エピソード1『ゴーティマーと万能のカード』“Gortimer and the Jacks of All Trades”
あらすじ
ノーマル・ストリートに新年が訪れた。ゴーティマーの新年の抱負は、才能豊かな友人たちに対抗できる特技を身につけること。彼はどんなスキルでも身につく魔法のカードを手にするが、一方で本当の自分に疑問を投げかけ始める。
ネタバレ感想
新シーズンはシーズン3 ではなく、シーズン2のパート2的な位置づけなのに何か理由があるのでしょうか。とにかくこのシーズンでゴーティマー・ギボン〜ふしぎな日常〜は完結だそうでなんとなく寂しい気持ちはありますが残り13話楽しんでいきましょう。
新年を迎えるパーティーで、今年の抱負を聞かれて答えられず「抱負を決めること」を抱負とした一休さんイズムのあるゴーティマー。
メルは言わずと知れた科学、レンジャーにはパン作りの才能があるのに自分だけは何もなく置いてけぼりだと感じるゴーティマーは、自分だけの特技を見つけてそれを究めようと奮闘します。
そんな折に手品箱見つけたマジック用のトランプが、どんなスキルも瞬時に身につけられる代物だと分かり様々な特技を習得しては披露していくゴーティマー。
限りあるカードの無駄遣いをしながらも熱中できそうなフェンシングを見つけたゴーティマーにメルとレンジャーは喜びますが、「一つのことを究めたい」と言っていたはずのゴーティマーがフェンシングに必要な才能を全てカード頼みで身につけていく事に対し「それはズルじゃない?」と諭しますが、特技の多い二人に追い付きたい気持ちのあるゴーティマーは忠告を受け入れません。
毎年アクティブな挑戦をこなしてきたメルは今年の抱負にロック・クライミングを掲げ、自分の殻を破りたいと言うアビゲイルと共にチャレンジしようとするも、目前で怖くなり「今まではママが居たから出来た」と嘆きます。
そんなメルの気持ちを知った父親は、メルの母親が元々は挑戦なんて全くしなく、臆病な自分達に似ないよう様々な事にチャレンジし始めたのだと聞かせてやりました。
「お前がママの勇気の元さ」と意外な真実を教えられたメルは嬉しそうで、欠けた部分を補い合うメル父娘の関係性もやはり心暖まります。
フェンシングの試合で勝ち上がったゴーティマーは、決勝戦の相手から毎日の練習で努力を積み重ねジュニアオリンピックを目指している事を聞き、その真摯な思いにズルで得た才能で応える訳にはいかないと棄権を希望しますがコーチはもちろんそれを許しません。
わざと負けようとしてもカードで習得した反射神経と直感が邪魔してどうしても得点を重ねてしまいます。
『ジョーカーを破れば全て消える』というルールに従ってジョーカーを破って全て忘れてしまえば解決だとアドバイスするレンジャーですが、フェンシングだけは好きになれたから忘れたくないし、もし皆んなと同じように一から練習しても全く才能がなかったら…と怖がるゴーティマー。
説得する親友二人に対し「君たちは特技がたくさんあるけど、僕なんて…ただのいい奴だ」と皮肉りながらも自分を卑下し過ぎないところにもゴーティマーらしさが出ています。
そんなただのいい奴だからこそ、対戦相手の気持ちの大きさを尊重できるのです。
レンジャーに部屋からジョーカーを取ってきてもらう間メルに時間稼ぎを頼んだゴーティマー。
ジョーカーを見つけると同時にレンジャーに破って貰えば良かったのでは?とも思いますが、ギリギリのところでレンジャーが間に合い見事な負けっぷりを見せてくれました。
そして彼らしく「みんなのように基礎から始めるよ」と新たな決意を固め練習に励むのでした。
抱負を考える上で必須条件がある
自分に忠実であること、内なる強さを引き出し自分を生かせるものがいい
肝心なのは気づくことだ、自分の大きな可能性に
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