海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン4 2話ネタバレ感想

エピソード2『要支払い』”402 Payment Required”

あらすじ

エリオットとダーリーンの仲が復活。ドムがダーク・アーミーに適応。デウス・グループって何？その答えを知るのはプライス。

ネタバレ感想

ホワイトローズことチャンが投資グループを作り、世界中にインターネットやコンピューターを普及させ、今の便利すぎるが故に危険も紙一重なこの世界を作り上げていき民衆を支配していった様が説明されております。史実を絡ませているのが面白い。

投資グループ『デウス』の目標は、世界中の富豪や権力者と共に支配を確立し、利益のために世界を操作することで、チャンは各国の指導者や実業家などを次々と口説いていったのだとか。チャンにとって世界の支配など容易でアメリカは実験台に過ぎないとか壮大過ぎる陰謀論がワクワクします。

E・コープはこのデウス・グループ最大のフロント企業として成長を遂げていた？ようです。

チャンが数十億ドルをかけてワシントン・タウンシップの発電所の地下に建造したマシンとコンゴ民主共和国の併合が何かしらの計画の大きな土台となっているようで、これこそがデウスの唯一無二の目的だったと説明されております。

罠になっていたあの部屋に入ったエリオットは始末されるはずが、連絡を受けたプライスは何故かエリオットを助けます。敵だと思っていた悪魔・コープの代表に助けられた事を不可解に思い、過去の経験から考えて対価を求められるはずだと警戒するエリオット。

プライスは、エリオットの計画している強奪計画は失敗すると指摘します。「デウスがダーク・アーミーの資金源ならその金を奪えればホワイトローズを倒せる」と考えるエリオットですが、「デウスは鉄壁を誇る存在だ、彼女がそう作った」と教えるプライスに対し、ミスター・ロボットが「なら手伝え、E・コープはフロント企業なんだろ？あんたはそこのCEOだ、俺たちが手を組めば連中を倒せる」と大胆な提案に出ました。

銀行との連絡役の事を聞かれ、法務顧問でキプロス国立銀行も任されていたのはスーザン・ジェイコブスだと話すプライスになんとかスーザンと繋げてくれと頼むエリオットですが、その重要人物おたくの妹が殺しちゃってますよ…。

スーザンは行方不明な上、プライス自身はグループから追放されかかっている身で他には誰も知らないから協力しようがないと去ろうとしたプライスに「娘を殺されたのにか？」とそこまで周到に調べをつけているエリオットはさすがの手腕です。

アンジェラを殺された事すらビジネスの対価で必要悪だと目を背けるのかと痛いところを突き、デウスのメンバー全員を輸送が始まるまでの8日以内に一箇所に集めろとの無理難題を突き付けました。

エリオットの携帯に〈ドロレス・ヘイズ〉からの着信がありましたが誰ですか？今まで出てきましたっけ？このタイミングでのアクションがあるという事はこの人もまたキーパーソンになってくるのでしょうね…知りませんけど。

行方不明になっているサンティアゴの安否を確認するための聴取を受けたディピエッロさんは、サンティアゴをドラッグ・カルテルと通じていたスパイだったと〈ホートン捜査官〉に密告します。

支局長補佐に昇進したディピエッロさんはダーク・アーミーサイドの剥製師に連絡を入れ全てを報告しました。

ダーリーンから母親に関する訃報の連絡を受け、施設の私物を片付けに行ったエリオットとダーリーンはそこでエリオットのものだったウォークマンと母親が貸金庫を借りていたという書類を見つけます。

ダーリーンの話す「ホッとした、最低だけどそうじゃない？」という言葉と、それに頷くエリオットからは毒親に悩まされた過去が透けて見えるようで少し辛いものがありました。

母の死を喜びさえしているダーリーンと違ってエリオットは目を背けがちな複雑な感情があるようですし、反発と強がりを前面に押し出してはいたものの元から不安定なダーリーンも何か思うところがあるようです。

最低限の手続きを終えると、貸金庫の中身を知りたがりゴネるダーリーンに付き添いE・バンクに向かうも、支払いがなく連絡も取れずで120日の猶予期間を過ぎたために中身は処分されたらしく拍子抜けの結果に終わりました。

縋るものを失い苛立ちを隠せなくなったダーリーンは、アンジェラの死に対する兄の無関心な態度を涙ながらに責め始めます。

エリオットは「切り替えれてなんかない」と本音を話し、母の遺品に混じっていたウォークマンを開き『母の日おめでとう』と書かれたテープをダーリーンに見せます。

「母さんのじゃないのに、なんで聴いてたの？」と言うダーリーンに「自分も欲しかったのかも、寂しかったのさ」と返すエリオット。

再生されたカセットテープからは、幼い頃のエリオットとダーリーン、そしてアンジェラからアンジェラの母に向けて吹き込まれたメッセージが流れてきました。

ディピエッロさんは取調べ中に同僚から今すぐにニュースを見るべきだと言われます。

そのニュースでは中年男性の投身自殺が報じられており、同僚によればサンティアゴの件で聴取を受けたホートン捜査官だと言うのです。

嘘の密告を99.9%信じたはずだと報告したがために「100じゃなきゃ意味が無い」と徹底的なダーク・アーミーに消されてしまいました。

次期CEOを決めるにはデウスグループのメンバー全員から直接許可を得ねばならないと言うしきたりを逆手に取ったプライスは、CEOを辞任するとチャンに報告します。本気の捨て身です。

エリオットの携帯画面を覗き見てスーザンをハッキングしようとしている事を知ったダーリーンは、彼女のE・コインを最後に使ったのは自分で、彼女の家をf・ソサエティの基地として使っていたと打ち明けます。

その言葉だけでダーリーンがしでかした事を悟ったエリオットは怒りを露わにしますが、「ジェイコブスの情報を渡せ、彼女もダーク・アーミーだった ホワイトローズを倒す」とこちらも相当の覚悟を打ち明けました。

ダーリーンが手伝うと言い出すのを心配して関わらせないために隠していた訳ですが、こんな話を聞かされてダーリーンが黙って見るだけなんて訳がありません。たった二人だけになったf・ソサエティの残党としてまたタッグを組む事に。

ダーリーンが二ヶ月前に出くわしエリオットに話したというベラの再来の件で、エリオットもミスター・ロボットもそんな話を聞いておらず、第三の人格疑惑が浮上して参りました。

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