エピソード6『レンジャーの重荷』“Ranger and the Weight of the World”
あらすじ
両親の仲について悩むレンジャーは、学校のカウンセラーに相談するよう友達に勧められる。だが、いざ相談に行くと自分自身がカウンセラーになってしまう。次々と押し寄せる生徒の悩みを聞くうちに、レンジャーの重力が増していく。
ネタバレ感想
朝から両親の口論を聞いてしまいドンヨリした気分のレンジャーは、メルに勧められて学校のカウンセリングルームへ向かいます。
しかしそこで見た悩み相談のポスターや待機列に圧倒され、ボランティア募集の貼り紙を見つけて思わずボランティアに応募に来ただけだと話し、自分が他の生徒達の悩み相談を聞く事に。
レンジャーがこれまた聞き上手かつ的確で簡潔なアドバイスをするもんで、悩める生徒達から絶大な信頼を得てしまいます。
が、しかしここでレンジャーの身に異変が。悩みを聞けば聞くほど、その悩みの重さが重力になってそのままレンジャーの身体にのしかかり立つのも困難なほどに。
レンジャーが学校一のカウンセラーとなってしまった事を知ったメルは、「カウンセラーが必要なのはあなたなのに、他人の心の重荷を背負い込んでる」と心配しております。
レンジャーも自分の悩みを押し殺してまで人助けだ、と納得しているあたりゴーティマー以上のお人好しかもしれません。
キャサリンの代わりにシャーベットの売り子をしてアイスを完売させたゴーティマーは、200ドル以上稼ぎ上げるもその取り分がたった30ドルだったと不公平を嘆いております。
キャサリンいわく、原価と場所代を引いて30%をゴーティマーに渡したらしく、発案者として妥当だと味方するアビゲイルと、売ったのも客に手渡したのもゴーティマーだと援護するスタンリー。
次第にフォークやロッカーについてある南京錠まで引き寄せ始めたレンジャーの異変にいち早く気付いたメルは、鉛筆も吸い寄せられたのを見て磁力ではなく重力が発生しているとすんなり見抜きます。
メルによれば、最初は小さいものから、そうしていくうちに次第に重力が増し大きな物を引き寄せていく、と。…つまりアレか、塊魂。
最終的には物理の法則も崩れてブラックホールになってしまうと聞いたレンジャーはついにカウンセラーを辞める決心をします。
しかしその場に居たのはグループで相談に来ていたゴーティマー、スタンリー、キャサリン、アビゲイルの四人。
目の前の友達が繰り広げる労働条件に対する議論が白熱すればするほど重力が強くなっていく身体に危機を感じたレンジャーは、双方と友達の自分に公平な判断は出来ないから外部のビジネスに詳しい人間に判断を頼むよう言い渡しました。
いつものコンビニオーナー〈エッグ〉に相談にいくも解決には繋がらず、何も知らないゴーティマーはレンジャーに加勢を頼もうとしますが、その頃にはゴーティマーの身体すら引き寄せてしまうほどに重力を増してしまっていたレンジャー。
助けを求めてメルの所へ行くも、その場に居合わせたキャサリンとゴーティマーがまた口論になり全員が巻き込まれるほど更なる重力を生み出してしまっています。
レンジャーが息も苦しくなるほど追い詰められる中、キャサリンとゴーティマーは今度こそ正式なパートナーとして新しいビジネスを始める事で合意し、二人が握手を交わすと重力は無事に消失。
しかしレンジャーの浮かない表情に気付いたメル。そうでしたね、そもそもの始まりは両親の喧嘩をひどく気にしていた事です。
思い切って「離婚するの?」と問うレンジャーに両親はビックリ。時には感情を吐き出し合う喧嘩もするけど愛し合ってるし息子のことも愛してると一番の心配事がすんなり解消されてようやくレンジャーも心からの笑顔を見せてくれました。
人は誰でも心に重荷を抱えてる
でも一人で抱えなくていい
分かち合える友達や家族がそばにいる
そう思うと心が自然と軽くなる
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▼次回、エピソード7