エピソード1『規則』”Mandatory”
あらすじ
ホームカミング移行支援センターは、帰還兵が戦場での経験を乗り越え、市民生活に戻るための準備をする間、安全な環境を提供する。
ネタバレ感想
ジュリア・ロバーツ演じる帰還兵専門カウンセラー〈ハイディ・バーグマン〉がこのドラマの主人公となっております。
そして、タイトルにもある『ホームカミング』とは、『帰国移行支援センター』つまり帰還兵のための社会復帰支援施設のことだそう。
新たな入所者である26歳の〈ウォルター・クルーズ〉に施設の規則を読み上げるハイディ。
彼女が電話で話していた上司の〈コリン〉は、やけにデータを収集する事に拘っており、さらに『食事』に関する職員は給仕助手を含めて全員の経歴を調べておくようにとお達しが出ました。
この上司、かなり怪しい。無菌室?に居るらしいものの、その一帯が全く政府に関連しているような場所には見えず、治安の悪い闇地域のようにしか見えません。
ハイディがホームカミングで働いていた頃から4年が経過した頃、突如国防総省監察総監室の人間が彼女の働く寂れたダイナーに現れました。
〈トーマス・カラスコ〉とこの男の出現に戸惑いながらも、彼がホームカミングのプログラムに関するクレームの件を追っていると聞き、その話題を避けるような動揺が見られたハイディ。
トーマスからはウォルター・クルーズの名前も出ましたが、ハイディは「覚えていないの」の一点張りです。
彼が何故ここに来たか、という点で、ハイディの在籍時の施設に対するクレームがあったためらしいのですが、その一つに「退所を望んでも施設がそれを許さなかった」と明かされておりました。
序盤のウォルターへの規則説明で「施設への入所は強制ではない」と口頭で認めさせていた事が、より一層『何かある感』を助長させてきます。
30分足らずで見やすいわりに、しっかり作られていているためかチャチさも感じさせません。
過去と現在を区別する画面幅や寂しげな寒色の色調が印象的で、お洒落さすら感じます。音楽も悪くない。
衝撃的なインパクトや山場はないものの、きっと多くの伏線が張られているのだろう事は何となく分かりますし、一体ホームカミングでは何が起こっていたのか、これからの展開を楽しみにさせる匂わせは百点満点な第1話となっておりました。
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▼次回、エピソード2