海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US　36歳、これからシーズン1　8話ネタバレ感想

エピソード8『感謝祭』”Pilgrim Rick”

あらすじ

ジャック一家は今年もレベッカの実家で感謝祭を過ごす予定だが、母との折り合いが悪いレベッカは落ち着かない。車で出発したものの、途中でアクシデントに遭ってしまう。

ネタバレ感想

思いもよらない相手過ぎてレベッカの今のお相手がジャックの親友だったあのミゲルだと全く気が付きませんでした。まじか。しかも恋人ではなくしっかり再婚までして夫なんですね。

「太った彼は作れない」と宣言しながらも一緒にダイエットを頑張ろうとするトビーと付き合いはじめたケイトは、早々にトビーがダイエットから離脱し、不安定な状態に。

「我慢を強いるのは関係を悪くする」とデート中に好きなものを食べるよう言ったものの、目の前であんな風に食べられたらただでさえ我慢続きなのに苛々もするしそんな自分に情けなくもなるでしょう。そもそもトビーは遠慮もデリカシーもなさ過ぎです(笑)

どちらかの我慢が関係に悪影響を及ぼすならこの場合トビーがやりたいようにすればケイトが限界を超えて我慢しなければならない事になりますし、多大なるストレスでしょう。劣等感の塊のようでありながらそこから踏み出そうともがくケイトには些細な事でもその体重のように重くのしかかりそうです。

涙ながらに「距離を置きたい」と、トビーの事をいかに愛しているか、それでもこの関係は自分にとって今一番大切にしたい決意と裏腹な結果になるのだと話すケイトに「それは俺よりも大事なのか？」と気を悪くした風なトビーにズコーッとこけかけました。自分自分か(笑)

ノリノリの大興奮で感謝祭の料理の準備に勤しむランダルは普段とのギャップが素晴らしい。

そんな夫の脇でベスは秘密を抱えてしまい浮かない顔です。感謝祭に訪れたレベッカにかなりキツく詰め寄りますが、レベッカもレベッカでなかなか頑固者なのでどうなることやら。

ミゲルはあまり受け入れられていませんね、主にケヴィンから。

ケヴィンは芝居で夫婦役のオリヴィアを誘い連れて来るまでは成功したものの、気が強くハッキリしていて暗い過去もあるオリヴィアはケヴィンに心を開こうとはしません。

途中退場したオリヴィアが外の空気を吸っていたウィリアムに「死ぬのってどう？」と訪ねた時の答えが詩的な儚さ満載で淡々と言葉を紡ぐ姿に涙腺が刺激されます。

人生の美しいピースが自分の周りを舞っていてそれをつかもうとする感じだ

私の膝で眠ってる孫娘の寝息をつかみたいと思う

私のジョークで息子が笑うとその笑い声をつかみたい、息子の胸から響く音を

だがどのピースも動きが速くてつかめない

指先からこぼれ落ちてしまう

すると孫娘の寝息も息子の笑い声も形がなくなり、消える

さらにオリヴィアの家庭の事情を気遣いパイを差し出す小粋さを見せたケヴィンから逃げ出した経緯を全て見ていたウィリアムは「時間は限りないと思ってるだろうが違う、イキがるのはやめなさい人生を掴み取るんだ、若くて素早いうちに君も気づかぬうちに年を取る動きが遅くなり何もつかめなくなる君を思う男にパイを渡されたら礼を言うべきだ」と付け足し、ようやくオリヴィアは自分の気持ちに素直になり一歩踏み出せたみたいです。

元々母親と折り合いの悪かったレベッカが色々あった結果「二度と行かない」と啖呵を切ったその日から新たにピアソン家の伝統が始まりました。

当時のハプニングにちなんで感謝祭には5.5キロのハイキングと映画が伝統になっているというのは家族の思い出ならではな感じで良いですね。そりゃケヴィンもあの帽子を父親でもない後釜男に被らせたくないのも分かります。ただ今回ばかりは入植者リック役をミゲルに譲り彼を家族として受け入れたようです。オリヴィアとの事で心境の変化があったのかもしれません。

「ウィリアムにとっては最後の感謝祭になるかもしれないから」と、感謝祭に聴いていたというカセットテープを2時間もかけ家まで取りに行ったサプライズおじさんランダルは、テープを探している最中にある手紙を発見してしまいます。

自分の幼少期の写真が添えられたレベッカからの手紙が出てきた事で、実の父を知りながら隠していたという母親の裏切り行為を知り感謝祭のディナーの席で泣きながら激怒。

席を立ったランダルと入れ違いでお通夜ムードの場にやってきたケイトは「決めたの、胃のバイパス手術受けるわ！」と宣言(笑)

ランダルの家へ向かうために乗っていた飛行機が乱気流にのまれ大揺れし、死を覚悟した隣の席の女性が、人生は短いから浮気している夫と離婚すると決意したのを見て同じく道が開けたようです。

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから(シーズン1) SEASONS コンパクト・ボックス [ マイロ・ヴィンティミリア ]