第5話
あらすじ
誘拐されたフィービーを救うために警察が捜査を続ける中、犯人のホワイトから警察に電話が入った。フィービーと自分を取り換えるという条件を呑んだアイビーは、警察の厳重な包囲網の中、ついにホワイトと対峙する。
ネタバレ感想
40人の私服警官に見守られて約束の映画館へとモール内を歩くアイビー。
時間を見計らったかのように、映画の上映が終わり、見終わった客でごった返します。
しかしその程度でアイビーを見失い、フィービーを連れて身を潜めていたホワイトとアイビーが対面しているというのに誰も気が付かず、何か囁かれて無線を捨てて小走りにどこかへ行く彼女をどうして40人も居て誰一人見つけられないのか。イギリス警察無能過ぎやしませんか?
モール内という立地でありながら何故全出入口に予め捜査員を配置しておかないのか。正気の沙汰ではありません。
フィービーは一人エレベーターに乗せられて出てきたところを保護されますが、ホワイトもホワイトでアイビーが大本命とは言え、よく逃げ切る前に重要な手札を捨てる気になったな、と。逆に捜査撹乱の為にはフィービー解放が一番だったのでしょうか?
とにかくホワイトにまんまとしてやられる形となり、フィービーと引き換えにアイビーは再び彼の手に堕ちてしまいました。
その癖えらく遠くからはアイビーが乗せられたバンを目視で確認できたリサ(笑)その千里眼を最初から光らせておいてくれよ。
特大バンに対してセダンで車を止めさせようとするエリオットの無謀な足掻きもあっけなく砕け散り、リサもろとも車は吹き飛ばされてしまいました。
片足を複雑骨折して病院を抜け出し仕事に戻るエリオットには「足手纏いだから寝てろ」と言いたいのですが、どうせこのガッツ溢れる男が行き詰まった捜査の道を開くのでしょう。
上司の制止も無視してフィービーの聴取に潜り込んだ割には、掴んだ手がかりを上司に丸投げして急変したリサの元に向かうエリオット。原動力にブレが多くて見ているこっちは置いてけぼり気味になります。
アイビーに対する執着からもホワイトのヤバさが伺えますが、最終回にして初めて監禁状態での二人の生活や関係性が映し出され、従順なフリをするアイビーを素直に信じる様子はやっている事とは裏腹に精神年齢の幼さが際立ってゾッとさせられました。
なんとかおだてあげて無防備にし、奪った銃で反撃に出るアイビーですが、案の定弾は込められておらず事態を悪化させる事に。
心中をはかろうと火事を起こしたホワイトを振り払い、大爆発に巻き込まれる間一髪のところで家を飛び出したアイビー。
なんと同じタイミングで家族が駆け付けてくるというだけで、完全な自力とは…!
どうせあんな爆発を起こせば否が応でも救急や警察は駆け付ける訳ですし、エリオットの手に入れた手掛かりの意味とは…!
あれだけアイビーが「エリオットが助けに来る」と信じていたのに当の本人は捜査丸投げした後だなんて…!
いやぁ…結構ええぇ?と思う事もありましたが、なかなか面白かったのは確かです。詰めが甘い部分が多すぎるのと、どの人物にも感情移入しづらいという点で嫌いな人は嫌いかもしれません。一応助かってはいるもののハッピーエンドかと言われればそうでもないですし不完全燃焼なフワフワ感も残ります。
2016年3月27日に脚本のマーニー・ディケンズ (Marnie Dickens) は、1回限りのミニシリーズになることを意図していたため、2回目のシリーズはないと述べている。
Wikipediaより引用
という事で、続きはなく1シーズン5話で完結のようです。
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