エピソード9『22日目』
あらすじ
少女たちに餓死の危機が迫る。マーサは食料を手に入れるチャンスを得るが、実行するためには葛藤を乗り越えなければならなかった。回想シーンではマーサの過去が描かれ、幼少期のトラウマが原因で困難に正面から立ち向かえなくなったという事情が明らかになる。一方、遭難に対するリアの疑惑はどんどん膨らんでいく。
ネタバレ感想
墜落事故から22日目、飛行機のパイロットに気付いてもらい救助を確信したあの日から6日が経った頃、既に食糧は底を尽きていました。
いつも穏やかでポジティブな先住民のマーサにも複雑な過去があり、幼い頃トランポリンから落ちて障害を負いながらもリハビリの先生との二人三脚の頑張りで得意なダンスでのコンテストに出場するまでに回復したマーサ。
しかしある日、神妙な面持ちの母親に連れ出されます。固い信頼で結ばれた〈ドット先生〉が少女虐待で訴えられ、7〜8人の少女達が被害に遭った事を認めており、マーサにも話を聞きたいと言うのです。
リハビリが続かなかった子達の逆恨みによるでっち上げだと頑なに認めなかったマーサでしたが、先生が数々の容疑で逮捕されたニュースを見ると法廷での証言を決意します。…が、その内容がどんな物だったのかは触れられませんでしたが、どうやらマーサは偽証したらしいのです。
人の良い所しか見ず、とにかく平和主義というのもまた度が過ぎると自分すら守れない弱点になり得ます。
いつもおとぎ話の世界に逃げ込み現実から目を背けるマーサの癖は、無人島で餓死と隣り合わせの状態になっても続き、動物のフンを見つけて生き延びるために狩りをするのだというシェルビーとトニに反対するに留まらず、見つけた生き物を追い立てて逃してしまうマーサ。
ただ、極限状態に陥ったマーサが自らの手で生き物を撲殺する様子はかなり狂気的で、本来の自分とはかけ離れた行動での乖離がモロに出ておりました。それこそ生きるため、食のため、とは言えない殺し方です。
シェルビーとトニは森の奥でライチを見つけ貪り食った勢いで再び距離を縮めていきますが、さながらアダムとイヴのようでしたね。
そしてそして、ラストには深夜森の中で本部に現状の危険性を報告するノラの様子を発見してしまうリアの姿が…!
もう一人くらい内通者が居てもおかしくないなとは思っていましたが、ドットはその数に含まれておらず、スケープゴートだった説が濃厚な展開です。
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▼次回、エピソード10