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海外ドラマ≫≫MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン1 9話ネタバレ感想

MR.ROBOT/ミスター・ロボット DVD-BOX

エピソード9『コピー』”eps1.8_m1rr0r1ng.qt”

あらすじ

ミスター・ロボットが自分の父親であることを思い出したエリオット。彼は父と共に、故郷であるニュージャージーへの旅を始める。そんな彼を心配するダーリーンもまた、あとを追って故郷へ向かう。一方、悪魔コープを相手に見事訴訟を起こしてみせたアンジェラを、悪魔コープの元最高技術責任者のコルビーが訪問する。そして彼はアンジェラに対し、驚くべき提案をするのだった。

ネタバレ感想

物語が佳境へ…というところで終わっていましたので続きが楽しみです。

ミスター・ロボットの風貌があまりにも変わっておらずもうちょっとどうにかならんかったのか、と思いますがエリオットがまだ幼少期の時代の回想から始まります。

客の財布から20ドル掠め取った息子と、その金で2人分のチケットを買い映画を観に行く父親。「盗みは悪いがお前は良い子だ、そんな事よりあの客はクソだ」とかなんとか良い話風になってますが冷静に考えて登場人物全員最悪ですよ(笑)

『ミスター・ロボット』は、父親が営んでいたパソコンショップの店名に由来していたんですね。その跡地も今や悪魔コープグループの銀行に変わってしまったようですが。

記憶がすっかり抜け落ちている事を自覚すると同時に、20年前に死んだはずの父親が目の前に居るなんてあまりに目まぐるし過ぎて病んでいるエリオットにはストレス過剰で倒れてしまうんじゃないかと心配しましたが、受け入れ難い現実は怒りの形で表れたようです。

親父が言うにはこの3ヶ月、自分が父親だと教える事なく飄々としていたのは病んでいる息子に対して穏やかな対応をしたまで、と言う事らしいです。

打倒悪魔コープ大作戦の全てが記憶を戻すために作られた架空のお話だったのかとエリオットが思考を巡らせるのも至極もっともな話ですが、これに関しては「違う、デカい事をするためだ」と否定する親父。

常に尾行の姿が目立っていましたが、彼らはこの親子をどうにか引き離そうとしているらしく、精神科医や薬によってエリオットの記憶を操作しコントロールしようとしており、その結果妹や父親の事をすっかり忘れたエリオットが出来上がったそうなのです。

敵の目的はミスター・ロボットの『死』で、親子を恐れているそうなのですが、一体どんな弱味を握ってしまったのでしょうか。

「俺もあんたもこの状況もおかしい」と信じられない様子で呟くエリオットが一番まともだと感じました。こんな状態でも「今夜は計画の実行日だ」とやる気満々な親父の気が知れません。

アンジェラもダーリーンの事やエリオットの抱える問題を把握していたようで、また自分を忘れてキスまでかました兄貴の行方が知れず今回こそ緊急事態だからと彼をよく知る幼馴染みに捜索依頼をしますが、オールセーフに不利な証言をする事でもはやIT業界に転職する事も出来なくなり余裕のなくなったアンジェラにもそんな心の余裕はありません。

まあそもそもエリオットは今親父と一緒なのでその辺妹にも連絡しといてやれよ、とは思います。「今ダーリーンに会うのは危険だ」との事ですが連絡くらい…出来ないものでしょうか?

エリオットの記憶がどんどんと甦っている間にタイレルは父親になり、さらに妻〈ヨアンナ〉が15歳の時に実は出産していて産まれてきた女の子を里子に出したと知る事になっております。こちらもまた突然の告白ですが…この『女の子』が果たして誰に繋がってくるのか。

「家族でいるなら何とかするのよ」と離婚をほのめかされながらのプレッシャーをかけられ泣きそうなタイレルにもはや同情してしまいそうです。

妻の死に動揺しているスコットに代わってついにCTOの座が回ってくるか…と期待がよぎりますが、事態は真逆でスコットの『シャロンを口説いた』という証言からバッチリ容疑者候補となってしまっているのが現実だそう。昇進も持って行かれ動機もありますしね。

「問題は取り除かねば。スコットは続投する、そして君は無理だ」

この一言で唐突にクビを言い渡されたタイレルもこれで『打倒悪魔コープ』側の思想にどっぷりハマるという事か…?

 

今は別人が住んでいる生家を訪ね、かつて自分が父親から落とされたという曰く付きの窓から「今度は俺の番だ」と親父を落とし返すぶっ飛びエリオット。

エリオットを捜しに来たダーリーンと、元オルダーソン家の近くに住む父親の居る実家に身を寄せていたアンジェラも合流して砕け散った窓ガラスに気が付きます。

大声で墓地を歩くエリオットの名を呼びながら走ってくる二人に気付くと「ヤツらに俺を消させるな!絶対に見捨てないし独りにはさせないぞ」と言い残した親父。

安定のシリアス調な「誰と喋ってたの…?」というセリフと共に目の前を見ると〈エドワード・オルダーソン〉と書かれた墓標が。

「ミスター・ロボットは俺だ」と認めたエリオット。やはりそっち系の展開なのでしょうか?

ここからまた二転三転するのかは分かりませんが、ミスター・ロボットに感じる違和感は拭そうではあります。

エリオットと話す親父の姿は、彼の空想で自分自身でもあり、第三者と話していた親父もまた無意識下のエリオット自身だった…的な?

エリオットの中の怒りだとか過激さが集約された部分を親父に投影していたとかなら納得もいきます。

だとすればタイレルから呼び出され車内で密会していたのもエリオット本人という事になりますね。

ダーリーンの話では、f・ソサエティは全てエリオットが始めたとかでその詳細が早く知りたい反面、疑いが重なり過ぎてもはやダーリーンも怪しく見えてきたりと何が現実だか区別もつかない恐怖に怯えるエリオットと気持ちは一つです(笑)

 

アンジェラの実家に側近付きで押しかけてきたコルビーは、彼女のしぶとさや賢さを評価して高収入の仕事を紹介できる、として悪魔コープで働かないかと勧誘してきました。

あろう事か訴えを起こしている会社への入社を持ちかけられ「母親を殺した会社なんか絶対に入らない!」と怒鳴ったアンジェラですが、どうにもならない権力差と圧倒的な金銭感覚の違いを思い知らされ「変化を望むなら中に入って見るのも手だぞ」とそれらしい言葉をかけられすぐに陥落しそうではあります。

 

放心状態のエリオットをコソコソ訪ねてきたタイレルは、「2日前女性を絞殺した」とペラペラ詳細を語り出しサイコさを取り戻しています。

f・ソサエティの拠点にタイレルを案内し、「悪魔コープの取引記録をアクセス不能にする、完了したら暗号化キーは自動消去だ」と抜かりのない計画をベラベラ話すエリオット。

仲間に関して問われ「俺一人だ」と返したエリオットですが、ロメロ達は…?

少なくともアンジェラやタイレルから存在を認識されているダーリーンがムスリムの女性と二人きりで会話していましたし。

「世界を救いたい」と呟くエリオットと復讐に駆られたタイレルが結合してしまいましたよっと。

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▼次回、エピソード10

axxi.hatenablog.com

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