エピソード7『ゴーティマーとブロスレット』“Gortimer vs. The Friendship Bro-celet”
あらすじ
ゴーティマーと母親の新しい恋人アダムはなかなか打ち解けることができなかったが、不思議な力を持った"ブロスレット"で互いの距離を縮める。
ネタバレ感想
ブロスレット?ブレスレットではなく?ブロスレットとはなんぞや…と誤植を疑いながら見てみましたが、この世界でも造語にあたるようで、男の友情《兄弟》=『ブロス』のブレスレットという意味だそう。
母親のデート相手〈アダム〉とどうもギクシャクしてしまい気にかかるゴーティマーは、メルやレンジャーといつものコンビニで買い物中に見慣れないブロスレットのガチャガチャがある事に気付きジョークとしてアダムに渡そうと一つ回してみました。
それまで全く話が噛み合わなかったアダムとゴーティマーでしたが、ゴーティマーがプレゼントしたブロスレットをつけた途端にまるで親友のように打ち解ける二人。
大人の男から「親友になってくれ」と真剣な表情で言い寄られるのはいささか怖いものですね。
アダムからもブロスレットをプレゼントされ、不思議な力が相互作用を及ぼしすっかりママすら置いてけぼりの幼稚な絆が芽生えてしまいます。
打ち解ける二人を喜ばしく思っていたママも、あまりに二人の世界を構築されランチの約束をすっぽかされた挙句ふざけ散らかす男どもに家を汚され呆れてガードナーと食事に出てしまいました。
反省して掃除しようと地下室に用具を取りにきた二人はそこでテニスボールとダーツの的を見つけてしまいまーた懲りずに遊んでしまいます。
暴走する二人に天罰がくだり、地下室に閉じ込められ今度はお互い責め合いブロスレットをつけてからおかしいと気付くも、何故か外れないブロスレット。
そもそも何故こんなものを渡したんだとアダムが問えば、自分に対しぎこちないアダムが自分の事を嫌っていると思ったからだと白状したゴーティマー。それを聞いたアダムも、ママに愛され、素晴らしい人物であるパパとも親密な関係を築いているゴーティマーに自分が受け入れられるのか緊張していただけだと打ち明けます。
お互いに好かれたくて自分を見失っていたという共通点を見つけ、親友からじゃなくまずは友達になろうと握手を交わした途端外れたブロスレット。
こうして不自然な友情ではなく、本当の意味でお互いを近くに感じる事の出来た二人はこれからいい関係を築いていけそうです。
スタンリーが生えてきた脇毛を自慢げにチラつかせていた事に対し、自分の成長は止まってしまったんじゃないかと不安に思うレンジャーの思春期らしいおバカな悩みを解消すべく毛生え薬を作ってやりながら「モジャモジャの何がいいの?」と怪訝な顔のメルに「威厳の問題だ」とそれらしく返すレンジャーは笑えます。
サイドストーリーのおまけ的に展開していたこの騒動ですが、『ゴーティマー・ギボン』ならこの脇毛問題をメインに1話練れたんじゃないかと思うほどそそられる話でした(笑)
時間がかかることもある 誰かを受け入れたり自分を受け入れたり、辛抱するしかない
でも待ってる間に気づくかもしれない、望むものが目の前にあることに
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▼次回、エピソード8