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海外ドラマ≫≫The Wilds ザ・ワイルズ  ~孤島に残された少女たち~ シーズン1 8話ネタバレ感想

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エピソード8『16日目』

あらすじ

救助が近いと思い込み、羽目を外す少女たち。しかしシェルビーだけがお祭り気分になれない。その理由は彼女の過去にあった。

ネタバレ感想

島の上空を飛ぶ小型機は実験側の用意したものではなく、想定外の横槍だったようで、なんとか少女達が救助されてしまう前に自分達の手で移動させようと忙しくなっております。

こんな狂った実験を行うにはやはりドでかい資金提供をする変わり者の富豪がバックに存在する訳で、この辺りのしがらみも深く掘り下げていってくれれば面白くなりそうです。

パイロットが自分達に気付いてくれた事で、救助まで秒読みだと確信する少女達は残っていた食糧を贅沢に貪り始めました。

マーサは、ジャネットのリュックから出てきたTHCのグミを大麻だと知らずに3個も食べてしまい、お祭りムードな他のメンバーも次々と大麻を口にしていきます。

唯一、救助が近い事を悟ってから浮かない表情をしていたシェルビーは、信仰が行き過ぎているようにも見える自分の父親や旧友〈ベッカ〉の事を思い返します。

小さなローラのようにしか見えないシェルビーは、救助された後精神不安定になっているらしく、面談に坊主姿で現れた彼女に、どのタイミングで何があってそうなったのか地味に気になる衝撃が走りました。

同性愛は罪だと教えられてきた信仰と、自身の奥底にある感情との狭間で揺らぐシェルビーはこの島に辿り着く以前から既にその兆候があったようです。

ベッカへの気持ちが昂り親友である彼女にキスをしたシェルビーでしたが、その現場を父親に見られていたらしく、ベッカの両親を呼び「許しがたい」と問題にした挙句、娘に対しても侮蔑の目を向けるのみ。

タブーを冒してしまった罪悪感や孤独、そして両親から見放される事を恐れたシェルビーは保身のために、ベッカから無理矢理キスされただけでこれまでもこれからももう二度とあんな間違いは起こらないと嘘に塗れた誓いを立てたのでした。

抑圧とは恐ろしいもので、その後も気の動転から責任を擦りつけ親友を真正面から侮辱したり、あまりに強大で絶対的な何かを恐れるシェルビーはヒステリックで攻撃的な狼狽え方を見せます。

自分からキスしておいて散々彼女に抉るような言葉を浴びせかけ、捨て台詞のように言った「二度と私に近付かないで!」という言葉が本当の最後の言葉になるとも知らずに。

ミスコンの楽屋で派手に着飾り出番を待つシェルビーに、ベッカが車の中で自殺を企て搬送後に息を引き取ったという訃報が知らされます。

皆にとって日常生活に戻れるかもしれないという希望は、シェルビーにとって罪深き現実世界への強制送還でしかなかったようです。

受け止めきれずに目を背けてきた過去を否応無しに振り返る事となったシェルビーはついに半狂乱に陥りブラシの通らない髪を近くにあったハサミを使って自らザクザクと切ってしまいました。その様子はレイチェルやリアですら引かせるレベルのTHE半狂乱で、面談で話す一見落ち着いて見える彼女の様子にもどこか恐ろしい不安定さが垣間見えます。

自分に話をさせたければリアに会わせろとFBIを名乗る男二人にタンカを切ったシェルビー。それに対し、意外にもすんなりその条件を受け入れて付き添いの元二人を再会させるのには何か意図があるのかどうか。

既に何かを確信しているシェルビーは、男達にバレないようハグをしたリアの背中にメッセージを忍ばせました。

 

『協力者』のハッカーを使って飛行機のGPS情報を書き換えさせ、救助要請が出ても全く別の島に行き着くよう裏工作をしたグレッチェン。実験に携わる部下達にすらその『協力者』が殺し屋で、パイロットを殺させたのではないかと疑われる彼女はやはり相当なイカれ女に違いないのでしょう。

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▼次回、エピソード9

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