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海外ドラマ≫≫MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン1 3話ネタバレ感想

MR.ROBOT/ミスター・ロボット DVD-BOX

エピソード3『デバッグ』”eps1.2_d3bug.mkv

あらすじ

最高技術責任者の座に新たな候補が登場したことで、立場が苦しくなるタイレル。焦る彼は起死回生のため情報収集に動く。一方、ミスター・ロボットにケガを負わされたエリオットは、f・ソサエティを抜けて普通の生活を送ることを誓い、つかの間の平和な時間を過ごす。そんな中、オリーはあるキッカケによりオールセーフのパソコンにウイルスをばら撒くよう脅される事態に陥る。

ネタバレ感想

CTOへの昇格を確実なものにするためにタイレルが努力を重ねている人間味はかなり意外です。ストイック過ぎて狂気を感じる事に変わりはありませんが。

しかし、昇格確実かと思われていたタイレルに思わぬライバルが登場したようで、焦りが止まりません。彼もまたドラッグに手を染めている系かと思いきや想像より遥かに異常で、浮浪者を金で買いストレス発散のサンドバッグにしている様子。それを見せられる秘書もたまったもんじゃありませんね。

タイレルサイコパス加減にすっかり忘れていましたが主役が突き落とされたままでしたね。

どうにか搬送されていたようで、緊急連絡先に登録されていたシェイラと、朦朧としたまま自分が呼んだらしいクリスタが心配そうに見守る中目を覚ますエリオット。

モルヒネをやっていると分かり、薬物を絶たない限り退院はさせないとカウンセラー特権を発動させるクリスタですが、そこから食い気味に「この病院ならハッキングは簡単だ」と考え始めるエリオットが性懲りもなさ過ぎて笑えてきます。

この病院をかかりつけにしている理由が、IT部門への予算が少なく責任者もバカでセキュリティがガバガバ、つまりいくらでもカルテを書き換える事ができるからだそうです(笑)

まんまと退院してきたエリオットの部屋にはまたしてもダーリーンが上がり込んでいて、ミスター・ロボットとエリオットにあったやり取りは何も知らないようでしたがそのまま追い返し、シェイラの制止も聞かず職場に向かったエリオット。

そしてまんまとディスクを読み込んでしまったオリーの元に、ステラ・Bとのメールのやり取りやアンジェラの盗撮画像と共に職場のパソコンでCDを開けとメッセージが届き、携帯にも「100時間以内に実行しなければすべてばらまく」と直接電話がかかってきます。

中国語で誰かしらとやり取りをするこのラッパーもどきはf・ソサエティと関係のない第三勢力っぽいですが、オールセーフの何が目的なのでしょう。

職場に出たエリオットですが、何とオールセーフにはミスター・ロボットの姿が。ダーリーンに会いに行けと言われてやってきたそうですが、もはやこれはエリオットの幻覚なんじゃないかという疑いに変わってきました。エリオット以外の誰とも話していませんし存在自体が怪しいものです。

とにかく騒ぎを起こされるよりは、とバーに行くも、薄っぺらな謝罪をしてそのまま去って行ったミスター・ロボット。

自分の人生に沸いていたf・ソサエティというバグから急に解放されたエリオットは、シェイラと付き合う事を決めただけではなく、SNSでいいねまで付けたりバニララテを飲んでみたり、更には頑なに拒んでいたギデオンからの夕食会にも突然の参加表明。まるで躁鬱病患者です。

やや躁状態のまま「ボスの家で夕食会があるから恋人として来ない?」とクレイジーな告白をかますエリオットに「あんたマジでおかしいわよ」と返されるのは当然ですが、それ以前に引っ越し初日にハッキングされており全てを知り尽くされていると分かればマジもんのドン引きでしょうな。

投稿もしておらずアナログなシェイラの趣味のアートを見せてもらいなんやかんやと付き合う事になった二人は、同じく恋人同士のアンジェラとオリーも招待されている食事会に出向きます。

そういえばゲイだとカミングアウトしていたギデオンのお相手は〈ハリー〉というハイテンションな好青年。

「ダレスの職員にサーバーをチェックさせたが何もなかった」と話し、一時エリオットに対する不信感を持っていた事を白状し謝罪したギデオンに、f・ソサエティに近づき過ぎればこの上司の身もどうなる事か分からないのでとにかく疑いをなくそうと振る舞うエリオット。

言い訳が巧すぎて不本意ながら抱きしめられる流れになってしまいましたが。

穏やかな日常に浸っていたエリオットに、悪魔コープのメールが流出し新疑惑が浮上したとのニュースが飛び込んできます。

ワシントン・タウンシップ有毒廃棄物問題の隠蔽にコルビー含む幹部三人が関与していたというもの。

さらにニュースでは「1993年に発生したとされる有毒廃棄物の流出後、2年で26人の社員が白血病により死亡」と報道されておりましたがエリオットの父親の死因はわりかし直接的に悪魔コープと関係があったんですね。危険性を認識した上で隠蔽していたとあれば、こりゃ恨みも募りますわ。しかもアンジェラの母親もこの一件での被害者で二人の出会いも親の死がきっかけだそうです。

 

タイレルはゲイが集まるクラブへ出向くとある男に近付き、彼を手籠にして情報を抜き取る手段の選ばなさを見せつけます。タイレルを知っていたし受付にいた若い男かな?と思っていましたがどうなんでしょう?

ライバル候補者の夫〈スコット・ノウルズ〉が隠れ同性愛者らしいのですが、お相手はその本人だったのか、ゲイ繋がりでその情報に行き着いたのか定かではありません。

タイレル自身の夫婦関係もまた異常さを帯びていて、どちらが優位なのか困惑してしまう妊娠中の妻とSMプレイを淡々としたりでゾッとするような不自然さしか感じません。

 

オリーは間一髪でオールセーフにウィルスをばら撒かずに踏み止まり、ステラ・Bとの浮気がバレるのも覚悟でアンジェラに全てを打ち明けます。

しかしここでアンジェラが下した決断は、自分や父親の個人情報を守るために相手の要求をのむという予想外な答え。「会社にウィルスをばらまけなんてどうかしてるぞ」と言うオリーの方がまともなのかよ、オリーのくせに…と思いましたが彼も彼で自分のクビが心配なだけのようで。

こんな信用ならないバカ男の「二人でなんとかしよう」という囁きなんて聞き流してさっさとエリオットにでも相談すべきです、どうなるかはさておき。危機的絶望状況が過剰な吊り橋効果になっているのか変に絆深まってますし。悪い人間ではないもののバカとバカ同士で確かにお似合いかもしれません。

 

無実の人間をハメて人生をぶち壊してしまったという自責の念があったエリオットも、コルビーが父親の死に関係する情報を隠蔽していた事を知り復讐心が燃え上がったようで、f・ソサエティの本拠地に乗り込みハッカー達に自分の作戦を披露するのでした。

 

ついに動き始めるという感じがしていますね。

今までミスター・ロボットの過激さと自分の内に秘めた怒りに線引きをしていたエリオットですが、全ての歪みの根源でもあるような父の死とその復讐となれば本腰を入れてきそうです。

ギデオンはまた何か勘付いたような気配がありましたし、アンジェラ達を脅す謎のハッカーの素性も気になりますし、まだまだこれからです。

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▼次回、エピソード4

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