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海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン3 1話ネタバレ感想

Mr. Robot: Season_3.0 [Regions 2,4]

エピソード1『省電力モード』”eps3.0_power-saver-mode.h”

あらすじ

目覚めたエリオットは、自分の責務を悟り、アンジェラに助けを求める。連中に狙われてビビるダーリーン。それで、このアーヴィングって何者?

ネタバレ感想

思わせぶりに出てきていた『赤い手押し車』というワードですが、これまでのあらすじで初めてエリオットの妄想の中にも散りばめられていたという伏線に気が付きました。薬の過剰摂取をした時のコンクリートを作っていたスタンダードな物や刑務所内で見ていた放火魔が使っていた小さな物も共通して赤い手押し車です。どちらもエリオットの妄想の中、つまりミスター・ロボットがタイレルとの連絡手段に使った『赤い手押し車』という店のメニュー表が潜在意識としてエリオットの見る世界にも反映されていたという解釈でいいんですかね?

自分が撃ってしまったエリオットを必死になって止血し、ダークアーミーの男を呼び狼狽えているタイレルはこんなキャラでしたっけ?(笑)

とにかく呼んだ男が医者も手配してくれたようですしまだ息のあるエリオットは助かるのでしょう。

E・コープ発電所内を歩くホワイトローズの元にもエリオットがタイレルに撃たれたと報告が入り、秘書の男から「あの二人は不安定です、第二段階は私にお任せを」なんて言われておりますが「オルダーソン君の父親もプロジェクトの一員だった、本人も知らないうちにね 初期の成功は彼の能力のおかげだった それから長い年月を経て息子がプロジェクトに関わるとは何たる偶然か オルダーソン君の価値を見誤るな 彼のE・コープに対する復讐心が我々の計画に絶好の機会を与えた、さらにその情熱は彼の原動力となってる 道具なら我々の手にあるがあれほどまでに純粋な怒りを持つのは彼だけ」とエリオットを評するホワイトローズ。さらには「彼の意志こそ我々の道しるべ」とまで言い切りました。ここまで頼りにしておいて「もちろん彼が偉業を成し遂げた後には死んでもらうさ」と当たり前に言ってしまうところがホワイトローズさんです。しかも「父親と同じように」と付け足され、業の深さを感じます。

一週間もの停電の中、エリオットが目覚めたのはアンジェラの部屋でした。

「あなたの協力者が運んできたの、見覚えがあったのは一人だけ、タイレル・ウェリック」と聞き、タイレルが実在して彼に撃たれたのが現実だったとようやく確信したエリオット。

にしてもアンジェラは怪しいですな。タイレルと普通に電話していましたしダーク・アーミーというか計画の内部状況も知っていそうな口ぶりだったのがエリオットにはそれを隠しているように聞こえます。

「出頭しに行く途中にダーク・アーミーが現れた 私の部屋に男が」とアンジェラが話すとすぐに起き上がり通報しようと携帯を手にしたエリオット。

しかし「私が殺される、そう言われた」という一言を聞き静かに電話を切ると「なら行く、タイレルを捜す」とアンジェラの制止を振り切りE・コープの施設爆破を今にも実行しかねないタイレルを追う事に。アンジェラに服を借りて(笑)

当然最後に撃たれたあの廃屋にタイレルが残っているはずもなく、自宅に帰るとそこに居たのは妹ダーリーン。

シスコがダーク・アーミーに殺されたと聞かされ、「次は私が狙われる」と怯えた様子のダーリーンから、エリオットが提案したとされる『第二段階』とは一体なんなのかと詰められます。

ダーリーンはあの捜査状況でFBIの尋問から解放された…?そんなわけないですよね。という事はあれを見て観念したダーリーンがFBIに協力する事を決めたのでしょうか。そして第二段階について探りに来た、とか。

エリオットはアンジェラが置いたフェムトセルが実はFBI対策だけのものではなく、E・コープに裏口を作るためのものだったと話し始めます。データベースへの再構築に向け書類を集めているE・コープの復旧計画の拠点となるビルにおける無停電電源装置へのアクセスだったと明かすエリオット。

復旧を不可能にする計画を自分に黙っていた事を責めるダーリーンですが、エリオットもつい最近知ったばかりなんですよね、自分が計画したのに。

自分にならどうにかして裏口を閉じられるはずだとダーリーンに助けを求めたエリオットは、停電中の街でもネットが繋がるというクラブのような場所へ案内されました。

そこでは専用の回線が引かれ、世界中のチーム同士がセキュリティー技術を競うハッカーの大会『CTF』が開催され大盛り上がりを見せています。

負け込んでいる参加者にスラスラとアドバイスしてマシンを空けてもらったエリオットと、ダーク・アーミーらしき男達を見つけていつ殺されるかと怯えるダーリーン。

しかしエリオットの操作するマシンは急にブラックアウトし、ダーク・アーミーらしき男達に脅され外へ出て指示通りの道を進むとタイレルが泣きついていた男が運転先に座るタクシーが。

FBIの尾行を想定外の方法で撒くと、辿り着いた先は『赤い手押し車』というBBQ店。ここはダーク・アーミーの企業らしいです。

男と話し、作戦を中止するため裏口を閉じると話すエリオットですが、男は意外にも簡単に引き下がり店を後にしました。

ダーリーンの言う通りこれは簡単過ぎて裏があるとしか思えません。

自分でもダーリーンの言うことが正しいのだろうと分かってはいるエリオットは、人々を自滅させる自分の革命はさらなる服従を招いただけなのでは?と、自分が社会を拒絶したせいで事態は悪化し、暗い未来を招いてしまったと考え始めます。革命などではなく、殺戮のお膳立てをして民を堕落させる手助けをしてしまった自分こそが悪だったというこれまた極端な結論を導き出しました。

その勢いでアンジェラの元を訪ね「悪魔コープで働きたい、後始末をしたいんだ仕事をくれ」と申し出るとついでに「俺を見張っててくれ、教えてほしい“あいつ”になったら 見抜けるのは君だけ」と頼みます。アンジェラを「誰より俺を知っていて今唯一信用できる人だ」と評価するエリオットですが本当にそうなのでしょうか?地下鉄での別れに引き続きまた濃厚キスをブチかますもやんわり拒否されてしまいました。

ただ、8歳からアンジェラを知るエリオットに言わせれば「自分を愛してくれる人には興味を示さず、そうじゃない人を愛す 彼女の省電力モードだ」との事。あぁ、確かに。なんだか納得です。

5/9攻撃だけでなく、親に起きた事も何もかもなかった事にできると言い始めたアンジェラも普通に考えれば相当イカれてます。どういう意味で言ったのでしょう、今後重要になってきそうですね。

アンジェラの部屋に泊まったエリオットでしたが、夜中に目を覚ましたアンジェラがエリオットを見に行くと、そこに居たのはミスター・ロボットでした。

ミスター・ロボットを見つめると、「すぐ着替えるから行きましょう」と言って着替え始めるアンジェラ。黒幕感すら醸し出されています。

「第二段階は終わったと?」「そう信じたはず」「ダーリーンを迎えに行く」「ダメよ、むしろ距離を置いて 裏口を閉めるのに加担した」とやり取りがあり、裏口が閉じられた事実を知り怒鳴るミスター・ロボット。

「エリオットが心配だ、常に足を引っ張る 存在する限り俺たちを止めるぞ」「なら別のことに気を向けさせる」と会話する二人。

はぁ…!そりゃそうかもしれません。親をE・コープに殺されたという復讐心。それが原動力となっているならアンジェラがより共感できるのはエリオットでなくミスター・ロボットで何の矛盾もないのです。な、なるほど…。

二つの人格と長い付き合いのあるアンジェラは、エリオットと違いミスター・ロボットの決して逸らされない視線で二人を見分けていたそうです。へぇ。

ミスター・ロボットとアンジェラが向かったのは、決裂したばかりのダーク・アーミーの男の元で、あまりの変わりように不審がる男に対し「お望み通り私が説得したわ、まだ文句がある?彼女への報告前によく時間をくれたわ」と誤魔化すアンジェラ。

内部に取り込むのは効果的だから悪魔コープで働かせると話し、次に潜伏中のタイレルとも再会します。

「分かってくれ、君は邪魔しようとした 我々が多くを犠牲にして作り上げた作戦なのに」とミスター・ロボット=エリオットに撃った事を謝罪するタイレルと皮肉を込めてそれを茶化したミスター・ロボットはまた手を組み計画を再始動させるようです。

アンジェラは、エリオットと違ってミスター・ロボットの人格に心を開いてはないようですが、『母親を殺したE・コープへ母の死の報いを受けさせる』事が望みでそのために計画に関わっていると話しました。

かなり大昔からかと思いきや、「ホワイトローズが私を目覚めさせてくれた」との事で、あの地下鉄拉致監禁質問責め事件から加担する方向に舵を切ったという事なのですかね。

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MR.ROBOT/ミスター・ロボット

▼次回、エピソード2

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