調子者レンジャー。
それにしても13歳の誕生日に親からコロンを貰うのが地味な衝撃です。さすがアメリカン…。
さて、そもそもノーマル船長とはなんぞやという話になってきますが、ノーマル・ストリートはかつて海賊だったノーマル船長が何年も海を航海する事に飽き飽きしこの地に移り住んだ事から始まっているんだとか。
そしてノーマル船長が死んだ時に、彼のお宝も一緒に消え去ったという伝説があるそうです。
低学年の子供たちのアクティビティと化しているこの伝説ですが、改めて調べ始めるとメルの協力とティーンエイジャーに成長したからこその手掛かりが見つかり始めます。
ガバガバなセキュリティの中を行くミッションインポッシブルが最高です(笑)
手掛かりで見つかった『ノーマル船長の一番好きな日』を探していると、船長は息子誕生と同じ日にこの街を創設した事が分かり、綴られた文からいかに父親として息子を愛していたかが伺えます。
これには疫学者で世界中を飛び回り多忙な父が自分の誕生日に駆け付けてくれなかった寂しさと重ねて複雑な表情を見せるゴーティマー。
心が折れそうになりながらも親友達の励ましでどんどん宝へと近づいていきます。
辿り着いたノーマル邸の隠し地下室の奥にあった扉の鍵穴には既に鍵が刺さっているも回らず。
そうこうしていると「俺の時と一緒だな!」と現れた父ゴーティマー!いや、正確には父ギボン…?
とにかく初登場の恰幅良しなイケメン父ゴーティマーはゴーティマー達が宝探しをしていると聞いて、かつて自分が辿り着いたようにここまで来れるだろうと探しにきたわけです。
つまり井戸の謎を解き先に鍵を見つけ鍵穴にはめていたのは父ゴーティマーだと。
嬉しいサプライズは続き、さらに刺さった鍵を引き抜くと鍵は2本あり『シニア』と『ジュニア』に分かれている事に気が付きます。
ギボン親子がそれぞれの鍵穴に鍵をさして同時に回すと開く扉。
中には宝箱があり、世紀の大発見で金銀財宝を発掘かと思えば、中身は海賊の靴と息子宛の手紙。
そこにはノーマル船長が最愛の息子へと贈った謎解きだったという事と『お前が私の一番の宝だ』というメッセージが記されていました。
人生が間違った方向を指し、先が見えない時もある でもよく見ればヒントは目の前にある
期待と違うものを見つけても誠実でいれば最高の宝に巡り合えるかもしれない
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▼次回、エピソード13