海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン5　8話ネタバレ感想

第8話『最初の依頼人』“The Next Month”

あらすじ

フロリック・アゴスが新しいオフィスに引越し中、アリシアは麻薬組織のメンバーに不利な証言をしなければ送還される非法移民を代行する。そして、イーライがナタリー・フローレスと再開し、その倫理的な影響に困るマリリン、ロビンはもっとカリンダのようになろうとする。

ネタバレ感想

以前事務所が不法滞在の件で世話をしたナタリーが、今度は友人のメキシコ人が強制送還されそうだと助けを求めてロックハート・ガードナーに相談にきます。

元スタッフの飛び入り客だと蔑ろにし、ハワードに応対を任せてしまったが故に不信感を抱いたナタリーはすぐに「アリシアを呼んで」と頼むも、当のアリシアが退職済みだと聞かされ、やっとの思いで勝ち取るもさびれた廃墟のようにしか見えない元Tシャツ工場の新オフィスを訪ねて来ました。

不法滞在者の弁護となると報酬に繋がらないことを覚悟せねばならないみたいで一旦パートナーのケイリーに相談したところ、横から口を挟んできたゼップスの方のケイリーによればなんとナタリーは現在、年に9000万ドルを動かすロビイスト〈ジョー・パロッタ〉の元で働いているらしく彼女のボスに認められるチャンスだから絶対に依頼を受けるべきだと強く勧められます。ゼップスは中々に優秀な人材ですな。

こうしてフロリック&アゴスに初めての依頼人がやって来て華々しいとは言えずとも記念すべき第一歩を踏み出したのです。

ギャング〈ヒエラ〉に不利になる証言をすれば滞在許可を出すと言う司法取引にサインし、家族と共に保護される事が条件だとしていたにも関わらず、ヒエラが保釈中にメキシコへ逃亡したらしく証言をせずに済むかと思いきやなんとナタリーの友人〈トーマス〉は既に強制送還のバスに乗せられた後。さらにはその行き先がヒエラと同じ場所で、裏切り者を決して許さない事で有名なヒエラに密告者トーマスが見逃されるはずがありません。

人命のかかった一大事に奔走するアリシアでしたが、お役所仕事で融通が利かず様々な機関をたらい回しにされます。

ここでかなりグレー…いやもはやアウトなやり方で窮地を救ったのが調査員ロビンの活躍でした。

ロビンはダブルケイリーがロビンの給料カットのため一時解雇にすると相談しているのをコッソリ聞いてしまい、失意に暮れてロックハート・ガードナー…改めL.Gに戻れないものかとカリンダに密かに相談に行くのですが「そんなに甘くないわ優秀な人材なら離さないはず」と激励されその言葉通り自分の能力を示すためかなり積極的に動いてくれたのです。それはもう空回りに終わらないかと心配になるほどに。

後のなくなったロビンの野心というかタフさはまだまだ粗っぽさがあるもののカリンダに追いつけ追い越せといった印象でした。

トーマスは無事にアメリカへと戻ってこれた上にロビンは一時解雇の通告が来る前にケイリーに思い直さす事も出来たようでめでたしで御座います。

さて、ナタリーが出てきたという事はイーライですよ、イーライ。

以前は選挙中にウェンディのネガティブキャンペーンのため彼女の子守を勤めていたナタリーが不法滞在者だとリークさせたわりにその魅力に惹かれダイアンに彼女の永住権獲得の手伝いを密かに頼んでいたりしましたね。

その後はナタリーの付き合っていたダンサーの彼氏の存在がありほろ苦いままで終わっておりましたが、久々の再会を果たし、彼氏は既に結婚したと聞けばそりゃディナーにも誘うってもんです。

イーライが髪を振り乱して後を追うのはナタリーくらいでしょう。

ただし、ロビイストの上司を持つ上に米国においてマイノリティ的存在のナタリーへの関心からピーターの動向を変更するイーライに気付いたマリリンに倫理規定違反をピーターへ忠告されてしまいます。

ピーター本人からほぼ厳重注意のような警告を食らったイーライは、二度目のディナーの約束に顔を出さず去ろうとしますがついにやってくれました。

注文した二杯のグラスワインが手付かずのまま店を出ようとしたナタリーの前に現れキスをかまし「これが私の気持ちだ」とキメればナタリーもキスを返します。

「私は仕事柄平気で嘘をつくだが君に対しては無理だ」と愛の告白をしたイーライにはしがらみなど関係なく真実の愛を貫き大切に育んでいってもらいたいです。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン5