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海外ドラマ≫≫ウォーキング・デッドシーズン10 7話ネタバレ感想

蘇る記憶

第7話 蘇る記憶(Open Your Eyes

あらすじ

アレクサンドリアでは感染源が不明の病気がさらに広まり、大勢の住民が苦しんでいた。患者の共通点が見当たらず、トラウマに苦しむセディクはさらに追い詰められていく。

ネタバレ感想

暴走を続け、いよいよ独断で越えてはならない一線を越えてしまったキャロルの立場が危ういものになってきています。キャロルを支えるあまり、その暴走に加担する事になってしまったダリルもまた微妙な立場です。

捕虜と顔見知りのリディアから、彼らを洗脳する母親が唯一恐れるのはこの町のような環境があるとウィスパラーズが知ってしまいそれが伝染してしまう事だと聞いたキャロルはやる気満々だったであろう拷問作戦からパンとジャム各種を取り揃えたモーニングを使った資源の豊かさアピールで陥落させる作戦に切り替えます。

捕虜のくせに遠慮知らずなこの男、数年ぶりに口にするであろう文化的な食事を前にして良い表情しやがる…と思いましたが、アルファの洗脳はなかなかに強固であっさりと拷問大作戦を敢行するキャロル。あくまでも『大群の居場所を吐かせるため』のはずが、個人的な恨みが募り過ぎて復讐まがいのやり方にダリルまで乗っかるんかーいと思いきや、ここで敵の良い情報を思わぬ形でゲット。

アルファを盲信する彼等の根幹には、『仲間のために自分の娘すら殺して犠牲にした』という前提がある事を知り、こうなってくれば生きてこの町に居るリディアの存在を握るアレクサンドリアがかなり優位に。

急いで彼女の存在を知らしめる事でアルファの裏切りを突き付けてやろうとするキャロルに対し、ダリルは「リディアを巻き込むな」とそれを制します。

結局リディアを会わせるか否か以前に、深夜急変した男は駆け付けたセディクとダンテの治療を受ける間もなくそのまま死んでしまいました。

ダンテが持っていた薬草の入った瓶を見て「これを与えたのか?君が殺した…!」と中身が毒性のある植物『ツガ』だと教え愕然としながらダンテを責めるセディクでしたが、こちらもまた愕然としながら「君に渡された…」と返すダンテ。

PTSD感染症患者の対応に追われ疲労困憊していたセディクですがまさかそこからのミスが切り札にもなり得る捕虜の死に繋がるとは…。

知る由もないとは言え、床に臥せる感染症患者達の容態が悪化するたびに、その原因である汚染された水を飲ませてやっている姿もあわさって今のセディクは負のスパイラルを巻き起こす死神のようです。

気にかけていた患者の〈シェリル〉も亡くなり、PTSDここに極まれり、という精神状態に陥ったセディクは町の中の川にダイブ。それを助けたのがこれまた感染症を発症しているはずのロジータというのは現実的に無理があり過ぎるだろ、と突っ込んでしまいました。免疫力も体力も弱り切った状態で大の大人を水の中から助けてくるとは…元気過ぎるだろ。

涙ながらに目の前で大切な人を殺されたトラウマを語り、さらには医者としての自分に対してもどんどん増えゆく患者を見て自責的になっているセディクなのですが、「くだらない、克服しなさい」と一喝するナチュラルボーン女王様ロジータ。初めて彼女の彼女らしさがある意味役に立った瞬間だったかもしれません。慰めの言葉すら高圧的だなんてもはや一周回って好感度が上がってきた気がします。

そしてここにきてようやく感染症の原因が水かもしれないと気付くのでした。

 

ガンマはアーロンを使って町に入り込むのかと思いきや、境界線越しにのほほんと世間話をしながら情報を集めようとするだけだったわけですか。

結局毎日パンを焼くという町の様子に驚いたり、妹の事を思い出させられたりと不安定になりながらもそれを敏感に察知したアルファに気を引き締められ、ついにアーロンに襲いかかるも、そこへ絶妙過ぎるタイミングで現れたキャロル。そして何も知らないままにキャロルに連れられてやってきたリディアの姿を見るなり、ガンマは絶対的な存在だったはずのアルファ像が崩壊しパニックのまま走り去って行きます。

なんのこっちゃ分からないリディアに対しここでようやく「あなたは死んだと思われてる」とキャロルが話し、「私を利用したのね!ママと一緒よ」とどちらにもつかず一人で生きて行くと言い張り境界を越えて姿を消してしまいました。

ガンマがスパイになるのだと思い込んでおりましたが、スパイ?はもう町に入り込んでいたとは。

惨殺事件を目の当たりにした時のトラウマが蘇るセディクでしたが、その際自分を押さえ付け無理矢理目を開かされていたウィスパラーズの男の癖で、舌を鳴らす音と同じ音を出すのは怪し過ぎるほどにフレンドリーだったあの男、ダンテです。

ようやくダンテの口元を見てセディクのトラウマがフラッシュバックしていたシーンの謎が伏線回収されました。なるほど、セディクの中では無意識下でダンテとウィスパラーズが繋がっていたのか。

という事は捕虜を殺したのも口封じのための故殺だったのか…?しかしベータでさえ知らされていなかったリディアの生存を目の当たりにしているはずなのにそれでもなおアルファを盲信しているのか、もしくはウィスパラーズを捨てて文化的なアレクサンドリアで生きていくために自分の正体を知られるのは不味いという事なのか…とにかくギリギリで気がつくも反撃できずに締め上げられたセディクはまさかあのまま死んでしまったのでしょうか?生きろ、セディク。

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▼次回、エピソード8

axxi.hatenablog.com

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