海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US　36歳、これからシーズン1　5話ネタバレ感想

エピソード5『スーパーボウルの夜』”The Game Plan”

あらすじ

スーパーボウルの日。早く子供の欲しいジャックは、それに否定的なレベッカと口論になる。ケヴィンは舞台のオーディションに合格したが、不安でたまらない。ランダルは妻から意外なことを告げられ…。

ネタバレ感想

アメリカ人って本当にフットボール好きですよね、海外ドラマではもちろん、旅行なんかに行っても至る所でフットボールチームのグッズを見かけました。国民的スポーツと言えば、という位置付けなのでしょう。

今回はそんなアメリカンフットボールにまつわる過去と現在です。

レベッカも例に漏れずフットボールファンのようですが、きっかけは一人で試合に熱中していた父の傍らでただ黙っていた母親のようにはなりたくないという思いからジャックにルールを教わったよう。

一大イベントであるスーパーボウル鑑賞中の真っ最中に「子供はいらない」発言をしたレベッカに引っかかり話し合おうとするジャックですが口論にしかなりません。

29歳のレベッカは子供なんて考えられなかったみたいですが、数年後に三つ子を育てる事になるなんて改めて人生はわからないものです。

あとケイトの歌のうまさは母親譲りだったのですね。

アポ無しでやって来て数日滞在する兄にいつ帰るのかと切り出すランダル夫婦に、自慢にしか聞こえないホテルのスウィートについて語り、自分にとってはそこが寂しいのだと白状したケヴィン。それを聞いたランダルが代わりに自分達夫婦が泊まりに行こうとウィリアムとシッター・マンに子守を任せて出かけて行く際に放った「1人は子供を捨てたことがある」というブラックジョークも最高です(笑)

スウィートルームで稀に見るはっちゃけぶりを見せたランダルですが、妻〈ベス〉からの生理が遅れてる発言で一気に消沈。

ドラッグストアで検査薬を買いながら、アクシデント的な妊娠疑惑に二人とも人生プランが壊れたとちょっとした口論にもなりますが、なんだかんだと向き合う気になれば結果は陰性というオチ。

ケイトは、フットボールの試合は大好きな父と一緒に見るのが幼い頃からの恒例行事で今もそうしたいのだとトビーに明かします。

やっと現在のジャックについて言及される時が来ましたが、予想通りジャックは亡くなっていましたね。「いつか会いたいな」と言って間髪入れずに骨壺が出てきたら反応に困りますが。

ケイト達はスーパーボウルの夜に出来た子らしく、その分余計に思い入れがあるのだとか。

ケイトはジャックよりも年下で回想の頃の夜なのか、また違った年のスーパーボウルの日に仕込まれたのか…流れ的にこの夜ですかね？

今回のエピソードでは、ケヴィンのアホっぽくも軽快なテンポで何度も笑ってしまいました。

子供達からセレブ審査員をやって欲しいとせがまれるところも、それをかわして本読みに付き合わせるためまずはウィリアムに「字は読める？」と聞いたりするところも笑えます。特に後者はケヴィンでなければ許されないようなデリカシーゼロ発言ですが、そのどストレートさが逆に気持ち良い。純粋な子供達に翻弄されるのも良い奴だからこそですな。

よく考えると複雑な関係の間柄ですが、ウィリアムに話を聞いてもらいながら現状を整理して行くシーンも良かったです。

ランダルの娘達に死や人生について話すケヴィンの語りの背景でランダルが亡くなったであろうウィリアムの少ない遺品を整理している姿は急過ぎてショックでした。

ただ、あえて死の瞬間を映さずランダルに語らせる事もなく、さっきまで穏やかに話していたウィリアムが死んでしまったと分かるよう表現している演出はただただ粋でした。

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから(シーズン1) SEASONS コンパクト・ボックス [ マイロ・ヴィンティミリア ]